10月16日は“National Boss Day”、上司の日です。
日本では馴染みのない文化ですが、アメリカでは定着しています。
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ところで、アメーバニュースでこんなのを見つけました。
米従業員の2割、出世のためなら上司との情事も=調査
 [ニューヨーク 11日 ロイター] 米国で実施された最新の調査で、上司がやっている仕事に就きたいと……….≪続きを読む≫

この手の記事は、翻訳された時点で日本のメディアのバイアスがかかっていることが多い。
ほとんどの場合、欧米のメンタリティーが日本人に合わないと
勝手に決め付けている日本のマスコミが、自分たちに都合のいい解釈をする、
というパターンですね。
ねつ造とまでは言いませんが、記事を適当に抜粋して別のテーマにすり替える。
これは日本のメディアには非常によくあることです。
なので、必ず元ネタをチェックするようにしています。
元ネタは、Yahoo.comやGoogleで検索すれば出てくることが多いですし、
ヤフー(ドットコムのほうね)のトップニュースからそのまま持ってきていることも多々あるので、
見つけるのにそれほど時間のかかるものではありません。
なので、ぜひ、日本のメディアの文章をうのみにせず、英語の記事を探してきて読むようにしましょう。
日本のマスコミに洗脳されないように!!
というわけで、こちらが元ネタです↓
Recession drives bosses and workers closer: survey

元ネタを読めばわかると思いますが、
この記事の言わんとしていることは、“景気後退が米従業員に与えた影響”ですね。
不況のせいで、多くの人は出世よりも現状維持を望んでいる。
出世することで抱えるストレスを思うと、今のままのほうが良いと思っている。
けれども、中にはキャリア志向の強い人もいて、
出世のためには上司との情事を厭わないという人が、5人に1人はいるという結果が出た。
また、FacebookやLinkedInなどのSNSを通じて上司と繋がっている人も同じだけいる。
ということなんですね。
アメリカのリセッションと労働者の意識の変化、が主旨のニュースを、
米従業員の2割が出世のためなら上司と肉体関係を持つ、
という見出しに変えてしまうのが日本のマスコミなのです。
こういうミスリードに乗らないためにも、英語が読めるということは非常に重要なんですね。
また、このニュースについているコメントに、日本人の民度が表れていますね。
毎回この手の記事につくコメントを読むたびに、脱力感に見舞われます。
このアンケートの、5人に1人が上司と深い関係になってもいいと考えている、
という結果と、セクハラとはまったく関係がありません。
また、アメリカは管理職の半数近くが女性であることも忘れてはいけません。
上司=男、という固定観念で考えてはダメなんです。
ところで、今回私が興味深いと思ったのは、理想の上司ナンバーワンに、
オプラ・ウィンフリーが現役大統領を押えて選ばれていることです。
彼女のアメリカにおける絶対的なカリスマ性を感じさせるアンケート結果ですね。
また、オバマ夫人のミッシェルさんもランクインしています。
こういうタイプの女性が支持を得ることは、日本では難しいでしょうね。
さて、このロイターの記事の見出し、
Recession drives bosses and workers closer

ですが、直訳すると「景気後退により上司と部下が親密化」ということになりますが、
“drive”という動詞の使われ方がポイントです。
“drive”というと、「運転する」という意味が一番に思い浮かぶのではないでしょうか。
けれども、実際には「~に駆り立てる、追いやる」という意味で使うことが多いのです。
She drives me crazy.  彼女には参るよ(彼女は私をcrazyな状態に駆り立てる)。
この見出しでは、bosses and workerdをclose、つまり親密な状態に駆り立てる、
という表現をしています。
driveは「運転する」といった躍動感がありますから、
ある状態に持っていく、という動きがあるわけですね。
こういう使われ方もあるんだということを、覚えておくといいでしょう。
記事の見出しは、インパクトとわかりやすさが大事です。
なので、短い中にも面白い表現があったりするので、勉強になります。
以上、ロイターニュースでした☆
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