こんにちは~♪
イングリッシュブートキャンプ:由美です☆
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今日は、文法のお話です。
京大英語問題の代ゼミの模範解答ショックから、日本の英語教育の惨状について真剣に考えました。
で、一番の問題は、やはり根本的なところでプラクティカルな英語を教えていないことではないか、
という、20年前と同じ結論に辿りついたのです。
いわゆる、「This is a pen.」的な文法の教え方に問題があるんですよ、いまだに。
語学の基本は、身近なところから徐々に離れていく、というものです。
人は自分のことに一番興味があるわけです。
だから、まずは自分について語る、自分の好きなことや家族、恋人、友人など、
そういった身近なことから語れるようになることが基本です。
そこから語彙やフレーズを増やしていき、そのうち文化や社会について、
環境について、政治についてといった一般的な、または上位の話題へと広がっていくんですね。
でも、日本の学校英語ではそういうコミュニケーションの基本が無視されているように思います。
いきなり日本の文化がどうのとか、そんなことから入ってるようじゃダメダメです。
また、語彙や文法事項の優先順位にも問題があります。
語学を習得するうえで、語彙も文法もどちらも大切なのですが、
重要なことは、使われる頻度の高い順から学んでいくということです。
めったに使わない語彙やフレーズを覚えても意味がありません。
私が中学生の時、書き換え問題というのがありました。
今の中学生もあるのかもしれませんが。
で、そこでは、will=be going to、must=have toというような教え方をしていて、
これらを書き換える問題がテストに出たりしたものです。
今考えると恐ろしい話ですね。
当然のことながら、willとbe going toはイコールではありません。
これは、以前こちらの記事で詳しく説明しているので、チェックしてみてください。
文法は、暗号ではありません。
どういったシチュエーションで発する言葉なのか、それが文法の基本です。
当然です。言葉はコミュニケーションなのですから。
同様に、mustとhave toもイコールではありません。
同じ意味として使われる場合もありますが、そうでない場合が大半です。
そもそも、mustという助動詞を「~しなければならない」という、
「義務」の代表格みたいに教えること自体、間違っているんですよ。
mustの、最も頻度の高い使用例は「義務」ではありません。
90%が、must beのかたちで使われているのです。
I worked all night. 昨夜徹夜しちゃってさぁ。
Oh, you must be tired, then. そりゃお疲れでしょう。
というような使われ方が一番多いのです、ネイティブの会話において。
なのに日本の教科書では、mustイコール「義務」として真っ先に教えます。
You must study hard. あなたは一生懸命勉強しなくてはならない。
みたいな例文を覚えさせるわけです。
で、mustの否定形はmust notで「~してはいけない」という意味になる、
でもって短縮形がmustn’t、なんてことをひたすら覚えさせられる羽目になりますが、
mustn’tなんて、ネイティブが使っているの、聞いたことも見たこともありません。
これって、まったくもって非効率だと思いませんか?
日本の英語教育では、本当の文法を教えていないと思います。
そのせいで、とても非効率的な学習体系になっており、
学習者が遠回りする羽目になっているんですね。
遠回りした分を取り返すのは、学習者の個人的な努力しかありません。
それが、この国に「万年false-beginner」を大量に作り出している原因でしょう。
初中級者に必要な文法と語彙は、ある程度限られています。
まずはそこをしっかり築くことが、語学の優先順位として最初に来るべきです。
ブートキャンプでは、必要な事項だけを集中して訓練できるようにカリキュラムを組んでいます。
まずは、英語の発声を体得すること。
これが一にも二にも重要です。
全てはそこからです。
3月の週末ブートキャンプ、まだまだ生徒募集中です。
色んな勉強法を試しては挫折した方、そこそこ英語力はあるけれど、スピーキングが弱い方、
ネイティブにいつも発音で聞き返されてしまう方。
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can=be able toという書き換えもあったように覚えています。
やっぱりMurphyの青本で勉強するべきですね。すべての英語教師がこの本を参考に正しい英文法を勉強してほしい。
語学の天才、ドイツ語学者関口存男先生は関口初等ドイツ語講座の序文でこのように書いています。
ほんとうに初めてドイツ語をやり出す人ををつかまえて、一時もはやく見当がつくようにしてやるにはどうしたらいいか?それは、すぐにABCDの字を叩き込み、次に語の発音を教え、発音がわかったら(不完全でもよろしい!)次にはすぐに、男とか女とか子供とか家とか本とか木とか道とか、「置く」とか「見る」とか「行く」とか「眠る」とかいった四、五百の基礎単語を何度も何度も繰り返しながら、それらの結合法(すなわち文法!!)を叩き込むことです。すなわち、右も見ず、左も見ず、馬車馬的に文法の一本道を引っ張っていくことです。
面白いとか面白くないとかいうことは問題にならない。面白ければついて来る、面白くないとついて来ない、といったような人達は、それはどうせ駄目な連中だから、ほったらかしておけばよい。
中略
早く分かりだすためにはどうしたらよいか?
