中学英語で会話はできるのか

フライデーナイトですが仕事をしている、イングリッシュブートキャンプ由美です。
今日も一日ぽかぽか陽気の東京西南部でした。
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タイトルの「中学英語で会話はできるのか」ですが、英語ブログらしく結論から先に言いますと、
できます！
何度も言っていることですが、日常会話に必要な語彙は２０００語前後です。
その中には、I　とか　you とか　get とか go といった、超基本的な語彙も入ります。
特に、基本動詞は大切で、これらは全部中学英語で習うものばかりです。
基本動詞に関しては、こちらの記事に詳しく書いてあるのでどうぞ⇒基本動詞の重要性
文法は、中学英語だけではちょっと苦しいものも確かにありますが、
おおざっぱに言うと、十分会話は成り立ちます。
ところで、よく芸能人などが特技は英会話、とプロフィールに書いていたりしますね。
で、そこに必ずと言っていいほど付くのが、“日常会話程度”という文句なんですね。
この、日常会話ができるくらいのレベル、というのはいったいどのレベルを指すのでしょう？
あなたは、英語はペラペラとは言えないけど、日常会話くらいならなんとか・・・
みたなニュアンスだと思っていませんか？
はっきり言います。
日常会話とは、その言語で他人の悪口をすらすら言えるレベルのことです。
間違っても、道を尋ねたり電車の時刻をきいたり、買い物のやりとりをしたり、
あまつさえ天気のお話をしたりするようなレベルではありません。
「あの人どう思う？ああ、ムカつくよね～こないだもこんなこと言われてさ、
あ、あなたも？私もすんごい嫌味を言われたのよ、大体あの人っていつも裏表あってサイテー」
みたいなことがスラスラ言えて初めて日常会話ができるレベルです。
あなたは、日常会話を低く見ていませんか？

英語学習者の中には、「日常会話はいいんです、それよりビジネス英語を教えてください！」
という人がいますが、日常会話が一番大事なんですよ。
これができないと、いくらビジネス英語をやったところで、本物にはなれません。
技術系やアカデミック系の人に多いのですが、
カンファレンスなどで英語でプレゼンテーションするのはなんとかなる。
専門用語は大体が英語のままだし、自分の専門分野だからそのあたりは詳しい。
多少英語ができなくても知識でカバーできる。
質疑応答も、ある程度予想して準備しておけばなんとかクリアできる。
けれども、会議が終わって、じゃあみんなで食事でも・・・となった時が大変。
たわいもない会話が全くできなくて話の輪に入って行けず、
レセプションパーティなどでもいつも壁の花状態で、せっかくの人脈作りのチャンスをいつも見逃してしまう。
これが日本人ビジネスマンまたは学術関係者の典型的なパターンです。
こういうパーティでこそ、自分をアピールして人脈を作る最大のチャンスなのに、
日常会話ができないことで、その一世一代の大勝負を逃すことになるのです。
日常会話ができれば、ビジネス英語なんてチョロイもんです。
だって、専門用語なんて覚えなくても既に知っているわけだし、
使われる表現もほとんど決まり切っています。
日常会話＜ビジネス　ではなく逆なんです。　ビジネス＜日常会話なんですよ。
こんな、中学生でも知ってるような内容をいまさらやりたくない。
自分は中高と英語の成績はよかったし、大学も名門を出ている。
なぜこんなことをやらなくてはいけないのか。
そう不満げに言う人もいます。
じゃあ、聞きますが、あなたはその中学生でも知ってるような英語にてんてこ舞いなんでしょう？
だから壁の花なんでしょう？
まずは、基本をやらずに全てすっ飛ばしてプレゼン用語なんかやっても、
一生英語ペラペラ状態にはなりませんよ。
英語で愚痴が言えますか？
芸能人の噂話ができますか？
これ、中学英語で十分話せる内容です。
それにしても、日本人がこれほどまでに日常会話を低く見るようになったのは何が原因なんでしょう？
そのヒントを、ある人のブログ記事を読んで得た気がします。
なるほどなぁ、と思いました。
それについては、また後ほど書きたいと思います。
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