イングリッシュブートキャンプ:由美です。
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ある通訳の方のブログで、通訳という仕事の大変さについて、書かれていました。
ビジネス通訳をしていて大変なのが、こちらが訳したことを、理解してくれないことです。
たとえば、相手(外国人)が要求していることを、ちゃんと伝えたとしても、
「いやいや、そうではない、相手はこう言っているに違いない」と、手前味噌な解釈をし、
自分の都合のいいように、取ろうとしてしまう。
これは、圧倒的に日本のオジサンに多い(苦笑)
いや、そうじゃないんですよ、こうですよ、と訳者がいくら言っても、
「おたくは素人だから、わかってないんだよ」と、一向に耳を貸さない。
わかってへんのは、己のほうじゃ!と思っても、それが上司だったりすると、言えません。
で、結局、コミュニケーションがまったくスムーズに行かず、無駄に時間がかかるんですね。
10分で済むことが、結局何時間(下手すると何日)もかかって、
「せやから、最初から違う言うてるやろが!人の話を聞けよ!」と思っても、
大抵の場合、ミスコミュニケーションを、訳者のせいにされておしまいです。
英語ができないオジサンサラリーマンや、自称“仕事のできる”ビジネスマンに、
この手のタイプが、本当に多いのです。
彼らはきまって、こう言います。
英語なんてできなくてもいい、仕事さえできればそれでいい、言葉は通訳を雇えばいいんだ。
本当にそうでしょうか。
通訳を雇っていても、訳者の説明を聞かずに、無駄骨ばかり折るんですよ。
で、こういう人たちのいる職場環境だと、語学のできる人は、何でも屋として利用されます。
そして、決まって彼らは、こう言うのです。
あいつは英語屋だ、英語はできるけれど、それだけ。
でもね、その“それだけ”の人の力を借りないと、何一つ事が進まないんですよ。
商談のひとつもできない、ネイティブに話しかけられると、簡単な挨拶も返せず、
妙に卑屈な態度になったり、へらへら笑ってばかり。
その結果、日本人の評判を落とすばかり。
でもそういう人に限って、通訳を軽んじる傾向があります。
あなたが大統領なら、それでもいいでしょう。
大スターなら、母国語しかしゃべれなくても、問題はありません。
なぜなら、みんながあなたと話したい、あなたが思っていることを知りたいと、切望するから。
あなたが英語を話さなくても、相手は必死になって、あなたの考えていることを、
探ろうと努力してくれます。
あなたが、唯一無二の重要な存在ならば。
冷静に考えてみてください。
大統領や大スターになるために努力するのと、英語をマスターするのと、どちらが簡単か。
どちらが、早いと思います(笑)?
答えは、火を見るより明らかですね。
企業通訳は、本当に大変です。
こういう、本末転倒なオジサンたちの、お守役も兼ねているからです。
フリーランス通訳だと、まだもう少しましですが、それでもこの手のストレスは、
どこに行っても付いて回ります。
特に、あなたが若い(30代とか)女性だったりすると、
英語ができないオジサンの、コンプレックスを、真正面から刺激することになるので、
ものすごく大変な目に、あったりすることも、少なくありません。
日本国内で、通訳として仕事をするには、この手の問題は避けて通れません。
なので、単に言葉・文化の懸け橋になる、という役目だけではなく、
相手を教育していく、という部分も多分にある、と思っておいた方がいいです。
人間が好き、面倒見がいい、人のお世話をするのが好き、というタイプの人でないと、
なかなか続かない仕事です。
通訳を目指す人は、このことを心の端に、置いておいてくださいね。
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通訳という仕事の難しさ
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話題提供いつもありがとうございます。そうですね当地でもちうざいおじさんたちはそういう考えの方が多いです。確かに。瞬時に双方の言語を双方に置き換えねばならない瞬間の判断と語彙は精神的に疲労します。でも大切なのはだらだら会議ではなくそうして相手へいかに用件を具体的に伝え、返答によってはこうしようと述べること、念頭において通訳を使う人が果たしてどれだけいるか。。
おかげさまで同時通訳の端くれになっておりますが(汗)現場ではまさにおっしゃるとおりの擬態です。でも己が始めてきたときの事を思えばいかに的確に伝えるかの緊張感は自分の肥やしになっていると自負してます。人のコミュニケーションのとりなす意味が深い仕事だと思います。まだまだべんきょー!
楽しい話題をありがとおお!
ちーん
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僕も通訳の経験は何度も有りますが、日米の文化の違い、感覚の違い等でただ単に訳すだけでは駄目と言う事は分かります。しかし僕の場合は自分のビジネスにおいての通訳なので商売を100%理解しているので「日本ではこうだから、この方はこう言ってます」という感じで通訳したり自分の意見を交えたり余計な事は省略したり出来ますが、プロの通訳(部外者)の場合はそう言う訳にもいかず正確に訳す事が仕事なので凄く難しいと思います。
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>アメリカいい女一代記mochimooさん
やはり、そちらで住んでいてもそう言う方って、いるんですねぇ。
アメリカにいてもドメって、どういうことなんでしょうね。
本当に不思議です。
国内は、そこが本当に大変です。
でも、モッチーさんは同通されてるんですね。
すごいなぁ。
これは、並大抵ではないですよね。
尊敬いたします~~~
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>masaさん
自分のビジネスや、フリーランス通訳はまだ全然マシです。
多少は強気に出られますから。
フリーランス通訳の場合、しがらみがありませんので、
あまり嫌われるようなことをすれば次の仕事に繋がらないというリスクはあっても、
もうこの人たちとは二度とごめんだとこっちが思えば、割り切れます。
でも、会社に属している場合(いわゆる社内通訳)は、本当に大変。
試練の連続ですね(^_^;)
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使いこなせる人は交渉相手の目を見て日本語で喋ります。 駄目な人はこちら(通訳)に喋ってきます… オイオイ! って感じ。
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>Markさん
ああ、わかりますぅ~
まさにそうですよね、オイオイ!ってなりますね(^_^;)