中略
それは・・・まず文法の一本道を直進することです。
辛口ですが、良い言葉です。
蛇足です。発音が不完全でも良いとは言っていますが、出鱈目でも良いとは言っていません。程度の問題です。細かい発音の間違いを気にするよりは、早く簡単な単語と正しい文法を覚えて、勉強が楽しくなるようにしましょう、ということです。
語学の勉強に役立つ、良いことがたくさん書かれている本です。
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>電験3種傾向と対策研究会さん
本当に、まともな文法が必要です、日本の英語教育には。
京大の2次試験の模範解答を見て、ひっくり返りましたから。
もう、吉本新喜劇みたいに、椅子から転げ落ちるくらい、酷い英作文でした。
これが日本の英語教育の実態です。
それを恥ずかしげもなく大手予備校が公式サイトに上げているのです。
由々しき問題です。
関口先生が言っていることは、しごく当たり前のことですよね。
このシンプルで当たり前のことを、日本の教育現場ではやってないんです。
私が中学の時からずっと。
目の前が真っ暗になる思いですよ。
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いやぁ、引っ越しは大変でした。。。
それはさておき、日本の教育の大問題ですよね。
ほんと。
優先順位の高い、nativeが使う用法を教えるのではなく、教科書に沿って?チャンチャラおかしいです(笑)ちょっと古い言い方でしたか。。。(笑)
無意味な言い換えなんかを教えて、肝心な事は後回し。。。だから日本人の多くは英会話ができないんです。文法は必要だし、語彙も必要でしょう。要はその中の優先順位を明確化できていないことに問題があるんです。試験英語、落とすための英語、それはどこまで意味があるのか。。。
少なくとも義務教育の中では話すための英語を教えるべきだと思います。そこで面白さを知ればおのずと勉強するんです。する人は。きらいな人もいますから、それは仕方ありません。発音も英語喉を採用シロとは言いませんが、きっちりと話すための、聞きとるための教育を取り入れてほしいものです。政治といい、何もかもが政治家の頭は良いはずなのに、使い方を、有効利用方法を知らない人間たちの犠牲になっている国民、若者が多いのが残念でなりません。古い慣習なんて完膚なきまでに壊せばいいんです。今後を見据えた教育がされていかないと、日本に未来はありません。。。愚痴だらけですけど(笑)他にすべき仕事がなければ、教育者になればよかったかも(笑)
(笑)の分かる、厳しくも明るい教育者になれたかも(笑)
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京大入試問題英作文模範解答を見ました。
凄いですね、K塾の解答は。もはや暗号です。
そもそも英語と日本語の論理は違うので「訳せ」ということ自体に無理があります。たとえば「古池やかわず飛び込む池の音」を英訳できる訳がない。単語を英語に変換できても、音韻、文化的背景は変換できません。本来、英語の出題も解答も英語でなされるべきでしょう。
CambridgeUniversityPressのPractical Faster Readingのような感じですね。(この本を記事で取り上げてくれませんか?)
朝日新聞の天声人語の英訳があります。NativeCheckを受けているか、あるいはNativeが書いているはずです。しかし、文のリズムに違和感があります。やっぱりAmerican beatやCheeseburgers(Bob Greene)のほうが心地よい。(これらも取り上げてくれませんか?)
