イングリッシュブートキャンプ:由美です。
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★リダクションってなに?
ある知人から、「ゆみちゃん、この英語変だと思うんだけど、どう思う?」と、突然聞かれました。
で、その英語というのが、表題にある“Come on a my house.”なのですが、これを見ただけで、
「ああ、そういうこと・・・」と思ったあなたは、ジャズ通か英語通です(^O^)
結論から言うと、正しいです。
え、ちょっと待って!
a という冠詞の後に、my って代名詞が入るの、おかしくない?
と思ったあなた。
そうですね、おかしいですね。
冠詞が付くなら、my はいらないはずです。
でもこれ、冠詞じゃないんです、実は。
ここでポイントとなるのが、リダクションです。
私のブログでは、何度も紹介してきた、リダクション。
これは日本人を悩ませる、最大の難関と言って、いいと思います。
では、リダクションとは、いったい何なのでしょう?
★音は繋がる、変化する
まずは、こちらのスタンダードジャズを、聞いてください。
ジャズに詳しくない私でも、この曲は知っているというか、聞いたことがあります。
この印象的なサビの部分、♪カモナ マイハウス マア~アイハウスッ♪というフレーズは、
とても耳につきますね。
喫茶店とかでも、BGMとしてよくかかってたりするので、聞いたことある人も多いのでは?
ちなみに、これを歌っているRosemary Clooney は、あのジョージ・クルーニーの叔母さんです。
ジョージって、芸能一家だったんですね、知りませんでした。
ジョージの叔母さんが歌う、“Come on-a my house”ですが、これは音をそのまま表記したんですね。
ちゃんと書くと、こうなります。
Come on to my house. 私のお家へいらっしゃ~い♪
もうわかりましたね?
そうです、on to が on-a という発音に、なってるんです。
いわゆる、Tのリダクションです。
このTのリダクションは、他にもたくさんあります。
たとえば、want to が wanna になる、というのは知っている人も、多いのではないでしょうか。
I want to go. は、声に出して言うと、I wanna go. となります。
もちろん、書くときはきちんと、want to と書くのが、ルールですよ。
でも、この曲のように、歌のタイトルや歌詞は、わざと音をそのまま表記することが、あるんです。
Come on a my house, my house, I’m gonna give you candy.
という、歌い出しですが、きちんと表記するなら、
Come on to my house, my house, I’m going to give you candy.
となります。
★発音にはルールがあります
このようにして、音が繋がることで変化したり、省略されたりする現象を、リダクションと言います。
日本語にも、リダクションはありますよ。
たとえば、「~ではないですか」という表現。
これ、話し言葉だと、ほぼ100%に近い確率で、「~じゃないですか」と言っています。
他にも、「すみません」が、「すいません」になったりするのも、一種のリダクションです。
なぜリダクションするのか。
「~ではないですか」と言えばいいのに、どうして「~じゃないですか」と言ってしまうのか。
それは、そのほうが言い易いからです。
リダクションは、基本的に言い易い方向に、楽な方向に行ったために起きる、音の変化です。
私たちは日本語ネイティブなので、「すみません」より「すいません」のほうが、言い易いと思うけれど、
これが外国人だったら、なぜそれが言い易いのか、感覚として理解するのは難しいのです。
なので、「すみません」と表記するのが正しいけれど、話すときは「すいません」になる、
というように、覚えるしかありません。
同様に、英語のリダクションも、私たちはネイティブではないので、感覚で理解するのは難しいです。
一つ一つ、覚えていくしかないのです。
発音にはルールがあります。
それを理解しないと、英語を聞き取ることは、できません。
『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』は、英語の基本発声である喉の開き方から、
リエゾンやリダクションまで、段階を踏みながら習得できるように、まとめられています。
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カナダ在住の日本人ですので、正直英語の方が日本語より楽という情けないものですが、come on to my house って普通言わないですよね。come to my house か、会話で Come on. Where? To my house. とかならわかるけど。カモナマイハウスって日本で聞くたびになんじゃそれ〜って思ってます。