イングリッシュブートキャンプ：由美です。
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いよいよ、２０１３年も終わりを迎えようとしています。
今年はどんな年でしたか？
いい年だった人、いつもと変わらなかったという人、いろいろあった人、大変だった人。
年月だけは、平等に訪れますね。
時間だけはだれにも平等にあるわけですが、それをどう使うのか。
なんてことを考えつつも、年が暮れていくわけです(^_^;)
年の瀬って、やはりどうしてもこの１年を振り返る、そんな気分になりますね。
久しぶりに実家に帰ってくると、久しぶりに見るテレビに、
「うわ、この人えらい老けたな・・・」と思ったりするわけですが、
毎日テレビを見ている両親からすると、「そうか、変わらんで」となる。
年月の意味するところを、考えたりする私です。
英語は、一朝一夕では身につかない、というのは誰しも実感していることでしょう。
そもそも語学学習に、ゴールはないんですよね。
これでいい、ここまで、と本人が思ったらそれでおしまい。
私は、永遠に学習者でありたいと思っています。
これでいいってことはない、もっと上手くなりたい、と思っているので。
一般的に、外国語を習得するのに必要な時間は、だいたい１万時間だと言われています。
毎日３時間やれば、１年で約１０００時間。
中高合わせて、１０００時間やっているので、あと９０００時間です。
自分のこれまでの学習時間と照らし合わせて、目安にしてみるといいと思います。
英語（語学）の学習体系を、非常にシンプルにまとめると、こうなります。
１．正しい発音を覚える、訓練する、アルファベットを覚える
２．基本語彙と文法を覚え、身近なこと（自分のこと）が言えるようにする
３．フレーズ・チャンクを増やし、日常的な会話ができるようにする
４．複雑な文章や長文を読みこなし、論理的な会話ができるようにする
これは、学習順です。
まず１から始めて、２に進む、ある程度２が進んできたら次は３、そして最後が４です。
語学はこの順序で学ぶのが一番効率がよく、習得がスムーズなんです。
というより、この順にやらないとたいていの場合、２から３の間でスタックします。
いわゆる、“永遠の中級学習者”で止まってしまうのです。
ご自身が目指すものと、学習方法にずれはありませんか？
１や２ができてないのに、必死になって４をやっている、という人を多く見かけます。
それともう一つ、あなたの英語学習の目的、理由はなんですか？
まずは、あなたの目指すところを再認識してください。
本当の意味で英語をマスターしたい人。
ネイティブと普通に雑談したり映画やドラマを見たりできる、そういうレベルを目指している人。
いやいや、そこまでじゃなくていい、とりあえずネット等で海外情報が読めたらいい、
メールでのやりとりができ、英語を使った事務処理ができるレベルでいい、という人。
あなたはどちらですか。
ビジネスで英語が必要だと言う人も、ビジネスとひとくくりにはできません。
外国人相手にプレゼンしたり、交渉したり、営業するのに必要な英語力と、
いざというときには通訳が入る、レポート等を読んだり書いたりするだけでOKという場合とでは、
全然状況が違ってくるからです。
実際に営業し、交渉し、仕事を取ってくるレベルの英語力となると、前者の、
「ネイティブと雑談できるレベル」が、必要となってきます。
複数のネイティブと雑談できる、というレベルに達するのは、かなり努力が必要です。
でも、このレベルにまで行かないと、英語でビジネスをするのは難しいです。
そして、このレベルの英語力を身に着けるには、いわゆる“ビジネス英語”をやっても、
あまり意味はないんです。
アカデミック畑の人（医師や学者さんなど）がよく、「学会発表はいいんです」と言います。
「学会やプレゼン、パネルディスカッションとかは、準備していけばなんとかなるんです。
でも、そのあとのレセプションとかでの、普通の会話がまるっきりダメなんですよ～」と。
学者もビジネスマンもそうですが、コネクションと情報交換が命綱です。
そういう大切なことは、学会発表中に行われるわけでも、会議中に行われるのでもありません。
レセプションや食事会、飲み会などでの雑談で、行われるのです。
多くのビジネスチャンスは、パーティーなどでのネットワーキングによって生まれますし、
「今度、バーベキューやるので来ませんか」みたいな関係になり、そこからビジネスに発展する、
といったことが多いんです。
一時日本でも、ノミニケーションなんて言い方がありましたね。
日本の場合、アルハラやパワハラといったモラルの問題があって、今はあまり言わなくなりました。
でも、飲み会などオフの場でネットワーキングし、次のビジネスにつなげるというのは、
日本だけの話ではないんです。
これは、世界共通なんですよ。
そういう意味で、ビジネスやキャリアに英語が必要だ、という人。
普通に雑談し、ネットワーキングに参加できるレベルまで、修練する覚悟を持ちましょう。
そのために必要なこと、足りていないことを、あぶりだしてください。
この１年を振り返って、このやり方はよかった、これはいまいちだった・・・
というように、ご自身の学習法を今一度整理してみてください。
そして、来年の目標を、ぜひ立ててみてください(^-^)
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由美先生
いつも為になるブログありがとうございます！
英語の勉強法や語学を習得するうえでの考え方など非常に参考になります。
今年は「自分を知る」事に重きを置いた年でした。
よく聞く自分探し、ではなく（＾＾）、自分の得手不得手、何をしているときが
楽しいか、また何を不快と感じるか、何かを成すときにどういう方法を
好むか、思考癖…etc
この自分を知るって語学の勉強を開始する時に一番大切だと思います。
今時点での自分の能力、学習に使える時間、自分にとっての適切な教材や学習方法など、己を知らないと非効率なうえ、時間を無駄にするだけで
終わってしまうからです。
これは以前から由美先生が仰っていた事なのですが、
今年は改めて己を知るという事を見直しました。
私も来年の目標をまた改めて見直してみます。
来年もブログ楽しみにしております。
良いお年をお迎えください♪
Sanaeさん
こちらこそ、いつもコメント、FBでのいいね、ありがとうございます！
自分を知るというのは、大事ですよね。
これは英語学習に限らないことだと思いますが。
なかなか実行できそうでいて、難しいと思います。
人間、つい楽な方に流されてしまいますしね。
私は今年は健康面がダメダメだったので、来年は反省したいと思います。
Sanaeさんも、よい年をお迎えくださいませ。
もうあと少しで年が変わろうとしています。
私の今年は「まさか!!」の連続でした。
嬉しいまさかもあったのですが、半分以上は・・・でしたね。
来年は「まさか！」に備えて常に用意・用心を重ねること、（限界はありますが）
これからの方向性を練り直すことに重きを置いて進んでいきたいと思います。
由美先生のブログからいつも貴重な気づきをいただいています。
来年もまたよろしくお願いします。
「まさか」の連続でしたか～
私も、今年は公私ともに激動の一年でした。
予期せぬ事態にうろたえることも、たくさんありました。
それと、体力の低下に悩まされる年でもありましたね(^_^;)
こちらこそ、今年もよろしくお願いします。
お互い、いい年にしましょう！