イングリッシュブートキャンプ:由美です。
前置詞って、やっかいですよね。
前置詞と冠詞は、日本語にはない品詞であるため、習得するのに苦労します。
そんな前置詞を味方に付ける方法を、お話しますね。
前置詞はイメージで理解し、チャンクで覚える
先日お話しました句動詞も、「基本動詞+前置詞」です。
つまり、前置詞を制す者は英語を制すといっても過言ではないと、私は思っています。
で、前置詞を理解するには、イメージが大事なんですね。
まずはこの写真を見てください。
この写真を見て「椅子に座る」と英語で言ってみましょう。
どうですか?そんなに難しくはないでしょう?
sit on a chair
ですね。
“on”のイメージは、表面にくっついているというものです。
壁にペタっとくっついている、天井にくっついている、棚の上に乗っかっている、などなど。
で、ここでは椅子の上に腰を下ろしてペタっとくっついてるわけですから、sit onとなるんですね。
こういう椅子に座るというときは普通、sit on を使います。
では、こちらの写真を見てください。
はい。同じく椅子に座ると言ってみましょう。
先ほどの写真の椅子とはちょっと具合が違いますよね。
イメージを持って下さいよ。
答え。
sit in a chair
あれ、前置詞が変わりましたね。
そうです、こういう椅子の場合、座った時かなり深くなりますね。
で、サイドに肘掛けがあって、すっぽり椅子の中に収まってしまう感じがあります。
なので、sit onではなく、sit inを使うんです。
“in”のイメージは、中にすっぽり入っているというものです。
空間の中にある、部屋の中にある、箱の中にある、こたつの中にある・・・などなど。
とりあえず、すっぽり収まっている感じがするものはinなんですね。
もうひとつ。
こういう肘掛けのついたソファーみたいな椅子のことを英語では“armchair”と言います。
日本語では「安楽椅子」と言います。
推理小説が好きな人なら、「安楽椅子探偵」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
安楽椅子探偵は英語で、armchair detectiveです。
実際に警察のように現場を駆けずりまわるのではなく、安楽椅子に座りながら謎を解いて「犯人はXXだ!」と、汗ひとつかかずに事件を解決する人のことを言います。
で、安楽椅子に座ることを、sit in an armchairと言います。
onではなく、inです。
覚えておきましょう。
チャンクは必ず発音も一緒に覚えること
sit on a chair / sit in an armchair
これらは、チャンク(いくつかの単語で連なってできたフレーズ)と呼ばれるものです。
チャンクはそれひとつで意味を持つと考えて、覚えてしまいましょう。
その際に、発音も一緒に覚えることが大切です。
いくら文字を見て覚えても、音を正しく理解していないと、ネイティブが普通に話した時に聞き取ることができません。
どいう発音になるか、動画をごらんください。
発音のコツは、sit onの“t”がリダクションされるというところですね。
in an armchairもリエゾンします。
i-na-narm-chair という感じで、一気に言いましょう。
onは一か所にペトッとくっ付いている、inは中にあるイメージだと言いましたが、これは目に見えない物にも適応されます。
たとえば、この2つの表現、on/in どちらが適切でしょうか。
I can see your beautiful smile( )my mind.
君の笑顔が心に思い浮かんでくる。
You are always ( )my mind.
君のことがずっと気にかかってる。
さあ、どうでしょう?
ちょっと難しいかな。
in my mind のほうは心の中、つまり心に思い浮かぶイメージです。
それに対して、on my mindは、心の表面(頭の片隅)にペトッと張り付いているイメージで、そこから「何か気にかかっている、気になることがある」時に使います。
笑顔が思い浮かぶのは in my mind、君のことがずっと気になってるのは on my mindです。
こういった前置詞は、直訳ではなくイメージで理解しましょう。
そして、たくさん例文に当たることです。
また、洋楽の歌詞で覚えると、忘れにくいですよ。
というわけで、この歌をどうぞ。
以上、前置詞のイメージとチャンクについて、でした☆
英語は音とリズムが命
使われている単語は易しいのに聞き取れない、またネイティブに聞き返されるというのは、正しく発音できていないことが原因です。
特に、リエゾン(音の連結)やリダクション(音の脱落)のルールを知らないと、ネイティブの普通の英語が聞き取れません。
英語を習得するには、まず発音から始めましょう。
『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』は、英語の基本発声である喉の開き方からリエゾンやリダクションまで、段階を踏みながら習得できるように、まとめられています。
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わかりやすかったです!
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>赤毛のアンナさん
わかりやすかったですか?
動画の絵がちょっとピンとが合ってないですね(笑)
すいません・・・(^_^;)
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実際にはそう発音されるので
そのまま覚えておかないと聴き取れず、
何を言っているのかが分からないという事になってしまいます
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>Michyさん
実際の発音、リズムで覚えないと意味がないんですね。
前置詞って、日本人は強く発音しすぎるんです。
そのせいで伝わらなかったり、また聴き取れなかったりします。
リンキング(リエゾン)やリダクションは重要ですね。