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多聴多読は効果なし???
「英語(語学)をマスターするには、大量に聞き、読むこと」
これは昔から、語学の達人と言われる人が、必ず口にしてきたことです。
ただし、多くの人がこれを、少し曲解しています。
いやいや曲解もなにも、たくさん英語を聞いたり、読んだりすれば、英語力はアップするんじゃない?
本当にそうでしょうか。
では、お聞きします。
たくさんって、どのくらい?
毎日英語を聞いていれば、ペラペラになれるのだとしたら、10年以上アメリカに住んでいても、
サバイバル英語しか話せない人が、結構いるのは矛盾していませんか?
たくさん英語を聞けば、そのうち耳が慣れて聞けるようになる、話せるようになるなんてことは、ありません。
誤解してほしくないのは、もちろん多読や多聴の効果は、それなりにはあるということです。
ただしそれは、基本的な英語の体力がある人に、限られるのです。
単語量も構文力も圧倒的に足りていないのに、いきなり多読をしても、意味はありません。
基礎体力がまったくないのに、いきなりフルマラソン走れと言われても、無理なのと同じです。
アップアップしておしまいか、途中で疲れてリタイアしておしまいです。
想像してみてください。
たった1行の文章に、知らない単語が半分以上あったとして、意味がわかるでしょうか?
念のために次の文章を見ても、やはり知らない単語ばかり。
それが延々続いたとします。
それでもあなたは、続きを読もうという気になりますか?
1ページのうち、知らない単語が、2~3語くらいなら、前後の文脈である程度、予測ができます。
たぶんこういうことかな、想像しながら、辞書を引くのを我慢して、読み進めることができるのです。
これは、自分の母語でも同じです。
日本語でも、たとえば新聞を読んでいて、知らない単語が出てくることは、ままありますね?
それでも私たちは、一々辞書で調べたりは、しないはずです。
多読の場合、語彙力がないと全く読めないため、ページをめくる手が、途中で止まってしまいます。
たとえて言うなら、10キロマラソンを、走っているようなもの。
基礎体力がないと、途中でギブアップしてしまうので、続かない。
つまり、多読の場合は、意味がわからないと、途中で辞めてしまうので、それほど問題はないのです。
すらすら読めて楽しいと感じる時点で、あなたの英語力は、確実にアップしています。
ところが、多聴の場合は、そうはいきません。
というのも、何となく聞き流すことは、さほど苦痛ではないからです。
意味の分からない文章を読むことは、たいていの人にとって、我慢できないストレスとなります。
けれども、ただ聞き流すのは、BGM化してしまうため、そんなに大変じゃない。
むしろ、聞き流しているだけでも、「英語を聴いている、やっている」と、勘違いしてしまうという、
ある意味、非常にまずい状態に、陥ってしまうのです。
単に、雑音が右から左に抜けていく。
そういう状態であるにも関わらず、なんとなくやった気になる。
充実感がある。
けれども、これは実際には、ほとんど意味がありません。
それどころか、いたずらに時間を無駄にするという、非常にマイナスな学習法なのです。
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日本人は英語の音そのものが聞けていない
次の英文を、声に出して読んでみましょう。
I like apples.
さて、今あなたは、読みながら和訳しましたか?
like は好き、apples はリンゴの複数形だから、「リンゴが好き」っていう意味だな。
と、思いながら読みましたか?
おそらく、そうではないでしょう?
これくらいの短い、シンプルな英文なら、一々訳さずにまるごと英語のまま、理解したのではないでしょうか。
理解するのに、like という動詞、apple(s)という名詞を知らないと、たとえ3語の英文であっても、
意味がわからず、頭を抱えることになります。
単語も知らないのに、文章なんて読めるはずが、ないのです。
また、likeが動詞で、その動詞の対象(目的語)となっているのが、applesであるという、
この英文の基本構造を、理解していることも、もちろん必要です。
そのために、単語を必死で覚え、文法書を調べるわけですよね?
同じことが、音にも言えるのです。
この有名なクイズに、チャレンジしてみましょう。
次の単語を、読んでみてください。
ghoti
どうですか?読めましたか?
なにこれ、こんな単語、存在しないんじゃないの、と思ったあなた。
そうですね、でも英語の音の法則を知っていれば、「あっ!」となるはずです。
ヒントは、発音ルールですよ。
英語の音は、必ずしもスペルと合致しませんね?
