イングリッシュブートキャンプ:由美です。
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英語はもはや世界共通語なので、どの英語が正しいとか、そういう愚論は置いておきましょう。
どうやって英語が世界語になったのか、という歴史的な話も、ここでは置いときます。
で、英語といえばやはり、イギリス系かアメリカ系か、というのが二大ストリームだと思うので、
ここでは、英系アクセント(イギリス、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド)と、
北米アクセント(アメリカ、カナダ、フィリピン、その他)という大まかな括りにしています。
で、面白いのが、カナダ。
カナダは話す時のアクセントは完全にアメリカ英語で、関東の人が、
京都弁と大阪弁の区別がつかないように、非ネイティブにはカナダと合衆国の区別は、
ほとんど不可能なくらい、同じに聞こえるわけですが、スペリングは違うんですよ。
スペリングに関しては、カナダはイギリスと同じなんです。
たとえば、color のことを colour と綴ります。
これに関しては、私も知ったのが英語をやり始めてだいぶ経ってからでした。
言葉って、奥が深くて面白いです。
さて、表題の「ハリー・ポッター」ですが、これ、米語版があるのをご存知ですか?
そうです。
アメリカ人も、イギリス英語で読むのはきついんですよ。
語彙やフレーズ、句動詞などが違うんですね、英米で。
だから、翻訳版(?)が出るわけです。
左がオリジナルのイギリス版、右がアメリカ版です。
表紙も、雰囲気がだいぶ違いますね。
で、「ハリー・ポッター」における、英米の違いを比較してみてみましょう。
日本の英語教育では、アメリカ英語を標準としているので、語彙もスペリングも、
みんなアメリカ英語しか知らないと思います。
まあ、colour とか centre とかいった、メジャーなものは知ってる人も多いでしょうけれど。
なので、アメリカ英語のほうを書いてみますね。
realize
mustache
practice
Mom
gray
honor
cozy
はい、これは簡単。
スペリングの問題です。
上記の単語を、イギリス式スペルにしてみましょう。
辞書で調べてみてね☆
で、スペルだけなら、わざわざ翻訳版なんて、必要ないわけですよ。
何がいちばん大きいかって、やっぱり表現や文法が違う、というところ。
たとえば、日付の言い方ですが、アメリカは日本と同じで、月、日、の順ですが、
イギリスは、日が先に来ます。
Term begins on September 1. We await your owl by no later than July 31.
これはアメリカ版のほうの一説ですが、オリジナルの英版では、
Term begins on 1 September. We await your owl by no later than 31 July.
となっています。
これ、数字で書くとすごく混乱するんです。
たとえば、9/1 と書いてあれば、私たちは9月1日だと思いますよね。
ところがイギリス式だと、1月9日になるんですよ。
えらいこっちゃ(^_^;)
気を付けないといけません。
あと、パンクチュエーション(カンマなど)も、英米だと若干違ったりします。
この辺は、非ネイティブにはさほど違和感はないですが、ネイティブからすると、
すごく違和感があるので、やはり書き換えるようですね。
他にも、
He handed Harry a small club, a bit like a rounders bat.
という一節ですが、これを見ると、rounders bat ってなんや?
とか思っちゃいますね(笑)
でも、米語版を見れば、何のことかわかります。
He handed Harry a small club, a bit like a short baseball bat.
ああ、なるほどな、と想像できますね。
この手のファンタジー小説は、一々こういう表現が出てくるので、その度に、
「なんじゃこれは」とか思っていると、進まないわけですよ。
で、読むのが嫌になっちゃいます。
だから、翻訳が必要なんですね。
英語版、米語版、両方を読んでみる、というガッツのある方。
ぜひやってみてください~♪(゚▽^*)ノ⌒☆
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