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どうして英語をやらなくてはいけないのか。
英語を社内公用語にするなんて反対!許せない!
というような声をネット上などで見かけることがあります。
このままでは日本は外国に侵略されてしまう、もっと目を外に向けないかん!
と開国を謳う坂本龍馬のお話が大人気であるにもかかわらず、
依然として現実の人々の心は閉ざされたままという、
日本人らしいダブルスタンダードですね。
龍馬ブームに浮足立っているような余裕は、今の日本にはないというのに。
ところで、なぜ英語を習得する必要があるのか。
そう尋ねられた時、あなたはどう答えますか?
これから書くことは、全て私の実体験です。
くれぐれも誤解しないでいただきたいのは、ここに書いている内容には、
特定の国に対しての偏見だとか、嫌悪を抱いているとか、
そういうネガティブなニュアンスは全くないということです。
あくまで客観的な事実を述べているだけであって、
その事実に対して、感情論を持ち出しているわけでは決してありません。
私は、20代のころはフリーランスの通訳や翻訳、英語講師などをやりつつ、
短期契約で日系企業や外資系企業と仕事をしていました。
その後、7、8年ほど外資系企業でマーケティングの仕事をしました。
これまでビジネスをしてきた国は、
アメリカ、香港、中国、台湾、シンガポール、オーストラリア、韓国、インド、フィリピン、
ドイツ、フランス、イタリアなどがあります。その他、東欧とも少しだけ絡みました。
これらの国々は、当然のことながらそれぞれお国柄というか国民性というか、
特徴があるわけで、一筋縄ではいきません。
これは、手広く海外とビジネスをしたことのある人なら賛同してもらえると思うのですが、
日本の常識は世界の非常識だ、ということです。
日本人が当たり前だと思っていることは、そのほとんどが海外では通用しません。
具体的にどういうことかというと、
納期は守るものである、または守るべく努力するものである
業務連絡はきちんと行う
クライアント・ビジネスパートナーからのメールには迅速に答える
問い合わせには誠意を持って答える
嘘はつかない、ごまかさない
自分の任務に対して責任を持つ
休暇の間は引き継ぎをしておく
といった、そんなん当たり前やろ、というようなことが、
多くの国において“WTF(What the fuck – 知ったことか)”状態だということです。
まず、東南アジアはフィリピンを除いて働く意欲がないか非常に低い。
隙さえあればサボることしか考えていないし、それがスタンダードなので管理者も注意をしない。
納期なんてはなから守る気などない。
平気で休む、すぐ辞める、担当者がころころ変わる。
だから話が通じない、ことがまったく進まない。
ヨーロッパも同じ。
ヤル気がない。できれば働きたくない。
いやいや、それはイタリアとかフランスとかラテン系の国の話で、
イギリスとドイツはそんなことないでしょう?
なんて大きな誤解をしているそこのあなた。
確かにドイツは違います。彼らはかなり真面目。
でもイギリスは酷いもんです。
はっきり言って、イタリアやフランスのほうがまだなんぼかマシです。
多くの日本人が激しく誤解していることのひとつに、イギリス人の国民性というのがあります。
日本人がイメージしているイギリス(またはイギリス人)は、アッパーミドル以上の、
いわゆる特権階級と呼ばれる特殊な人たちです。
アフタヌーンティーだの、クイーンズイングリッシュだの、
そんなものは一般市民とはなんの関係もない。
欧米人が、日本人といえば「サムライ、ハラキリ、ゲイシャ、ニンジャ!」というのと
同じくらい(いやそれ以上に)現実とはかけ離れているんです。
イギリス人の労働モラルの低さは、フランスやイタリアの比じゃありません。
メールしてもレスを平気で1ヶ月ほったらかしにするマネージャー。
いつの間にやらホリデーに行ったまま、引き継ぎもなくバッくれる管理職。
何度煮え湯を飲まされたかわかりません。
イギリスでは、ITや金融業界(つまり経済の中心)にインド人管理職が増えているという。
そりゃそうだ。あんな役立たずのイギリス人と比べれば、
勤勉で優秀なインド人のほうがずっと役に立つ。
