どうも~♪
イングリッシュブートキャンプ:由美です。
三連休の1日目ですね。
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昨日は、『千と千尋の神隠し』を見ました。
金曜ロードショーで放送されてたんですね。
この映画、確か劇場公開の時に観に行ったんですよ。
私の世代(アラフォー)だと、宮崎駿はやっぱりスゴイ人なんですね。
もうひと世代上の人たちだと、きっと手塚治虫なんだろうと思いますが、
私の世代は、萩尾望都、宮崎駿あたりがドンピシャなんです。
ちょうど高校生の頃、風の谷のナウシカが連載されていて読んでいました。
懐かしい思い出です。
さて、この『千と千尋の神隠し』ですが、英語のタイトルは『Spirited Away』です。
この、spiritという動詞に注目です。
名詞のほうが、私たち日本人にはなじみがあるかもしれませんね。
日本語でも、スピリットと言いますよね。
魂とか精神とか言う意味です。
また、アルコールのことをスピリッツと言ったりしますね。
ここでは動詞として使われています。
精神、魂を込める、つまり元気や活気をつけるという意味がありますが、
どちらかというと霊的な意味合いで使われているんですね、この場合は。
awayは、どこか遠く離れたところというイメージの前置詞です。
霊的なものに見込まれて離れた所に連れて行かれた、つまり“神隠し”に遭ったということです。
うまい訳だなと思いました。
洋画の邦題でも、「これはうまい!」とうならせてくれるものが結構あります。
それについては、以前こちらに書きました。
逆に、そりゃないだろう~~~という邦題についての記事はこちら♪
この映画を久しぶりに見て個人的に思ったのは、これが宮崎さんのピークじゃないかなと。
その後の『ハウル~』や『ポニョ』にはこれほどのエネルギーを感じないんですよ。
なんていうか、テーマはわかるけど、どうもつじつま合わせっぽいというか、
見ている途中で、う~~~ん、わかるけどさぁ・・・と言いたくなってしまうんですね。
以下、『千と千尋の神隠し』に対する、私の勝手な感想です。
名前を奪われるということの衝撃、湯屋で働かされる少女、という設定が、
最初見た時は売春宿の暗喩じゃないかと思いましたが、
実際、宮崎さんはそれを意識していたらしいと後のインタビューなどでわかりました。
まあ、それはさておき、やはり名前を奪われるというのは、
その人のアイデンティティーそのものを全否定されるわけで、物凄いことですよね。
千尋が、最後まで自分の名前を忘れないように気をつけるというのが印象に残りました。
外の世界から守られた坊、孤独を埋めるために金で人の心を操ろうとするカオナシなど、
この映画には、今の日本人が見たらドキッとするようなキャラクターが出てきます。
千尋は、一見か弱い普通の女の子に見えて、実はとても自立しているんですね。
アダルトチャイルドの代表のような坊やカオナシを優しく、時には毅然とした態度で接して
彼らが病んだ世界から抜け出す手助けをしてあげるんです。
そうしているうちに、最後には自分も元の世界に戻っているんですね。
ハクという少年の存在だけがちょっと浮いているんですが、
それでもこの映画の持つパワーに押し切られて、最後はそれなりにうまく収まっていますね。
この、ごり押しパワーが、作品の持つ魅力のひとつかなと。
魅力がないと、不自然さとご都合主義が勝ってしまうので、途中で醒めるんですよ。
惜しむらくは、やはり声優さんかなぁ。
もっとちゃんとした声優を使って欲しいです、クオリティ的に。
それだけが残念だなと思いました。
これの英語版を、私は見たことがないのですが、一度見てみたいですねo(^-^)o
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いつも楽しく拝見しております。
「千と千尋の神隠し」はDVDで持っています。
あれにはなぜか、フランス語の吹き替え版が入っています。
英語吹き替えはないのですが、英語字幕は入っていて、字幕表示させながら映画みること出来るのですよ。
トトロや魔女の宅急便には英語吹き替え入っているのに・・・
でも、なかなかおもしろいです。
DVDも進化しているのですね。
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こんにちは☆
これ見たかったんですが、夜勤で
見逃しました~!
私も、最初ストーリーを聞いたとき、
「売春婦宿の暗喩?」って思いました。
湯女、という単語が浮かんで。
やはり宮崎さんはそういうことを
意識されて描いてらしたんですね。
ぜひ見てみたいと思います~。
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>翻訳で頑張るたっくんさん
日本版はフランス語吹き替えしか入ってないんですね。
どうしてでしょうね?
アマゾンで英語版を買うことはできるでしょうが、
それだとリージョンコードに引っかかって見られないでしょうしね。
リージョンフリーのプレーヤーがあればいいんですけど・・・
これ、英語で見てみたいですよ。
字幕を追うのは面倒くさいので(^_^;)
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>Rainyさん
やっぱり思いますよね、売春宿??って。
湯女って言葉を知っているのは、さすがはRainyさんですね。
今の若い人は知らないことが多いんですよ。
だから平気で娘に「ユナ」なんて名前をつけるんです。
もう、おばちゃん、驚きを隠せませんわ(苦笑)
この作品は文句なしに宮崎さんのベストだと思います。
ぜひ、借りてきてでも見てみてください☆