深津絵里さんが、モントリオール映画祭で最優秀女優賞を受賞しましたね。
「悪人」という映画だそうですが、なんか怖そうな、面白そうな感じがします。
深津さんというと、一度だけ舞台を見ましたが、素晴らしい女優さんだと思いました。
こうして、日本人がどんどん世界で活躍するのは喜ばしいことです。
やっかみで足を引っ張るようなやからも出てくるでしょうが、相手にせず頑張って欲しいですね。
ハリウッドなど世界のひのき舞台で活躍する日本人を、同胞であるはずの日本人が応援しない、
どうせ成功なんてするはずがないとこきおろす、これは醜悪きわまりないですね。
先日も、某女優さんがハリウッドの監督と交際しているというニュースに、
コメント欄が罵詈雑言の雨あられ状態で、情けない気持ちになりました。
ジャーナリストの常岡浩介さんが解放されて無事に帰国したというニュースにも、
危険な場所に勝手に行ったんだから自己責任だとか、
そんな自分勝手な人間の救助に血税が使われるなんて許せないだとか、
なんどもおぞましいコメントがいっぱいついていて、
日本人の民度の低さに、あらためて悲しい気持ちになったものです。
外に出て行く人たちを応援しようという土壌がないと、日本はダメになってしまいます。
本当に、情けないですね。
私は、英語はあくまでも違った文化や価値観を知るための手段だと思っています。
もちろん、英語に限らず外国語にはすべからくそういった意味が含まれるかと。
これから新たに外国語を勉強するのであれば、英語の他に中国語なんかもやるといいかもしれません。
ただ、英語ができないのに中国語だけできても、ビジネスにおいてはあまり有効ではありません。
あくまでも、英語が必須、その上で第2外国語として何か他の言語を習得する、というのでなければ意味がない。
そう思います。
ところで、いまだによく聞かれるのが、「聞くだけで英語が話せるようになる学習法」についてです。
聞き流すだけでいつの間にか英語脳になる。
そんな学習法が本当に有効なのであれば、これほど楽なことはありません。
以前も、このブログで何度か書いたことがあると思いますが、
一般的な教育を受けてきた成人が、外国語をただ聞き流すだけで理解できるようになったり、
あまつさえ話せるようになどなることはまずありません。
もちろん、聞かないよりは聞いたほうがいい。
日本で住み、日本人の恋人や友人と付き合い、日本企業に勤めている人にとって、
英語を聞く機会は自然には訪れません。
自分で作り出すしかないのです。
まず、一人になる時間を作ることが大切です。
そして、一人でいる時は、周りすべてを英語にする。
テレビもラジオも音楽も全て、英語のものしか見ない、聴かない。
これは簡単そうにみえて、意外と大変なんですね。
私なんかは、基本的にドラマも音楽も海外のものしか興味がありませんから、
家で海外ドラマを見、洋楽を聴き、FMを聴いていたら、
自然と英語がデフォルト状態になりました。
ただ、それだけだと「聞き流すだけの英語学習法」とたいして変わりがありません。
ぼんやりとドラマを見たり音楽を聴いたりしているだけでは、英語脳にはなりません。
何度も言うようですが、
語学には必ずインプットという作業が必要なのです。
知らない言葉を何度聞いたところでわかるようにはなりません。
まずは、語彙力をつけなくては、意味がないのです。
その時間や手間を惜しむ人は、永遠に聞き流すだけで終わってしまいます。
それと、私が個人的にこれは効果があったと思う学習法は、recitation(暗誦)です。
以前もポーの詩(アナベル・リー)を取り上げた時に書きましたが、
文章を丸暗記し、発音やアクセント、抑揚までも真似るというのは、
語学習得において大変有効です。
こういう地道な作業をする時間を、1日1時間取りましょう。
ポイント1. 1日3時間勉強する時間をあてる。
ポイント2. うち、1時間はこのインプット&暗誦にあてます。
ポイント3. 残りの2時間で海外ドラマを見たり音楽を聴いたり、多読をしたりする。
半年続けると、目に見えて効果が表れてくるはずです。
それはたとえば、聞き取れる率が上がる、ふと思いついたことを英語にできるようになる、
といったようなかたちで現れます。
そうなると、英語脳へ一歩近づいたことになります。
語学習得は、その繰り返しです。
一歩一歩、まっすぐな道ではなく時には遠回りしつつ、山あり谷ありの道を進む。
覚えるだけでも、聞き流すだけでもダメなのです。
どちらもバランス良く取り入れる。
これがポイントです。
ぜひ、やってみてください。
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