イングリッシュブートキャンプ:由美です。
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Written language と Spoken language の違いについて、というお話です。

どの言語でもそうですが、話し言葉と書き言葉は違います。
どれくらい違うかというと、それはその言語によりますが、例えば日本語の場合、
両者のかい離は、かなり大きいと言っていいと思います。

日本語で、クライアントにメールを打つとします。

「先日お話させていただいた件ですが、あの数字で間違いないのではないかと思います」

これを実際に電話で話すとどうなるでしょう?

「こないだお話させてもらった件ですけど、あの数字で間違いないんじゃないかと思います」

という具合に、ずい分違ってきます。

ちなみに上方方言だと、

「こないだお話させてもろた件ですけど、あの数字で間違いないんやないかと思います」

となり、これまた違いがありますね。
もちろん、イントネーションにも違いがあります。

話し言葉をそのまま文字にするのは、ルールとしてダメですね。
携帯メールとかチャットならOKでも、普通の手紙やメールはNGです。
日本語は、話し言葉と書き言葉がかけ離れているので、外国人は苦労するんです。
日本語の音は簡単なので、わりとすぐ聞ける・話せるようになりますが、
読めない、書けない、という外国人が多いのは、このためです。

英語も同様に、話し言葉は書き言葉とは違います。
ただ、英語は日本語ほど、両者がかけ離れていないというだけです。
この違いに関して、学習者は認識しておくべきなんですが、
いかんせん、学校ではそれをまともに教えないんですね。

たとえば、

Are you going to stay here?
No, I’m going to leave soon because I’ve got to finish my report.

これを、

「アーユー ゴウイング トゥ ステイ ヒア?」
「ノウ。アイム ゴウイング トゥ リーヴ スーン ビコウズ アイヴ ゴットゥ フィニッシュ
マイ レポート」

なんていう風に、読んではいけません。
「ないのでは」が「ないんじゃ」になるように、話し言葉になった時点で、音が変わるんです。

「アーユー ガナ ステイ ヒア?」
「ノウ。アイム ガナ リーヴ スーン コザイ ガダ フィニッシュ マイ レポート」

と音が変換されてますか?

音読している時に、そう読んでいる人は合格です。
「アイム ゴウイング トゥ・・・」とやっちゃった人は、
話し言葉と書き言葉の区別が、ついていないということになります。
もしもあなたがそこそこ上級者だったとしたら、これは結構深刻な状況です。
なぜなら、上級レベルであるにも関わらず、話し言葉と書き言葉の区別がついていない、
ということだからです。

当然ながら、話し言葉が理解できないと、話せるようにはなりません。
日本人が、リスニングが苦手だという原因の一つに、この話し言葉と書き言葉の区別がついていない、
ということが挙げられると、私は思います。

話し言葉に慣れること、これはどの語学を習得するうえでも、必須です。

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