今日もぽかぽか陽気の東京です。
朝からフル回転の、イングリッシュブートキャンプ:由美です。
唐突ですが、みなさんは自分の言葉(方言)に自信はありますか?
私は大阪の下町出身ですが、実を言うともはや自分が本来の大阪弁を話せているのかどうか、
まったくといっていいほど自信がありません。
おそらく子供の頃は普通に話せていたであろう方言も、テレビの影響やら何やらで、
ずいぶん変わってしまったのではないかと思うのです。
それと、これは大学に進学してからだと思うのですが、京阪神地区の人たちが大半を占める環境で、
同じ関西圏とはいえ微妙に語彙や動詞活用が違う言葉が入り乱れたせいで、
自分が話しているのが大阪弁なのか、京都弁なのか紀州弁なのか神戸弁なのか、
はたまた播州弁なのか、さっぱりわからなくなってしまいました。
上方方言の代表格としてわかりやすいのが、「来る」の否定形です。
こうへん、けえへん、きいひん、きゃあへん、などなど。
私の中で迷うのが、「こうへん」と「けえへん」、本来どちらが浪花言葉なのかということです。
本気でわからないんですよ。
あと、アクセントもそうです。
「頭」は「たま」なのか「あま」なのか、どっちだったか・・・
情けないですが、自分の言葉をどんどん忘れていくんですね。
言葉を教える立場にいながら、これはどうかと思いつつ、もはや親世代と私の世代とでは、
話し方自体かなり違うんですよ。
こうして本来の方言というものが、ハイブリッドになっていくのでしょうか。
さて、日本語にも方言があるように、当然英語にも方言があります。
以前、炭酸飲料のことをなんと呼ぶかという記事を書きました。
soda, coke, popなどなど、地域によって呼び方が違うんですね。
こういう例は他にもあります。
また、呼び方は同じでも発音が違うというパターンも結構あるんですね。
たとえば、
erasure
nauseous
herb
coupon

これらの単語も、地域または世代によって微妙に違います。
erasureは「イレイショア」「イレイジョア」の2通りあります。
つまり、sureの部分が、無声音と有声音どちらにもなるということですね。
nauseousも同じです。seousの部分が無声音と有声音の両パターンがあり、
「ノーシャス」「ノウジアズ」の2通りの発音となります。
この辺は、人それぞれという感じですね。
私が、多くのネイティブから笑われたのが、herbの発音です。
これ、私は“h”を落として発音するんですよ。
「アーブ」みたいな感じですね。
私が留学していたオクラホマではそれが普通でしたから。
でも、どうやら一般的にこの単語は“h”はリダクションしないようなんです。
少なくとも都市部では(笑)
普通に、「ハーブ」と発音するようなんですねぇ。
きっと私の発音は田舎臭い感じがしたんでしょうね(苦笑)
couponは、「クゥポン」「キュウポン」の2通りあって、
私は「キュウポン」と言いますが、どうやらこれもマイノリティのようです( ̄_ ̄ i)
まあ、別にいいんですけどねーーーーー
そんなわけで、あるときからなるだけ気を付けて標準英語を話すようになりました。
映画やドラマを見たりして、一般的な発音を心がけるようになったんですね。
留学から帰ったばかりの頃は、自分でも気付かないうちにかなり訛っていたようでしたので(笑)
方言って、つきつめていくと楽しいですよ。
少なくとも、自分の生まれ育った地域の言葉くらいは忘れないでいたいと思う、今日この頃です。
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