イングリッシュブートキャンプ:由美です。
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ちょっと煽情的な表題ですが(^_^;)
これはもう、何度も繰り返し言ってきていることなんですが、ここ最近、またしても、
「英語が話せても、内容がないと意味がない」とかいうような、論旨のずれた発言が、
ツイッター等で頻繁に見かけるようになったので、もう一度声を大にして言っておこうかと。
あらためて言います。
英語力と話す内容は、なんの関係もありません。
大事なことなので、もう一度言います。
英語力と話す内容または知性とは、なんの関係もないのです。
そもそも、こういう的外れな議論をしているのは、日本人だけです。
なぜそうなるのか。
そこには、英語が受験教科であって、英語ができる=勉強ができる、良い大学に入れる、
という図式が、日本社会の根底にあるからだと思います。
つまり、英語ができない=勉強ができない、頭が悪い、学歴が低い、というイメージですね。
そこに何らかの劣等感や、コンプレックスを刺激するものが、あるのでしょう。
何度も言いますが、英語は数学や理科といった受験科目より、むしろ音楽やスポーツに近いのです。
あの人は歌が上手いが、話す内容は大したことがないからダメだ、とか、
彼は野球は上手いかもしれないが、話す内容がない、なんてことを言いますか?
そんなこと言っている人は、見たこともないし聞いたこともありません。
歌が上手いのと(または野球が上手いのと)、知性とは何の関係もないですよね?
英語も同じです。
外国語を話すことは、ひとつの技能です。
訓練すれば誰でも、ある程度習得できる“技能”なんです。
ピアノを演奏したり、テニスをしたりするのと同じなんです。
話す内容云々、知性云々、仕事ができる云々は、別の次元のお話なんですよ。
それを一緒くたにしてしまう人が、あまりに多いんですね、この国には。
あの人は料理が上手いが、仕事はできない。
あの人はピアノがプロ並みだが、話す内容が論理的ではない。
あの人は英語は上手いが、話す内容がない。
これらは全部同じです。
こうして並べれば、違和感がわかってもらえるのでは、ないでしょうか。
話す内容や知性は、語学力とは何の関係もないんです。
日本語ができるからといって、みんなが東大に入れますか?
だったら、日本人はみな東大生です。
英語ができるからといって、みんなが優秀ですか?
だったら、アメリカ人やイギリス人はみな、優秀だということになります。
そうじゃないですよね?
話す内容が高尚かどうかとか、論理的に物事を組み立てる力は、また別の技能というか才能です。
日本語で論理的に話せない人は、外国語でも論理的には話せないでしょう。
日本語でも知的な会話ができない人が、外国語でできるはずはありません。
でも、外国語(英語)を習得することは、できるんです。
それとこれとは、別の次元のお話だからです。
ここを間違えると、おかしなことになってしまいます。
それでも、この手の論理にハマりやすい人が、いまだにこんなにたくさんいるというのは、
いかに日本人が、特殊な学校教育によって、英語へのネガティブなイメージを植え付けられたかを、
まざまざと見せつけられるようです。
しつこいようですが、語学力と知性は別問題です。
誰でもみな、正しく訓練すれば、外国語を使えるようになります。
知性は、ご本人が努力で磨くしかありません。
それは語学教師の仕事では、ありません。
以上、英語と知性のお話でした。
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確かに、語学力と知性は関係ない。
だけど、単語とか構文を覚えたりとか、文法を理解したりとかっていう部分は知的作業のひとつじゃない?
たとえば、漢字をすぐに覚えられる(書けるようになる)子ども、九九をすぐ暗誦できる子どもと、そうでない子がいるやん。
で、やっぱり頭の良い子(という言い方が適切かどうかはさておき)は、なんでも物覚えが良いしすぐに応用できるようになる。
語学も、それと同じ部分はあると思うんだよね。
やっぱり頭の良い人は覚えが早いし、真剣にやると上達も早い。
ただ、誰しも最低一つの言語はしゃべっているわけだから、言語習得ってのは人間である以上誰にでも備わっている能力のはずだよね、うん。
思うに、みんながみんな四番でエース、みたいなのを目指そうとするからくじけるやないかなぁ。
スポーツとかだと、四番でエースなんて無理なんやからええやんとりあえずグラウンドに出られるだけでも、というふうになるけど、こと英語になるとそれは許されないみたいな?
そういうプレッシャーがあるように思う。
特に男性。
男はそのプレッシャーが強すぎて、「語学力より内容だ」的な歪んだ論理に逃げてしまうんやないかなぁ・・・
だって、女の人でそういうこと言ってる人、めったに見かけないもん。
大抵男性、しかもそれなりに高学歴だったり高収入の人がそういう発言をする。
プライドが高すぎて、それが邪魔してる典型的な例だと思うね。
四番でエース!
うん、まさにそうだと思う。
男性のほうが、そういう社会的(または親からの)プレッシャーが大きいから、
そういうところが歪んでしまうというのも、確かにそうだなぁと。
さすがはよっちゃん、鋭い指摘だわ。
ふむふむと思いながら、コメント読ませてもらったよ~
みんながみんな、四番でエースなんてあり得ないもんね(苦笑)
もちろん、それを目指す人も中にはいるだろうけど、ほとんどの人が、
楽しくプレイできればいいと思って始めるわけで。
それくらいの気持ちで、語学に臨んだらいいのになぁと思います、はい。
あと、やっぱり感受性豊かな思春期に刷りこまれたプレッシャーとか、
コンプレックスって、後々の人生に大きな影を落とすんだなと。
しみじみ、思うなぁ・・・