そのうち、かつての植民地国に取って代わられる日がやってくるでしょう。
でも、欧英はいいんですよ。
彼らには植民地時代の過去の遺産があるし、資源もある。
問題は何もない日本です。
インド人が優秀だと書きましたが、彼らは確かに優秀だけれど、
平気でうそを吐いたりごまかしたりする一面もあるので、油断なりません。
信頼していたのに裏切られる、なんてことも普通にあります。
一緒にビジネスをしていると、頭がおかしくなりそうなくらいに振り回される。
そしてその上を行くのが中国人です。
笑顔で嘘をつく。親しくなってからでもです(ビジネス上で)。
彼ら中国人とインド人が、この地球上の人口の約半分を占めるという事実。
このことを私たちはもっと深刻に受け止めなくてはいけません。
日本人の常識が通じる国は、
アメリカ、韓国、台湾くらいなのです。
メールのレスをすぐにくれる、“urgent(至急)”といえば迅速に動いてくれる。
重要なことは電話やテレカンでお互いに確認し合う。
納期は守る。
こういうことをきちんとやれるのは、彼らくらいなものなのです。
何かあるごとに、やれアメリカの言いなりだとかいっては反米思想にかられる人たち、
すべては在日朝鮮人のせいだとか言っては現実を見ようとしない人たち。
いざとなったとき、日本人があてにできるのは、他でもないこれらの国の人たちです。
そのことにいい加減気付くべきです。
日本はもはや経済大国としての地位も危うい。
資源のないこの国で、鎖国状態ではやってはいけません。
日本が世界でナンバーワンになれば、英語をマスターする必要などないでしょう。
諸外国の人たちが日本語を勉強するようになるでしょうから。
でも、そんな日は来ません。
夢物語です。
日本が世界一になるのを待って英語を勉強しないのは、
宝くじに当たるのをあてにして豪華客船を購入するようなものです。
だったら、英語をやったほうが早いと思いませんか?
今、年収が3千万以上ある人は別にかまわないでしょう。
最終的にお金さえあればなんとでもなりますから。
ほとんどの先進国が、富裕層なら喜んで迎え入れてくれます。
それと、自分の力であと数十年のうちに日本を世界一にする自信のある人も、
英語などやらなくてもいいかもしれません。
そのどちらにも属さない私は、せめて英語くらいはやっておかなければ、と思うわけです。
以上、なぜ英語を勉強するのか、でした。
~追記~
欧英人のなかにも業務に対する倫理観を持っている人もいますし、
すべての中国人やインド人が嘘吐きというわけではありません。
当たり前ですが。
日本人でも約束を守らない業者がいたりするわけで、それと同じです。
要は、日本はこれから、こういった海千山千の人たちにまみれてやっていかなくてはいけない。
そういう危機感を持たなくてはダメですよ~というお話でした。
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日本の常識は世界の非常識
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年々、外国人観光客が増えているにもかかわらず、英語を学ぼうという人は、さっぱり増えません。中国、韓国より自分達が上だと思っているような人ばかりです。彼らは、英語は自分達には関係ないと思っているのです。
私も、なぜ英語を学ぶのか、聴かれた時には、「日本語は、日本でしか通じないから」と答えています。日本へ行くために、わざわざ日本語を勉強してくれる人などいない、ということですね。
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>おっし~さん
私はいつも「日本が世界でナンバーワンになればみんなが日本語を話すようになるよ」と言っています。
少なくともあと30年くらいのうちに、政治、経済、文化、学術の面で、
日本がアメリカを凌ぐ国になりさえすればいいわけです。
でもそれって、夢物語でしょう?
自分が生きている間はいいです。
私は子供がいないので、いざとなれば沈む船からは逃げるだけです。
でも、子供がいる人たちはどう思っているのでしょう。
それが不思議でなりません。
あなたたちはいい。たぶんまた大丈夫なうちに寿命を遂げるでしょう。
でもあなたの子供や孫の時代はどうなるか?
