よく、どうすれば英語をマスターできますか、という質問をされますが、
これに対する答えは、実は非常に単純明快です。
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世間でよく見る批判に、受験英語はまったく役に立たない、意味がない、
というものがあります。
これは、ある意味においては確かに一理あると思います。
がしかし、だからといって今のオーラルコミュニケーション一辺倒のやりかたがいいのか、
というとそれは違うと思うのです。
どうも昔から日本人は、ひとつのやり方がダメなら、それのどこがまずかったのかまともに見直しもせず
180度違う方法論に何の疑問も持たずに鞍替えしてしまう、という悪い癖があるようです。
好きになった人がろくでなしだった、ああ、こんな女はサイテ―だ!
と、なぜ自分がそんなつまらない女を好きになったのか、どこに惹かれたのか、
深く内省することもなしにとっとと別の女性に乗り換えたはいいけれど、
やっぱりその人も前とタイプは違うがどうしようもない人間だった、というのと同じです。
本当の原因を追求せず、やみくもに別のものに手を出しては失敗する。
従来の、暗記型管理教育では成果がでなかったから、一転してゆとり教育に乗り換える。
そうではなくて、暗記型のどこがまずかったのか、
まずいところがあるならそれを改善しようという方向には行かない。
全否定してしまうんですね。
私は、暗記型学習法はそれ自体には罪はないと思っています。
なぜなら、語学はどうしても暗記という作業を避けては通れないからです。
Kという文字は奥歯を食いしばるように「くっ」という音を出す、
ということを、どういう方法論であれ学習者に覚えさせるしかないわけで、
暗記イコール諸悪の根源のような論調は、
単に自分たちが暗記というめんどくさい作業をさぼっていたことの言い訳にしかすぎません。
日本の英語教育に問題があるとすれば、インプット偏重型でアウトプットが軽視されていることです。
私が中学生だった頃は、軽視というよりも、アウトプットの機会はほぼゼロに近かった。
実際に英語を使うという訓練を、授業でやることなど皆無だったのです。
話す訓練なしに語学をマスターすることなどできるはずもありません。
ただ、この時に真面目にインプットをしていた人と、そうでなかった人とでは、
今の時点でアウトプット能力が同じくらいだったとしても、
実際に訓練を始めたら如実に差が出てきます。
受験英語を真面目にやってきた人は、発音訓練や会話の訓練をするとかなり成果が出ます。
それに対して、受験英語をスルーしてきた人は、時間がかかります。
インプットなしに、アウトプットはできないからです。
そういう人たちはまず、もう一度いちからインプットをやり直さなくてはいけません。
非常に逆説的な言い方ですが、受験英語が得意だった人は、会話の上達も早いのです。
それは、以前「receptive skills(受動的なスキル、つまり、読む、聴く能力)」と
「productive skills(能動的なスキル、つまり話す、書くといったアウトプット力)」の
違いについて説明した時にも書きましたが、
まずはreceptive skillsが先に伸びてその後productive skillsがついてくるのです。
大人になってからreceptive skillsを養うには、暗記作業は不可欠です。
というわけで、どうすれば英語をマスターできるか。
まずは、中学英語の単語や熟語、構文を全て丸暗記することです。
NHKの英語会話などを利用するとよいでしょう。
テキストを丸暗記し、何度も音声を聴きます。
スキット(会話)を暗誦し、感情をこめて言えるようにまで持っていきます。
ちょうど、役者が台本を読み込み、その人物になりきって演じるのと同じ作業ですね。
そこまですれば、英語は8割方マスターできます。
簡単でしょう?
そう、もう答えは出ているのです。
あとはそれを実行するかしないかだけの問題なのです。
聞き流すだけで英語がわかるようになる、だとか、
暗記などせずとも英語は話せるようになるだとか、
そうやって楽をしたい人は、すればいいと思います。
そんなことをしている限りは永遠に語学などマスターできませんが、
その現実に向き合いたくないのでしょう。
努力を惜しんでは、何もマスターできません。
どうすれば英語ができるようになるんだろう・・・
なんて考える暇があれば、とっとと参考書を買ってきて丸暗記するべきなのです。
会話を暗誦して、何十回と演じてみるべきなのです。
そして、ある程度のところまで行ったら、あとは実践です。
実際に英語を話してみればいいのです。
相手は必ずしもネイティブである必要はありません。
それはわかってはいるんだけど、
でも時間がないから、忙しいから、お金がないから・・・
エクスキューズはいくらでも作れます。
本気で英語をマスターしたいと思っていますか?
明日からがんばる、ではなく、今から始めることが大事です。
この1箱が終わったらやめるから、と言っている人が永遠に禁煙できないのと同じ。
すぐ行動に移せるかどうか、それが答えなのです。
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