イングリッシュブートキャンプ:由美です。

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★読み間違いは、英語でも起こる

GIFの発音についてのお話、続きです。

ギフ、ジフ、どっち?
ということで、これに関しては、開発者が「ジフ」が正しいと発表し、一件落着。
とはいえ、それでもまだ「ギフ」と発音する、アメリカ人は後を絶たないようです(^ ^;)

日本語にも、読み間違い(聞き間違い)は、よくあることですね。
特に、漢字などは、間違っていることを知らず、また誰も指摘してくれないせいで、
何十年も間違った読み方をしていた、なんてこともあります。

ちなみに私は、stripe のことをずっと、スプライトだと思い込んでいました。
高校に入るくらいまで、勘違いしてたんですよ(^ ^;)
「流行りのスプライトのシャツ、買ったの~」とか、自慢げに言っていましたorz…

そんな私でも、大人になって、こうして英語を教えているのですから、みなさん自信を持ってください(笑)

★「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のディクテーション

さて、GIFの読み方が、ギフで定着してしまったのとは、逆パターンがこちら。
あのSF大作、『Back to the Future』で、ギガワット(gigawatt)のことを、俳優さんたちが、
「ジガワット」と、間違えて読んでしまっています。
ロバート・ゼメキス監督も、スピルバーグも、間違いに気付かなかったのでしょうか。

その問題のシーンの、ディクテーション。
今日は解答編です。

マイケル・J・フォックスが演じる、主人公マーティーが、ドクの発明したタイムマシーンで、
1955年にタイムスリップ、そこでその時代のドクのところに行き、1985年に送り返してくれ、
と頼みに行くところです。

ここで、マーティーは持参したビデオを見せますが、その時のドクのセリフが、問題なんですね~
0:50あたりからの、シーンです。
1.21 gigawatts!! (one point twenty one gigawatts)と、叫んでいますが、ギガワットではなく、
ジガワット(音に忠実に書くなら、ジゴワッツ)、と言っています。

では、解答です。

1.21 gigawatts?! 1.21 gigawatts!!! Great Scott!!!
What the (hell) is a gigawatt?!
How could I have been so careless? One point twenty-one gigawatts. Tom, (how) am I
gonna generate that kind of power, it can’t be done, it can’t.
Doc, look, all we need is a little plutonium.
I’m sure that in 1985, plutonium is available at every (corner) drug store, but in 1955, it’s a little hard to come by. Marty, I’m sorry, but I’m afraid you’re stuck here.
Whoa, whoa Doc, stuck here, I can’t be stuck here, I got a life in 1985. I got a (girl).
Is she pretty?
Doc, she’s beautiful. She’s crazy about me. Look at this, look (what) she wrote here, Doc. That says it all. Doc, you’re my only hope.
Marty, I’m sorry, but the only power source capable of generating one point twenty-one gigawatts of electricity is a bolt of lightning.
What)(did) you say?
A bolt of lightning, unfortunately, you never know (when) or (where) it’s ever gonna strike.
We do now.

どうでしたか?

このシーンに出てくる、語彙や構文は、中学英語のレベルです。
gigawatt とか plutonium などは、少し難しいですが、それ以外はほぼ、既知の単語だと思います。
二人のやりとりが、かなり早いと感じたあなたは、ネイティブの普通の話し方に、慣れていません。

たとえば、マーティのセリフ、What did you say? ですが、聞き取れましたか?
「ワッ ディドゥユー セイ」とは、言っていませんね?
ここは、What’d you say? (ワッジュセイ)と、言っています。
英語は、リダクション(音が繋がったり短縮されたり、なくなったりする現象)の多い、言語なんです。
話し言葉では、リダクションが普通に起きます。
そのルールを知らないと、いくら聞いても、モゴモゴと聞こえるだけ、という状態が続いてしいます。。

★英語は音とリズムが命

ネイティブの、普通の会話を理解するには、発音のルールをしることが、必須です。
音を知らないと、聞ける・話せるようにはなりません。
文法にルールがあるように、発音にもルールがあるのです。

『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』は、英語の基本発声である喉の開き方から、
リエゾンやリダクションまで、段階を踏みながら習得できるように、まとめられています。

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