イングリッシュブートキャンプ:由美です。
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先日、某著名人のツイートが物議をかもし、炎上しました。
それは、新幹線や飛行機の中で泣きやまない子供には、睡眠薬を飲ませて黙らせたらいい、
といった内容を呟いたためで、それに対しての反論があちこちから上がり、
ネット上を席巻しました。
このことで年配の知人が、日本人も余裕が亡くなった、寛容性がなくなった、
と嘆いていましたが、個人的には、昔から日本人は子供や子育てをする母親に対して、
非協力的というか、あまり寛容性がないように思います。
乳母車で電車に乗ってきた若い母親に、露骨に舌打ちするサラリーマンとか、
乳母車の母子を差し置いて、エレベーターに乗るサラリーマンとか、
何も今に始まったことではなく、私が若いころからよく見かけた光景でした。
さて、この「うるさい子供には薬を飲ませろ」という発言を、擁護する人の中に、
欧米では長時間のフライトの前に、子供に睡眠薬を飲ませるのは普通、と言っている人がいて、
それは違うだろう、と思ったのですが、こんな記事がありました。
Should parents drug babies on long flights?
「長時間フライト時に、親は赤ん坊に薬を飲ませるべきなのか」
というタイトルの、BBCの記事です。
drug は名詞でも使いますが、このタイトルのように、動詞でも使います。
Parents taking infants on long flights are turning to medication to help their children sleep. But is the practice safe – or a dangerous abuse of parental power?
infantは、babyのことです。
medication, practice, abuse といった、頻出単語が続々出てますね。
必ず覚えましょう。
マイアミからLAに向かうフライトの間、3人の子供たちがずっと眠ったままで、
静かにしていることに感心した乗客に対し、隣の席の女性が否定的な意見を言った。
「母親が薬で眠らせてるのよ」と、ひそひそ声で言いながら母親の方を指差した。
ということですが、この表現に注目しましょう。
But the woman sitting next to me was not buying it.
隣に座っている女性は、それを買わなかった、とありますね。
つまり、その意見を買う、その意見に賛成する、ということです。
子供たちがお行儀よく静かに寝ている、と言ったことに対して、
それは違う、と言っているということですね。
さて、泣きやまない子供に対して、薬で寝かしつけるというのは、
どう考えても、常識的にあり得ないわけですが、それでも「うるさいガキは黙らせろ」
といった、心ない書きこみをする人は、国は違えどどこにでもいるものです。
Drug your spawn, please. For the love of GOD, anesthetize the little beast.
Spawnっていう、アメコミだったか何かの、スーパーヒーローがいますね。
地獄の悪鬼、という意味です(^_^;)
日本語にすると、“ガキ”くらいのニュアンスでしょう。
頼むからあんたのガキに薬を飲ませろよ、睡眠薬で眠らせろ、ということです。
for the love of GOD は、神の愛のために、というのが直訳ですが、
後生だから、頼むから、という意味ですね。
anesthetize は、麻酔する、という動詞。
それに対して、こんな書きこみもあります。
Psychos who pop pills all day would drug their kids. Normal folks would never do that.
四六時中ラリッてるサイコな連中が子供に薬を飲ませるんだよ。まともな奴のやることじゃない。
pop は、ガバッと飲む、というスラングです。
folks という単語も、ネイティブがよく使う口語表現で、people とか family を意味します。
So, how are your folks doing? 家族のみんなは元気?
というように、本当によく使いますので、覚えておいてくださいね。
長い記事ですが、やはり欧米でもまともな人は、子供を薬で眠らせたりはしてませんね。
どう考えても、もしもフライト中に何か事故があったりした場合、取り返しつきませんから。
以上、drug のお話でした。
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泣く子と地頭には勝てぬ、と申しますが愚図る我が子に
一服盛ってしまいたい、と何度も思った事があります…。
自分の子ですらそう思うのですから赤の他人さまなら
なおさら不快に思うでしょうね。
子どもが嫌いな人は国を問わず一定数いると思いますが
日本は特に子ども嫌いか子育て・教育に関心のない国だと思います。
先生の仰るとおり、昔からそんな感じだったと思います。
海外在住の友人が「帰国するたびに日本は子連れに冷たいなって思う。」
といっておりました。
私も何度か機内や車内で子どもが愚図らないようにと苦心したり
ヒヤヒヤしたことがありますが、お薬は考えられませんでしたね。
急変した時に診察を受けられない状況になるよりは
針のむしろの方がマシですから。(笑)
「子どもに薬を飲ませて寝かせろ!」なんていう人に限って
いざ、急変が起こって緊急着陸とか引き返しなんて事態になったとき
「子どもに薬なんて飲ますからだ!」と騒ぐだろうし。
件のツイートを私も見ましたが、なんと申しますか、SNSの発達に
人がついて行けてない?のような感じがします。
後先や影響を考えずに本音をポロっと言ってしまい、炎上してしまうというか。
面と向かってならば空気を読んで、口にすることはないだろうにということを
もっと影響力のあるSNSで言ってしまうというか。
まとまらない長いコメントになってしまい、申し訳ありませんでした。
SNSでは日本人お得意の「空気を読む」というのができませんから(毒)
空気とは、「その場にいて自分の立場が悪くなりそうな気配」のことなので、
リアルなコミュニケーションではそのあたり目端の利く人でも、
ネットだと油断してしまう、ということがあるんだと思います。
ネット上だとどう思われようが、関係ありませんもの、本性が出るんですよ。
ただ、有名人の場合はそれで足元掬われたり、下手すると干されたりする。
だから気を付けないといけないのに、おっしゃる通り、
そのあたりの感覚がついていけてないのでしょうね。
パブリックとか、PCといった概念がない状態でバーチャルだけ発展すると、
こうなってしまうという非常に良い例だと思います、今の日本は。
私がもし学生だったら、これを研究課題にしていたと思いますね。
まとまらないなんてとんでもない。
いつも洞察に富んだコメント、ありがとうございますo(^-^)o
日本は子育てするには散々な国だと思いますが
アメリカでもバスで赤ん坊が泣きやまないため
バスの運転手に下ろされたお母さんがいましたね。
しかも、そのバスの運転手は女性です。
子ども嫌いな人もいますからね、イライラする気持ちも
わかるけれど、わたしは泣いてる子がいたら虐待されてる
のでは!?とそっちが気になってしまいます(^_^;)
百貨店で仕事してるんですが、今の親って本当にやばいです。
まともな人はたまにしか見かけないほどで。。。
親に対する世間の冷たさは問題だけど、それ以上に虐待寸前の
親の方が危ないです。
って話がかなりそれちゃったけど!
教えてくださった英語しっかり覚えます!ありがとうございます♪
根本的に子供が嫌いだ、という人は必ず一定数いますよね。
そういう人からの冷たい仕打ちに合ってしまった人には、
本当に気の毒だとしか言いようがありません。
虐待ですか。
私が思うのは、ここ最近の日本は、私が子供の頃にはほとんどいなかった、
いわゆるアメリカの底辺層みたいな雰囲気の親子が増えたな、ということです。
スーパーや遊園地などに行くとそういう家族連れをたくさん見かけることがあって、
大丈夫か・・・と不安になります(^_^;)