イングリッシュブートキャンプ:由美です。
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発音の話題が中心の拙ブログでは珍しい、文法のお話です。
いつも勉強させてもらっている、masaさんのブログですが、またしても素晴らしい記事が。
なので、ご紹介したいと思います。
こちら⇒shallは死語
はい。
表題のまんまです。
中学2年で習う(みたいですね)、助動詞shallですが、これは現代英語ではほぼ死語です。
ほぼ、と言ったのは、契約書などの書類では、現在も使われているからです。
あと、イギリス人はshallを使うということですが、
私の周りのイギリス人で、shallを使う人はほとんどいません。
問題は、ほとんど使われない文法を、いまだに学校教育では教えていて、
必要な文法や語彙を、教えていないということですね。
あと、間違った文法を教えていることもあるので、これもやっかいです。
特に、未来形(will と be動詞 + going to)や、不定詞と動名詞あたりは、
それ違うよ~~~というのが、ちょこちょこあります。
助動詞は、ニュアンスとしてとても大事なので、これをいかにうまく伝えるか、
それが教える側の責任だと、私は思っています。
たとえば、must という助動詞。
これは、学校で教える場合、真っ先に「~しなければならない」という、義務を取り上げます。
I must finish my homework.
そして、これを別の言い方にするなら、
I have to finish my homework.
と、have to を使う。
この書き替えを、何度となくやらされた記憶が、いまだにあります。
ところが、実際にコーパス(語彙の頻度や使われ方の膨大なデータ)を見ると、
mustという助動詞は、その90%が「断定」のニュアンスで、使われているんです。
You must be tired.
あなたは疲れているに違いない、すなわち、「お疲れでしょう」という意味です。
他にも、
(It) must be good! ぜったいに美味しいよ!
というように、日常的にはこういった使い方が、圧倒的なのです。
にも拘らず、こちらの用法はほとんど触れず、「~しなければならない」ばかりを教えます。
実際のところ、このmust は shall と同じで、契約や条例・法律などの、
固い文書くらいでしか、お目にかかることはありません。
法律で禁止されているのでしてはいけない、というニュアンスなんです。
だから、日常会話で、You must…なんてやっちゃうと、とんでもないことになります。
「おいおいあんた何さま?!」という感じで、非常によろしくないわけです(^_^;)
英文法は、とても大切です。
なぜなら、こういったニュアンスを知らないと、コミュニケーションに支障をきたすからです。
もちろん、習うより慣れろで、しゃべっているうちに感覚としてわかってくる、
というのはなきにしもあらずではありますが、最初に知ってた方が断然いいわけです。
文法なんて中学文法で十分、と思っている人は特に要注意です。
もう一度、きちんと文法をおさらいしましょう。
語学をマスターするには、
① 正しく発音できること
② 語彙・フレーズを知っていること
③ 基本文法を知っていること
この三つが必須です。
三つのうちどれが欠けても、ダメなんです。
今回の、shall や must について、「知らなかった!」というあなた。
もう一度、英文法をきちっと見直しましょう。
というわけで、おススメの英文法書です。
言わずと知れた、マーフィーの英文法シリーズ中級編。
一般的な英文法の知識なら、これで十分。
マーフィーの青、と呼ばれているものですが、こちらはアメリカ英語版です。
日本の英語教育は、アメリカ英語が基本なので、混乱を避ける意味でも、
アメリカ版を手にされることをおススメします。
もうちょっと基本から・・・という人には、マーフィーの赤がおススメ。
こちらもアメリカ版です。
最後に、洋書は日本語がないので無理!
日本語で文法解説してある本はないの?というあなたへ。
マーフィーシリーズは、日本語版もあります。
それぞれ、初級編と中級編です。
日本語解説があるので、初中級者にも入りやすいと思います。
きちんとしたコーパスに基づいた、英文法をもう一度やり直すのは、
一見遠回りに思えるかもしれませんが、結局は早道なんです。
千里の道も一歩から、がんばりましょう!