なお、韓国語学習においては、99%の文法が日本語と同じなので文法の勉強は必要ありません。また、身の回りの単語よりも専門用語の方が日本語と共通になるので覚えやすい。
中学校で英語を勉強するのはやむをえないにしても高校では韓国語を教えるべきだと思います。
韓国の高校では三分の一の学生が第2外国語として日本語を勉強しています。しかも、日本語1級をとる人もいます。(アメブロを書いているくらいです。)それでも「私なんて、クラスでは下手なほうです。」
ほんと、日本の語学教育に変革が必要です。
追伸
どうして各予備校ともにトラブルとカタカナで出題されているにもかかわらずproblemと変換しているのでしょうか?英英辞典を読むとtroubleとproblemは微妙に違うようですが。第一、troubleはtravelの語源だと思うのですが・・・。
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>Michyさん
私は、文科省のテキストではなく、普通に洋書のELT教材を使えばいいと思います。
日本人は外国かぶれで海外ブランドに弱いくせに、
本当に必要なことはちっともかぶれないんですよね(苦笑)
でも、洋書を使うとなると、今度はそれを使って教えることのできる教師がいない、
という根源的な大問題にぶちあたるんですね。
なのでどうすることもできない。
という悪循環に陥っているような気がしますね。
卵が先か、鶏が先か、みたいな感じですかね。
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>電験3種傾向と対策研究会さん
模範解答、ごらんになりましたか。
凄まじいでしょう(笑)
英作文って、翻訳家かネイティブにチェックしてもらうべきですよね。
それにしても、予備校の講師ってこんなにレベルが低いものなのでしょうか。
私は、高校からは外国語を自由に選択できるようにしたらいいと思います。
小学校高学年から中学3年まで5年間くらい、まともな英語教育をする。
こないだまで主婦でしたが英語が好きで子供が好きなので児童英語を教えたいです、
というような層にではなく、バイリンガルで洋書を使って教えられる、
TESOLの下地のある教師に教えさせるんです。
で、高校からは英語以外に、数ヶ国語から選択して好きな言葉を勉強できるようにする。
そうすれば、この惨状はずい分変わると思います。
まあ、抵抗勢力に邪魔されて実現不可能でしょうけどね・・・
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>イングリッシュブートキャンプ:由美さん
確かにそうでしょうね
洋書を使えばいいんですよね
ブランドかぶれの日本人が英語となると使わない。。。
言われるようにそれを教えることのできる教師はかなり限られる
しかし、そこから変えていかないと、将来的に変わるわけもない
インターに通う子たちは発音も含め、ドンドンしゃべるようになっています
しかし、残念なことに、その教育を受けさせてあげれる子供は、ある程度の富裕層や、教育熱心な家族に限られてしまいます。それが現実です。
でも、その子たちが大人になって今の日本を変える土台になってくれたらと期待する次第です。
それができるのは今の親世代の考え方の変化があってこそです。
どなたか言っていた、西川清さんではないですけど、小さなことからコツコツとです
私はその精神ですね。
意識の改革なくして、未来はなし。
その一助になれたらと思います。
未来有望な子供たちの未来を変えれると良いですね。
その為にも自分が変わりたい。
意識から。そして、実践する
それによって、言葉にも重みが出る。
実践のない言葉には力なし
それの分かっている人がどれくらいいるでしょうか(笑)
若い芽をつぶす、出る杭を打ちにかかる、古き頭の持ち主に、目の覚めるような一発くらわせてやれると良いんですけどね(笑)
皆、仕事してるつもりで、目閉じて、耳ふさいでいますからね。少しは拒絶する前に、諦める前に、味見しろって言うんです!!好き嫌いをいってるから駄目なんです。試行するなら、高速道路なんかより、そういう制度の見直し含めて有効にお金を、税金を使うべきです。
あの馬鹿さ加減にはほとほと呆れます。
困った状態です。
日本はどこに向かっているのでしょうか?
とはいえ、諦めても仕方ないので、私は私のできることで世の中に貢献する。
古き慣習は良いところだけいかし、悪き風習は変えるべし!!
