イングリッシュブートキャンプ:由美です。
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最近の映画は、原題をそのままカタカナに、というパターンが多いですが、
かつては、原題とは別に邦題がついていたものでした。
というわけで、「その邦題、どうよ?」と思うものを、選んでみました。
十数本挙げましたが、多分に私の主観が入っています。
そのあたりはご容赦を。

まずは、邦題がダサい、センスがない!!と思うもの。

When Harry Met Sally  恋人たちの予感

これ、fake orgasmのシーンを以前紹介しましたね。
メグ・ライアンが、ロマコメの女王の地位を確立したと言っていい代表作。
ハリーとサリーの出会い、ということなんですが、
邦題が古臭く、なんか面白くなさそうなんですよねぇ。

Sleepless in Seatle  めぐり逢えたら

これまたメグ・ライアンのロマコメ。
お相手はトム・ハンクス。
なんていうか、やっぱりダサさは否めないタイトルですね。
演歌のタイトルみたいで、どうも私は生理的に受け付けないんですが・・・

今は、シアトル=シアトルマリナーズ、スタバの本拠地、という感じで、
シアトルという街の知名度が、日本人の間でも高くなりましたが、
この映画がリリースされた当時は、シアトルはマイナーだったんですよね。
だから、敢えてタイトルから外したのでしょう。
これがニューヨークとかロンドンだったら、きっとタイトルに入れていたと思います。
まあ、時代ですねぇ・・・

お次は、これじゃあ意味わかんないよ、というものです。

Saving Private Ryan  プライベート・ライアン

これではまるで、プライベートなライアンさん、ライアンさんの個人的なお話、
みたいになっていて意味不明(笑)
“Private”というのは米軍兵士の階級です。
ライアンという兵士を、助けに行くお話なんだから、
「ライアン二等兵」とかなんとか、意味の通る邦題にすべきだったのでは?

Kramer vs. Kramer   クレイマー、クレイマー

これも、意味不明ですね。
クレイマー夫妻の離婚劇、つまり、クレイマーさん(夫)対クレイマーさん(妻)
ということなのに、タイトルからは内容が想像できない。
クレームをつける、モンスター客かなんかのお話かな、なんて思った人もいたのでは。
それでも大ヒットしたのは、語呂がよかったからでしょうか。

The Bourne Identity  ボーン・アイデンティティー

確かに、アイデンティティーという言葉は、日本語化してはいるよ、してはいるけど、
でも「ボーン・アイデンティティー」だと、なんのこっちゃわからないでしょ?
と、思うのは私だけでしょうか。
これ、ジェイソン・ボーンという殺し屋が、記憶喪失になったことで、
自分の正体が何ものなのかを、見えない敵と戦いつつ探していく、というお話。
もうちょっと、内容がわかるタイトルにすればよかったのに・・・と思う作品です。

What Lies Beneath   ホワット・ライズ・ビニース

おいおい、翻訳せえよ!!!と言いたくなるタイトルです。
ホワットはないだろう、ホワットは(苦笑)
しかも、ライズもビニースも、カタカナ英語(和製英語)にすらなってないという・・・
これじゃあ、なんのこっちゃさっぱりわからんよ。

実はこれ、スリラーなんですよ。
ハリソン・フォード演じる愛妻家の大学教授が、実は恐ろしい男だった、
偽りの夫婦生活の裏側に潜む真実、ということなんですけどね。
あと、彼らが住む家は、湖畔のほとりにあって、
これ以上書くと、ネタばれになるので控えますが、
その湖の底(beneath)に、横たわるものは・・・
というのと掛けていて、原題は非常によくできているんです。
もっと、それらしいタイトルをつけても、良かったと思うんですが。

次は、二匹目のドジョウ狙いのタイトルです。

ヒットした作品と、似たタイトルをつけることで、
ついうっかり騙されて見てしまう、というのを狙ったこすいやり方(笑)

Runaway Bride   プリティ・ブライド

言わずと知れた、リチャード・ギアとジュリア・ロバーツのラブコメ。
プリティ・ウーマンが当たったものだから、それにあやかって。
次もヒットしてくれないかなぁ~という、
興行主のセコい思惑が、ぷんぷん臭ってくるタイトルではありませんか(笑)

The Whole Ten Yards  隣のヒットマン 全弾発射

これも酷い。
ブルース・ウィリスが、殺し屋を演じたコメディーですが、
パート1の原題は、The Whole Nine Yards、
まさか、パート2が出るとは、思っていなかったのでしょう(笑)

Dead & Buried   ゾンゲリア

一時すごく流行った、スプラッター映画の走りですね。
当時、ゾンビとサンゲリアという映画があったので、
それを足して作った、というのがばればれなタイトル(爆)
ここまで来ると、いっそ清々しささえ感じるのは、私だけでしょうか。

最後に、「なんで日本語にせえへんの?」というのを、上げたいと思います。
既に日本語訳がついている作品なのに、敢えてそのまま、カタカナのままにするのは、
いったいどういう意図が、あるんでしょう???という映画ですね。

Mission: Impossible   ミッション: インポッシブル

はい、「スパイ大作戦」ですね。
リメイクとはいえ、なんでわざわざ、長ったらしいタイトルにしたのか。
インポッシブルという単語は、ギリギリ日本人でも知ってるかなぁとは思いますが、
でも、「スパイ大作戦」のままで、よかったんじゃん?
と思ってしまった私です。

Pirates of the Caribbean: The Curse of the Black Pear   パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち

これも長い!
っていうか、これ、ディズニーのアトラクションは、「カリブの海賊」でしょう?
同じなんだから、映画も「カリブの海賊」でいいやん。
パイレーツ・オブ・カリビアン、とわざわざしなくてはいけない、
なにか政治的な事情でも、あったのでしょうかね。

第2作目の「デッドマンズ・チェスト」も酷い。
そのくらい訳そうよ!と、どうしても思うんですよねぇ・・・

Alice in Wonderland  アリス・イン・ワンダーランド

こちらもディズニー、でもってデップ(ジョニー)主演。
なんかそういうのが、関係してるんでしょうか。
「不思議の国のアリス」では、なぜいけなかったのでしょう?
どうも、違和感を感じてしまう私です。

番外編:発音どないかせえよ!

英語をそのまま日本語にしてるんですが、如何せん、発音が和製英語になっている、
という非常に残念なパターン。
このせいで、日本人のカタカナ英語化に、拍車がかかってしまうんですね。
英語学習者にとっては、憎っくき存在です。

The Matrix   マトリックス

“matrix”の発音は、「メイトリックス」です。
マトリックスじゃありません。
これ、何度言っても、なかなか治らないんですよ。
すでに脳内に「マ」という音が、刷り込まれてしまっているんですね。
刷り込みって、やっかいなものです。

以上、それってどうよ?と思う、洋画の邦題でしたo(^-^)o

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