よく、どうやって英単語を覚えるんですか、という質問を受けます。
単語を覚えることは、語学の基本です。
何度も言うようですが、知らない単語を何度聞いたところで、意味がわかるようにはなりません。
もちろん、全ての単語を知ることは不可能です。
それは、母国語でも同じ。
私たちは全ての日本語単語を知っているかというと、そんなことはありませんね。
新聞や小説を読んでいて、知らない単語が出てくることはしょっちゅうです。
それでも、前後の文脈で推測するか、わかんないけどまあいいや、とスルーするか。
これは英語にも当てはまります。
ただし、そのためにはある程度の語彙力、構文力が必要なわけです。
基本的な単語やイディオムを知らないのに、
前後の文脈で推測することなどできるはずもありません。
一般的に、日常会話に必要な単語は1,800語くらいだと言われています。
そこには、I、do、goといったような超基本語彙も含まれますので、
新たに覚えなくてはいけない単語というのは、実質もっと少ないはずです。
ただ、英語にはイディオムと呼ばれるものがあって、
それら単語の組み合わせを知らないと、一語一語は理解できても、
全体的な意味がわからない、ということになります。
なので、イディオム(take care of、get upなど2語以上の組み合わせ)も覚えましょう。
それから、英単語を覚える時のコツとして、
グループで覚えるというのがあります。
たとえば、
compare(比較する)
という動詞を覚える時、同時に、
comparison(比較)
comparative(相対的な)
といったように、名詞や形容詞も一緒に覚えるのです。
他にも、
possible(可能な)
impossible(不可能な)- possibleの対義語
possibly(もしかすると)-副詞形
と、一緒に覚えてしまうと、一度に3倍語彙力がつくことになります。
人は、バラバラのものを覚えるよりも、
関連のあるものをまとめて覚えるほうが記憶に残り易いので、
ぜひトライしてみてください。
ちなみに、コアとなる部分に決まった意味がある接頭語があります。
たとえば、
trans
というのは、移動して、間を通って、という意味のある接頭語です。
そこから、trans~というかたちで色んな意味が派生していきます。
transfer 移動する、転勤する、乗り換える
transport 輸送する
translate 翻訳する
transact 取引する、処理する
transcript 複写、転写
transit 通過、横断する
transform 変換する、返信する
transsexual 性転換(した人)
このように、イメージを描くことで単語を覚えると、忘れにくいのでおススメです。
ちなみに、hemoという接頭語は、血液に関する意味を持つのですが、
たとえば、ヘモグロビン(hemoglobin)などがその代表ですね。
で、私がいつも間違えてしまうというか、混同してしまうのは、
hemorrhageとhemorrhoidです。
hemorrhageとは、脳溢血などの深刻な大出血のことを意味します。
それに対し、hemorrhoidとは痔のこと。
でも、発音が似てるんですよ。
おまけにどちらもhemoがつくために、いつもどっちだったかわからなくなる(爆)
あの人、脳血栓で病院に運ばれたんだって、と言うところを、
あの人、痔で入院したんだって、と間違えて言ってしまったことが数回あります(笑)
かなり危ないらしいよ、大丈夫かな・・・と言ったら、
え、痔でしょ?大丈夫なんじゃないの?と返され、
何言ってんの、命にかかわるかもしれないんだよ!
なんて言い返しては、相手に「?????」という態度を取られました(爆)
ちなみに、私の友人(帰国子女、男性)は、不眠症と不妊症をいつも間違えます。
「俺、最近不妊症でさぁ・・・」って、
あなたはどう頑張っても不妊症にはなれないから!といつも大爆笑です。
なんだか話が逸れてしまいましたが、単語を覚えるコツ、でした♪
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効率的な単語の覚え方
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脳溢血と痔って似ても似つかない単語なのにね、日本語だと。
でも、これって会話でそんなに出てくる単語かね?
あの人痔だよ、とか、脳溢血でね・・・なんてあんまり言わないような。
そんなことない?
間違って覚えてしまったものって、後から訂正するの大変だよね。
私はいまだに二の舞を踏む、って言っちゃうの。
あと、青田買いとか。
言葉って難しぃーーーーー
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>よ!さん
確かに、そんな頻出語ではないよね。
でも、私の周りではたまたまかもしれないけど、割と出てくる語彙なのよ。
他にも、糖尿とか痛風とか、この手の話題は頻出。
年取ったってことかしら(笑)
日本語でも間違って覚えちゃうことってあるよね。
私も、気をつけてるつもりだけどいっぱいあるよ。
言葉って難しいけど、だからこそ面白いんだよね!
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でも間違えたら良いんですよね
間違えたことが、刺激になって、海馬が働き、記憶するのがメカニズムです
覚えて長期記憶になるまでには何回も間違えるしかないんです
間違えることこそ覚える近道なり
これが記憶の重要な点です
間違えるのが怖くては記憶はできません
ある程度の負荷が脳には必要です
でも過負荷はよくないんですよね
絶対忘れるわぁ、と思ってやったけど、もう無理!!って思って諦めると、以外に覚えていたりします(笑)
面白いんですよね
人間の脳って
というか人間が面白いんです
不思議の塊です
英語もある程度の負荷がないと覚えれませんが、この微妙なある程度が一定期間かかるとうそのように伸びるはずなんです
分かっていても、なかなかその負荷がかけれないのが伸び悩む私です。。。
が、諦めないところがいいところです(笑)
間違う事を恐れず、のんびりでも毎日触れあって、とれる時間の中で努力はしています。
いつもその僅かな刺激や負荷に御協力頂いていますので助かります。
今後とも宜しくお願いします。
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>Michyさん
脳のメカニズムって不思議ですよね。
母国語を操る部分と、習得して話すようになった外国語を操る部分は違うらしいです。
つまい、バイリンガルの人は、脳の同じ個所で2つの言語をさばいているけれど、
後天的に学習によって習得した言語を話す人は、
脳の2か所を使っているということになるんですね。
ある程度の負荷がないとなにもできないのは、
語学に限ったことではないですね。
何事も、やっぱり地道にやることが大切なんでしょうね。
いつもコメント、ありがとうございます♪(゚▽^*)ノ⌒☆