イングリッシュブートキャンプ:由美です。
★普通の英語が聞き取れないのはなぜ?
映画やドラマの会話って難しい、と思う人は多いのではないでしょうか。
CNNのニュースや学者のインタビューなどは、結構聞き取れるのに、映画となると途端に聞けない。
字幕がないとついていけない。
前回、『キック・アス』のトレーラーで、ディクテーションしてみましたね。
前回の記事は、こちら♪
今日はその、解答編です。
では、スクリプトを見ながら、動画を見てみてくださいね。
I (always) wonder why nobody did it before me. I mean, all those comic books, movies, TV shows…you’d (think) that one eccentric loner would have made himself a costume. Is everyday life really so exciting? Are schools and offices so thrilling that I’m the only one (who) ever fantasized about this? Come on, be honest with yourself. At some point in our lives, we (all) want to be a superhero.
That’s not me, by the way. That’s some Armenian guy with a history of mental (health) problems.
That’s me.
How (come) nobody’s ever tried to be a superhero?
Dude, if anybody did it in (real) life, they’d get their ass kicked. They’d be dead (in) like a day.
Comic books had it (wrong). You don’t need a power to be a superhero.
Oh, yeah!
(Didn’t) see that, did ya?
Who are you?
I’m Kick-ass.
★口語表現(スラング含む)を知っていますか
スラングの重要性については、すでに述べたところです。
スラングとまではいかないにせよ、口語表現を知らないと、会話ができません。
たとえば、このトレーラーにも出てきますが、How come…?という表現。
これは、理由を尋ねる構文で、Why と同じ。
けれども学校では習わないので、知らない人が多いのです。
ざっとスクリプトを見てください。
知らない単語、熟語、フレーズはどれくらいありますか?
上級者だと、この中で知らない語彙は、まずないのではないかと思います。
読んでみると簡単だと感じた場合、聞けない原因は、音にあります。
いやいや、構文自体が難しいという人は、基本文法をやり直す必要があります。
★意外とよく使われる仮定法
よく、日常会話は中学英文法でOKと言われますが、実際のところはそうではありません。
日常会話に頻繁に登場するのが、仮定法です。
そうです、高校英語で習うあの、If + 主語 + 動詞の過去形・・・というあれです。
ちなみに、仮定法には、仮定法過去と仮定法過去完了がありますね。
覚えていますか?
この仮定法って、日常会話で頻発するんですよ。
人は、いまさら言ってもしょうがないことを、ぐちぐち言うのが性だからです(笑)
あの時こうしていれば、今頃は・・・とか、あんなことさえしなければよかったのに、とか。
このキックアスも、もしもスーパーヒーローだったら、という仮定のお話をしていますね。
なんでみんな、正義の味方になろうとしないんだろ、という主人公に対し、友人が、
「そんなことリアルにやってみな、あっという間にやっつけられちまうよ。一日で死んじゃうって」
と返していますね。
仮定法を使った良い例文です。
こうして文字で見て読めば理解できるけど、聞いたら早くてついていけない。
そういう人は、多いのではないでしょうか。
仮定法の構文を、普通に使うことができて初めて、英語で日常会話ができると思ってください。
しつこいようですが、あり得ないことを仮定して言うのは、どの人種も共通です(笑)
「たられば」が好きなんですよ、人間というのは。
だからこそ、この仮定法は非常に重要なんです。
上記の映画トレーラーが、普通に聞き取れれば、日常会話は問題なくできるでしょう。
ネイティブの雑談にも、楽しく加われるはずです。
半分もわからなかった、というあなた。
あなたがもし、上級学習者(TOEIC860点以上保持者)の場合、学習方法を顧みたほうがいいでしょう。
あなたに足りないのは、英語の自然なリズム、リエゾンやリダクションといった、
ネイティブの自然な発音への、理解や認識であるからです。
★普通の英語が聴けるようになるために
英語はチャンクが大事です。
ネイティブと同じ速さで、フレーズを丸ごと言えるようにすること。
この訓練なしで、普通の会話ができるようには、まずなりません。
あなたが、成人学習者である限りは。
まだ12、3歳だと、聞いているだけでも、それなりに効果は出ますが、大人の場合難しい。
英語はスポーツや音楽と同じです。
子供のころ始めると、簡単だし上達も早い。
けれども、大人になってから始めると、大変な上に時間もかかるのです。
ある程度の大変さ、物理的な時間を覚悟しないと、語学は伸びません。
そして、ナチュラルなネイティブの音に慣れるためには、自分も同じように発音できること。
これが重要なのです。
『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』は、英語の基本発声である喉の開き方から、
リエゾンやリダクションまで、段階を踏みながら習得できるように、まとめられています。
また、一番重要な喉発声の仕方と、日本人が苦手な母音については、Yumiが動画でレッスンしています。
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