例外が多く、不規則なものが多いのです。
まるで暗号解読のようですが、わかったかな?
こたえは、
fish
まず、最初の“gh”ですが、これは laugh という単語では、f の発音です。
次の母音“o”は、women という単語では、i の音。
“ti”は、nation では、sh の音です。
だから、ghoti は fish と発音する、というわけです(笑)
ええ~~~!と思わないでくださいね。
日本語だって、似たようなものです。
たとえば、「間」という漢字。
人間
時間
合間
これらの読み方は、すべて違いますね?
同じ字なのに、「げん」「かん」「ま」と、発音が違うわけです。
これは、外国人からしたら、とても大変で紛らわしいものです。
だけど私たちは、子供の頃から少しずつ、漢字を覚え読み方を覚え、慣れていきます。
小学校低学年と高校生とでは、知っている漢字の数は、全然違いますね?
それくらい時間をかけて、私たちは漢字の読み書きを、覚えていくのです。
英語も同じです。
音と文字(アルファベット)の繋がりを、ネイティブたちは、子供の頃から習います。
そうすることで、“フィッシュ(魚)”という言葉は、“fish”と綴るのだ、と知るわけです。
ところが、残念ながら日本の学校教育では、この音と文字の繋がり(フォニックス)を、ほとんどやりません。
むしろ、間違った読み方を、教わってしまう場合も、あったりするのです。
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英語の基本母音は13個あります。全部言うことができますか?
日本語の母音は、「あ、い、う、え、お」の5つ。
では、英語はどうでしょう?
基本母音だけで、13個あります。
それに加えて、R母音(Rと母音が組み合わさったもの)などを入れると、20種類以上あると言われています。
つまり、母音だけで、日本語の4、5倍も、英語は音のバリエーションがある、ということなのです。
日本語は英語と比べて、音域の狭い言語なのです。
私たちの耳には、なかなかキャッチしにくい、あいまいな母音は、訓練しないと聞けるようにはなりません。
聞き流しているだけでは、ただの雑音としてしか、脳が処理してくれないからです。
そういった訓練を、あなたはこれまで、やってきましたか?
一度もやったことがない。
やってみたけど、ちゃんとできているか、イマイチわからない。
やってみたいけど、どうやればいいかわからない。
そんなあなたに、ピッタリなのが、Yumiの週末ブートキャンプです(^O^)
週末ブートキャンプでは、基本母音から子音に至るまで、英語の音を聞けるよう、徹底的に訓練します。
音が聞けるようになるには、正しく発音できることが、一番の近道です。
そうすることで、これまで雑音にしか聞こえなかった音が、意味を持って耳に入ってくるようになります。
Yumiのメッセージ
ではここで、イングリッシュブートキャンプ主宰の、Yumiの動画メッセージをどうぞ。
<<週末ブートキャンプは、こんな人におススメ>>
● 英語学習ジプシー。色々試したけれど、なかなか壁を越えられない。
● 読むのはそこそこできるのに、リスニングが苦手。
● それなりに聞けるし、1対1の会話なら大丈夫だけど、ネイティブ同士の雑談についていけない。
● 自分ではちゃんと発音しているつもりなのに、ネイティブに聞き返される。
● フォーマルな英語しか聞き取れない。スタバの店員の言っていることがわからず、何度も聞き返してしまう。
土日2日間で、あなたの声を徹底的に、“英語の声”に変えます。
話すことが苦手・・・発音に自信がない・・・という人も、大丈夫。
初心者も上級者も関係なく、参加できるコースです。
関西ブートキャンプ、残席わずかとなりました!
2年ぶりに開講する、大阪での週末ブートキャンプは、9月6、7日の土日に開講します。
こちらは、そろそろ枠が埋まってきました。
関西でのキャンプは、これを逃すとしばらくありません。
西日本の方、ぜひこの機会に、参加してみてください。
東京でのキャンプは、11月の予定です。
【日時】9月6日(土)13時~18時 7日(日)13時~18時 ※計10時間
【場所】AP大阪淀屋橋 ※地下鉄御堂筋線淀屋橋、京阪淀屋橋駅徒歩3分
【対象】全レベル、成人学習者(18歳以上) ※発音矯正ですので、特にレベルは問いません
【定員】8名
【受講料】50,000円(テキスト代込み)
※ 7日の夜に、懇親会をします(希望者のみ)。場所や詳細は追って、参加者のみにお知らせします。
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