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関西弁は、英語を話すのに有利って本当?
関西弁は発声が違う?
よく、関西ネイティブは英語に向いている、というようなことを、耳にすることがあります。
え?初耳ですって?
そんなの初めて聞いたよ、という人もいるかもしれませんね。
でもこれは、英語業界では、わりとよく知られていることなのです。
ではなぜ、関西ネイティブは英語を話すのに、有利なのでしょうか。
その理由のひとつに、発声の違いがあります。
英語は、喉の奥から声を出す、いわゆる喉発声です。
これは英語に限らず、ヨーロッパ言語の多くに、共通していることですが、喉の奥の方から、
声を響かせる話し方です。
それに対し、日本語は口先で話す、いわゆる口発声です。
日本語に限らず、アジア言語の多くが、口発声寄りなんですね。
ところが、関西方言は、喉発声に近い話し方をします。
よく、関東圏(いわゆる共通語圏)の人が、「関西人は声が大きい」と、言いますが、
その理由のひとつに、発声の違いがあります。
電車に乗っていると、関西弁だけが大きく響いて、やたら耳に付く、なんて経験はないですか?
同様に、外国語(特に英語)が、車内に響き渡っている、なんてことも。
彼等の声が大きいから、というよりも、喉発声であるため、声が響くんですね。
あと、実際に、声のトーンも大きい。
そしてこれは、英語を話すうえで、大きなアドバンテージになるのです。
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英語を話すのに重要なのは、リズムとイントネーション
もう一つ、重要な要素として、リズムとイントネーションがあります。
どの言語もそうですが、特有のリズムというものがあり、それは個々の発音よりも、大事だったりします。
英語の場合、リズムはロックやジャズのような、一本調子でない複雑なもの。
それに対して、日本語のリズムは、♪タン タン タン タン タン♪という感じで、均一で平坦なのです。
和太鼓のリズムを、想像するとわかりやすいです。
日本語のリズム(和太鼓)-ダン ダン ダン ダン ダン ダン・・・
英語のリズム(ジャズドラム)-ジャ~ン ジャジャジャッ ジャジャ~ンッ・・・
ね?
全然違うでしょう?
この、リズム感に関しては、子供の頃からジャズやロックを聞いていた、ジャズダンスをやっていた人や、
生まれ持ってリズム感の良い人が、有利であることは、否めないと思います。
また、リズム感は、日本人が一番苦労する点です。
これはもう、ひたすら英語のリズムに、慣れるしかありません。
そして、イントネーション。
これも、日本人が苦労する点です。
日本語(共通語)は、あまり抑揚がない言語です。
特にこの20年くらいで、平坦なイントネーションが、さらに平坦化する現象が、起きています。
たとえば、「映画(えいが)」という単語は、「え」を高く言うのが、本来のアクセントです。
これは、共通語も関西方言も、同じ。
それがいつの間にか、共通語圏では平坦なイントネーションが、主流になりつつあります。
同様に、「ドラマ」「ダンサー」といった単語も、平坦化が見られます。
それに対し、英語は非常に抑揚に飛んだ言語です。
LとRなどが原因で、英語が上手く話せない、と考えがちですが、それだけではないのです。
個々の音(子音や母音)も、もちろん大切ですが、それ以上にイントネーションも、重要です。
抑揚がないと、ネイティブに何度も聞き返される、という憂き目に合いやすいのです。
ところが、関西方言は、日本語の中でも、極めて抑揚が激しい言語なんですね。
「おまえはアホか」
と、言ってみてください(笑)
このイントネーション、関西ネイティブなら、極めてナチュラルに言えるでしょう。
では、非関西圏の人が言おうとすると、どうなるでしょうか。
イントネーションがうまくいかなくて、苦戦する人が、多いのではないでしょうか。
知り合いの役者さん(仙台出身)が、関西弁の役をするときに、セリフを音符にして覚えていました。
その人は、ミュージシャンでもあったので、楽譜が読めたのです。
この音はラ、この音はド、みたいな感じで音を取って、関西弁の練習をしたそうです。
先ほどのリズム同様、イントネーションという点でも、音楽の素養のある人は、有利であると言えます。
そして、抑揚の激しい関西方言を話す人にとって、英語の抑揚は、比較的体に馴染みやすいのです。
リズムとイントネーションについて、Yumiが動画解説しています。
この動画でも例に挙げていますが、「バナナ」という単語。
これ、関西アクセントだと、「バナァナ」となり、標準語の平坦なイントネーションとは異なるのです。
「トマト」も同様に、「マ」にストレスがあります。
なので、この手のイントネーションや、“間”の取り方は、関西ネイティブには、ある程度有利と言えます。
(※Yumiは大阪出身ですが、動画では共通語のアクセントで、説明しています)
