イングリッシュブートキャンプ:由美です。
★翻訳って、ただ訳せばいいってものじゃないんです
グーグル翻訳やエキサイト翻訳など、ウェブで無料翻訳サービスがありますね。
一度は利用したことがある、という人も多いのではないでしょうか。
でもって、「なんじゃこらっ」と思ったことは、誰しもあるのではないでしょうか。
日英(または英日)翻訳ほど、ひどい結果になるものはありませんね(^ ^;)
これが日英じゃなければ、あそこまでひどくはならないから不思議です。
たとえば、フェイスブックなどで「翻訳する」という機能があるのですが、
たまに、中国語やその他の言語で上がっている記事を、この翻訳機能で読んだりしますが、
まあまあ、なんとなく意味は通じるかな、くらいの結果になるんですよ。
それがなぜか、日本語と英語ってよほど相性が悪いんでしょうかね。
もう、言語としてまったく成り立っていない、というくらいの文章が出てきます(笑)
どうしてこんなことに、なるのでしょうか。
まあ、そんなことはさておき、翻訳という作業は、骨が折れる仕事です。
私もたまに翻訳の仕事を受けることがありますが、大変だなぁと毎回思います。
特に、PR的な内容の物。
これは、いかにして顧客にアピールし、販売意欲を刺激するか、という点が大事なので、
ただ訳せばいいというものでは、ないんですね。
消費欲を促すキャッチーな文言が必要ですから、これだと思うのが出てくるまで、
何時間もうんうんと、頭をひねって考えなくてはいけません。
もちろん、その何時間分のギャラは、一文字いくらとしてしか換算されません。
子の文言考えるのに一晩かかったんだから、一晩分のギャラをくれ!
といったところで、そんなのは通らないのが翻訳という世界なのです。
★世界で最も訳すのが難しい言葉トップ3に関西弁が!!
ブログ友達のカオリンさんから、興味深い記事を教えてもらいました。
こちらのBBCの記事。
Congo word ‘most untranslatable’
コンゴの最も訳すのが難しい単語
タイトルからわかるように、世界で一番訳すのが難しい単語は、アフリカのコンゴの言葉。
Ilunga means “a person who is ready to forgive any abuse for the first time, to tolerate it a second time, but never a third time”.
“ilunga”とは、「一度目はどんな無礼も許してくれて、二度目は我慢してくれる、けれども三度目は絶対に許してくれない人のこと」を意味する。
って、なんかこの説明だけでも、イマイチよくわかりませんね(^ ^;)
日本語で言うところの、仏の顔も三度まで、みたいな感じ?
初対面の時は感じよかったけど、二度目に会ってみるとそうでもなくて、
三度目はめっちゃ怖い人だったみたいな、そういうのかしら?
確かに、理解するのが難しいコンセプトではあります。
そして、三番目に訳すのが難しい言葉が、関西弁の「なぁ/な~」だそうです。
Third was Naa, used in the Kansai area of Japan to emphasise statements or agree with someone.
三番目は“naa”、日本の関西地方で使われる言葉で、文を強調したり、誰かの意見に同意する際に使われる。
別に難しくないやん、と関西ネイティブの私などは思うわけですが、次の説明にこうあります。
Although the definitions seem fairly precise, the problem is trying to convey the local references associated with such words, says Jurga Zilinskiene, head of Today Translations, which carried out the survey.
定義そのものは極めて明確かのように見えるが、問題はこういった言葉には地元ならではのニュアンスが入ってくるということだ。
と、Jurgaなんちゃらさんがおっしゃっているようです。
ふむふむ、なるほど。
言われてみれば確かにそうかも・・・
さて、このdefinition という単語は、頻出ですよ。
定義(付け)、明確にすること、という名詞です。
動詞は、defineで、定義する、明確にする、輪郭をはっきり示す。
コンタクトレンズに、ディファインというのがありますね?
あれは、黒目をくっきりさせる、つまり輪郭をはっきりさせるところから、付いた名称です。
形容詞のdefinitely(もちろん、その通り)も、よく使いますよ。
知らなかった、という人はこれを機に覚えましょうね。
★英語は音が基本です!
言葉は音から成り立っています。
文法にルールがあるように、発音にもルールがあるのです。
どうやって発音するのか、まずはそこから始めましょう。
『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』は、英語の基本発声である喉の開き方から、
リエゾンやリダクションまで、段階を踏みながら習得できるように、まとめられています。
英語は日々の積み重ねから(^O^)
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Naa って標準語で Nee と同じだから、何故特別に取り上げられることになるのかわかりません。??って感じです。
Ryujiさん、コメントありがとうございます。
確かに、「なぁ」と「ねぇ」はほぼ同じですよね。
言われてみれば、なぜことさら「なぁ」なのか、という疑問は残りますね(^_^;)