自分さえよければ子孫のことはどうでもいいのか。
中国やその他アジア諸国は、そこまで考えてきちんと子供たちの行く末を見据えています。
ぼんやりしてるのは日本人だけなのです。
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>多くの日本人が激しく誤解していることのひとつに、イギリス人の国民性というのがあります。
↑
これ、ホントそう。
みんな激しく誤解してるよね。なんやろ、どこからこの誤解が始まったのかな。映画とか?貴族文化(アフタヌーンティーとか)だけが伝わったのか?
あたしは長いこと仏伊と仕事してきたけど、もう今は慣れたけどね、それでも時々嫌になることもある。だけど正直もう二度とごめん、と思ったのは仏伊じゃなくてイギリスなのよ。
ひとことで言うと、可愛げかな。仏伊はね、親しくなるとそれなりの融通をきかせてくれるの。○○のためなら頑張るか~みたいな。でもイギリスはそれすらないから。
それと、文句と愚痴が多すぎ。3時過ぎたらもうパブ行くことしか考えてない。で、パブでひたすら仕事と女房の愚痴よ。どっか日本のリーマンと似てるのwww
印中に関しては、ヨーロッパで仕事するエリートはまともだよ。周りが酷過ぎるせいでそう思ってしまうというのを差し引いても、優秀だし真面目だと思う。
特に中国人と日本人の差が激しい。見た目も似てるし何かと比べられる。重役クラスでも英語が堪能で交渉力の高い華僑に対し、秘書や通訳がいないと何にもできない日本のオジサンは、みんなの笑い物。
こういう現実を、日本人はもっと知るべきだね。
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>よ!さん
どこから始まったんだろうね、誤解。
多分、貴族文化を描いた映画とか少女漫画とか、そういうのじゃないかな?
あと、産業革命とか無敵艦隊とか、イギリスが7つの海を制する勢いだった頃の話とか。
そういう過去の遺物を、欧米人がいまだに「オ~フジヤマ!ゲイシャ!ニンジャ~!!」みたいに
日本人を見てるのと同じ感じで、日本人がイギリスに対して持ってるイメージなのかも。
イギリス人と長く付き合うと、アメリカ人(アングロサクソン)の悪い部分は、
すべてイギリスのDNAなんだということに気がつきます(苦笑)
インドと中国のエリートは確かに凄い。
私は、ヨーロッパのインド人とか中国人とは絡んでないの。
全部本国の人たち。
だからちょっと印象違うかも。
まあ、何にせよ、ああいう人たちと渡り合っていく根性がないと、これからの日本の未来はないという。
そういうことですなぁ・・・
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>English Bootcamp Yumiさん
それってあるかも!
今はどうかしらんけど、昔の少女漫画には貴族ものって結構あったもんね。
「伯爵令嬢」とかいう漫画もあった。
不良少年が実は父親はイギリスの貴族だったとか、天涯孤独の身の上の女の子が実は貴族の隠し子だったとか、そういう設定が多かった気がする。
ああ、だぶんそうだよ。イギリスかぶれっていうの?イギリスに憧れて留学するのも圧倒的に女子が多いしね。男性はもっと別の理由で行く人が多い。アカデミックな方向ね。
だから勘違いが横行するのか・・・なんか納得。
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>よ!さん
あったねぇ、伯爵令嬢。懐かしい!
不良少年が実はイギリス貴族の息子、ってそれってキャンディ・キャンディだね?
私の世代でイギリスにかぶれた子は、アナザ-カントリーとかモーリスとかにハマってたね。
あれも貴族のお話だから、99%の一般イギリス人とは何の関係もないっていうのに(苦笑)
憧れが強くて留学した子はね、失望してもそれを認めたがらないの。
フランスなんかもそうなんだけど、憧れて留学した子って、プライド高い人が多い気がする。
なんだ~~~思ってたのと違った~~~ってなれないのね。
ストレスフルだと思うけどねぇ・・・