これが私の信念です
またまたしゃべりすぎました。。。(笑)
ではまた
独り言です(笑)
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こんにちは(・∀・)ノ
日本の英語教育はプロの方のお話なので、よくわかりませんが、
-日本人は外国かぶれで海外ブランドに弱いくせに
は世代によるのではないでしょうか。ささのはの世代ではそういう人は少ない気がします^^
日本大好きなのですが、教育はそんなに大変な状態なのですね。残念です。
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>Michyさん
子供をインターに通わせるのは、普通の家庭では無理です。
年間、大体200万かかります。
小学校から高校まで12年間通わせると、2400万です。
また、インターで教育を受けると、日本社会に適応するのが難しくなるでしょうね。
特殊な職業に就くなら話は別ですが。
普通の公立の教育機関で、まともに英語を教えるということが必要だと思います。
お金のある人だけが英語をマスターできる、
というのでは意味がありませんから。
この問題は本当に根深いというか、深刻ですね。
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>ささのはさん
こんにちは♪
世代によるとは思いますが、それでも老若男女問わず、
みんなブランド品を持ってますからね、日本は。
バッグにせよ財布にせよ、高校生ですらブランド品だったりします。
こんなのは世界広しといえど日本くらいのものです。
教育現場は大変ですね。
恐らく、これは想像でしかありませんが、英語だけではないのでは、と思います。
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高校では外国語を自由に選択できるというのは大いに賛成です。
実際、韓国の高校の第2外国語では日本語、中国語の順で人気があり、ドイツ語やフランス語が続きます。
日本では、教える先生がいないことが問題になるでしょう。しかし、韓国にできることがどうして日本にできないのか?学校や文科省の怠慢としかいいようがありません。
中学校の3年間で覚える英単語と文法だけで、かなりのことができます。英文記者や文学者になるのならともかく、一般的にはそれで十分です。必要な人は高校でも英語を選択すればよい。
「バナナ」にならない為にも、中国語や韓国語を勉強することは大いに意味があります。
いま、英語はエリートの条件ではありません。テレビの特集番組によれば、みずほ銀行ではインドネシア語の特訓をしています。アメリカが経済の中心の時代は終わりを告げようとしています。
各大学が、外国語の入試条件を変えても良いでしょう。たとえば、英語だったらIELTSで何点とか、フランス語ならTEFで何点、中国語なら水平考試で何級という具合です。日本人が問題を作って採点をする検定試験は不正確です。TOIECはいわずもがなです。
聞いた話です。
昔、ゆとり教育が始まり、英語の教科書が変わったときに、頑として受け付けなかった学校があるそうです。いわずと知れたミッション系です。彼らは英語を読むこと、書くことの重要性を知っているがゆえに文科省の指導を拒否したらしい。彼らが使っているのがProgress in Englishという教科書だそうです。今度、見てみようと思います。
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>電験3種傾向と対策研究会さん
私も、第2外国語はアジアの言語を取るべきだと思いますね。
英語ができれば、他のヨーロッパ言語は必要ありません。
私の時代は、フランス語やドイツ語が主流でした。
特に医学や薬学を目指す人はドイツ語が必須みたいなところがありましたが、
今は科学の最先端はアメリカです。
カルテも英語で書く時代なので、ドイツ語は必要ありません。
芸術を目指す人は別として、そうでない限りは、
英語のほかにアジアの言語を取るほうがプラクティカルだと思います。
追伸:プログレスはイマイチです。あのテキストは過度に文法と読解に偏っています。
あれをやるなら、普通の洋書を使ったほうが良いと私は思います。
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ぺらぺらになる必要はありませんが、ドイツ語とフランス語の初歩を勉強することは無駄ではありません。英語=ドイツ語文法+フランス語単語と言う事が分かります。イタリア語とスペイン語を勉強すると、この両言語はほとんど同じであることに気がつきます。そして英単語の語源の多くがラテン語、つまりイタリア語からきていることが分かり英語の理解がいっそう進みます。
私は基本的に、仕事で行った国の言葉は全部勉強しました。空港やホテルでは英語が通じますが、タクシーや現地の食堂では現地語しか通じませんでしたから。いわばお尻に火がついた状態ですね。それに英語が通じるレストランというのは高くて不味い。現地語しか通じない食堂は安くて美味いというのは世界共通です。なのでがんばりました。
韓国語も仕事を通して勉強しました。そして日本語との共通性が分かりました。外国語学習として韓国語は一押しです。
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>電験3種傾向と対策研究会さん
ヨーロッパ言語を勉強することで、英語の理解が深まる、というのはありますね。
ただ、現実問題として、ほとんどの人はそこまでの余裕はないでしょう(苦笑)
海外に行く時は、ある程度その土地の言語をサバイバルレベルでも知っているといいですね。
タクシーに乗ったりすると、やはり現地語ができるのとできないのとでは、
ボられる可能性が低くなると思います。
特に、アジアやヨーロッパは、ぼったくりが酷いので、それは痛感しますね。