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音を制す者は、英語を制す
言葉は、音で成り立っています。
まずは正しい音を理解し、真似ることが、英語をマスターする、一番の近道です。
発声やイントネーションの面では、関西ネイティブであることは、多少アドバンテージがあると思います。
そんな関西で、Yumiが、週末ブートキャンプを開講します(^O^)
地元大阪での週末ブートキャンプは、9月6、7日の土日に開講します。
東京では、隔月で開講している、人気の発音特訓コースです。
関西での開講は、2年ぶりとなります。
そろそろ枠が埋まってきました。
関西でのブートキャンプは、これを逃すとしばらくありません。
西日本の方、ぜひこの機会に、参加してみてください。
【日時】9月6日(土)13時~18時 7日(日)13時~18時 ※計10時間
【場所】AP大阪淀屋橋 ※地下鉄御堂筋線淀屋橋、京阪淀屋橋駅徒歩3分
【対象】全レベル、成人学習者(18歳以上) ※発音矯正ですので、特にレベルは問いません
【定員】8名
【受講料】50,000円(テキスト代込み)
※ 7日の夜に、懇親会をします(希望者のみ)。場所や詳細は追って、参加者のみにお知らせします。
無料個人指導(30分)付「脱カタカナ英語マニュアル」(15,000円)を、特別価格(9,800円)で提供します。
これは、この関西ブートキャンプ参加者だけの、特典です。
また、お友達やご家族など、2名以上で参加される場合は、参加者全員が受講料2千円オフ!
お申し込み、お問い合わせは、「関西ブートキャンプ参加希望」と件名に書いて、
1.お名前
2.ご住所
3.お電話番号
4.メールアドレス(PCアドレスでお願いします)
5.懇親会に参加するかどうか
6.特典を希望するかどうか
を明記の上、info@englishbootcamp.jpまでご連絡ください。
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週末10時間も、時間が取れない。
関東からも関西からも遠方で、週末ブートキャンプには、参加が難しい。
そんなあなたには、自宅で自分のペースで学べる、『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』があります。
「Yumiの脱カタカナ英語マニュアル」は日本人であるYumiが、日本人の為に作った英語発音マニュアルです。
英語の基本発声である喉発声から、基本母音、また日本人が苦手な子音などを、網羅しています。
もごもご英語が聞けるよう、リエゾンやリダクションも、わかりやすく解説。
喉の開き方と基本母音に関しては、Yumiが動画で解説しています。
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神戸ネイティブです。
ダンスも好きなのでリズム感もあると思うけど。だからリスニングだけは良かったです。
関西人は英語の上達が関東人に比べて早いのは、関西人が一般的にあつかましく、人目を気にしないからだと思っていました。例えばアクセントを笑われても悲観的にならないとか。
日本語のイントネーションがさらにフラットになったのはなぜですか?
carolinakikiさん
おっしゃるように、関西の「喋ったもん勝ち」「笑わせたもん勝ち」という文化が、
いわゆる日本人特有の恥の文化からくるメンタルブロックを、
外しているという点も、大きいと思います。
共通語のイントネーションがさらにフラットになったのは、
東京の若い子(主に女子高生)が、北関東訛りをふざけてまねして、
それが一般化したとも言われています。
他にも理由はあるのでしょうけれど。
♪ 大阪人でくくらんといてや生まれは奈良やから
こっちじゃ分からないけどアクセントちょっとちゃう 俺 関西人 in Tokyo
阪神ファンでくくらんといてや 俺、巨人ファンやから
だけど六甲おろしは 歌える 完ぺきフルコーラス
Oh ほんまエイリアンなんかちょっとちゃうエイリアン
俺 関西人 in Tokyo
関西と言ったくくり自体が本来おかしい。三つの関所より西側を意味するので中四国や九州も関西に入っています。畿内弁と言う方がまだ正確かと考えます。
関東のリズム体系こそ訛っているのてはないですか?
特に利根川以南の南関東人の話し方はリズムだけで言うと韓国語のそれと極めて似ていると常々感じます。ちなみに北関東では抑揚がほとんど無いのでコリア半島北部のリズムに近いかも。
『昨日買い物に行ったら~』をカタカナにして( )の所を強く高く発音してみると
キノウカイモノ(ニ)イッタ(ラア)~
になります。韓国語そっくりではないですか?
関東ではあまり抑揚が無く平板な話し方をするので声調言語の中国語やタイ語を学習するにはより困難が伴うかも知れない。畿内弁エリア(及びその周囲)の人の方が声調言語の学習には関東人より有利なのは確かでしょう。