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こないだshallを教えてきたところです(笑)と言うのは教科書に必ず載っているからです(^◇^;)
Must I~?とか言う文がいまだに載ってますからね(さすがにYou may~は無くなりましたが)。
ネットなんかでは文法オタクが「ロイヤル英文法」片手に跋扈してますしね(T^T)
うわっ、やっぱり教科書に載ってるんですね。
どうしてでしょうね、教科書にもネイティブが関わっているのに。
これって、何か政治的なものが絡んでるんでしょうか。
Must I なんて聞いたことないですよ。
むしろまだYou may のほうが使いますよね、年配者とか。
Can I…?って言ったら「Yes, you may」って応えられたことが何度かあります。
年配の人に、May Iって言え、と訂正されたことが何度かあります(米人です)。
それ以降、年配者と話す時は気を付けてます(^_^;)
私もCan I~よりMay I ~の方が丁寧と習ったか、どこかで聞いたかで、そう頭に残っています。それとロイヤル英文法も持っているのですが、昔は重んじられていたようですが、最近はそうでないようなので、持っていてもねえという感じです。
でも、本を買っては、読まない私なので、文法が定着していないところが、案外幸いしてるかもしれないと思っています。(笑)
Can は基本的に“可能”を表す助動詞なので、
明らかに可能であるはずのことを頼むのに、Can you~おかしい、
また、Can I~も使うな、必ずMay Iと言え、
というようなことを、トクトクと説教されたことがあります(笑)
白人のオジイサンでした(^_^;)
あれ以来、ちょっとトラウマになってしまって、Can IもCan you も、
なるだけ使わないようにしてる私です~
教科書に載っていると、違っているなぁ、と思いつつ教えないといけないので先生も大変ですね。
shouldとhad better の使い方も逆な感じですしね。
どうして教科書の内容を変えないのか私もいつも疑問に思っています。
にこさん、コメントありがとうございます。
中学の先生は、本当に大変だと思います。
私は昔、高校で非常勤で教えていたことがありますが、
その高校は英語科があって、ネイティブとティームティーチングをしていました。
文法に関しては、
「これはもうほとんど死語だけど、大学入試では出るかもしれないから、
割り切って覚えてね」と、言ってましたね。
でも、さすがに中学生相手にそれは言えませんからねぇ・・・
またまたご紹介有り難うございます。
mustは確かに「断定」ですね。道が濡れてたらIt must have rained.とか…
会話で使うとしたらI must wake up early.とかだと例えば翌日、入試、裁判所に出廷、大切な仕事のミーティングとかhave toではゆる過ぎる状況の時とかですね。
willとbe going toは、色んな違いがありますが、最初から決まっていたプランか今決めたばっかりかとか、未来の事を約束する場合はwillとか…ですね。 それを置き換え可能と教えるのは絶対に駄目だと思います。
置き換え可能と言えば、主語が大切とかを無視して何でも受動態にするのも???です。しかも必ずセットでbyつけて(笑)
ついでに….日本人は強調とかに関係無くtooの前に必ずコンマを使うのも気になります。
must = have to の書き替え、どれだけやらされたか(笑)
あと、おっしゃるとおり、will と be going to の書き換えも定番です。
それから、下記の文を受動態にせよ。
My sister made this cake. ⇒ This cake was made by my sister.
というのも、散々やりましたよ。
パンクチュエーションは、日本の学校教育では教えませんね。
日本語はパンクチュエーションの決まりがないですから。
文の最後に読点を付ける、という以外は決まってません。
だから、英語に関しても同じ感覚でやってしまうんでしょうね。
had better ~した方がより良いというニュアンスで叩き込まれたので、同僚に”You should get her appointment first.”というところを、気を使い丁寧なつもりでhad betterに置き換えて言った際、”何様ですか?”という空気が流してしまった事があります(汗)
ロイヤル英文法持っています。これは”◯ロー通訳アカデミー”の先生に8年前に勧められて購入しました。日本人の好きそうな文法がてんこ盛りです。よってThe 日本人英文法的な試験を受ける際は大変訳にたちました。イギリス英語の文法書で、何かお奨めございましたらご教示下さい。
キャンディースホワイトさん、コメントありがとうございます。
確かに、学校英語では、had better = したほうがいいですよ、
というふうに習いますからね、勘違いしちゃいますよね。
ロイヤル英文法、いまだに幅効かせてますもんね(苦笑)
文法書、色々ありますが私はやはりGrammar in Useがおススメですね。
米英両バージョンありますので、お好みで。
古いトピックへのレスでスミマセン。
shall は、確かに見なくなったなぁ~と、このポストを読んだ時は思ったのですが、待てよ?
Shall we ? って、もう使われてませんか? 私は、みんなで場所を移動したりする時の掛け声的にまだ、shall we? って言っちゃってます。これって、死語。。。。。?
seatrendさん、コメントありがとうございますo(^-^)o
Shall we~?は確かに使いますね、今でも。
Shall we (go now)? は言いますが、これだけじゃないでしょうかね、使うの。
I shall とか、そういう言い方はもう死語ですね。