私は、都内で英語集中特訓ゼミ、English Boot Campを主宰していますが、
お問い合わせで頻繁にされる質問があります。
それは、こういった内容のものです。
-なぜ一週間集中レッスンなのか。短期集中で効果は出るのか。
-どうして女性限定なのか。男性は参加できないのか。
-発音矯正って本当に効果があるのか。
-TOEICも英検も受けたことがないから、自分の英語力がいまいちわからない。
というわけで、今日はこれらの質問に個別にこたえていきたいと思います。
■ 短期集中の理由 ■
外国語を習得するという作業は、スポーツや楽器を習得するのと非常に似ています。
これらに共通して言える特徴は、ある程度楽しめるレベルに達するまでが大変だということです。
たとえば、テニスを始めようと思ったとします。
最初からいきなり打ち合いをしても、まともに球にラケットを当てることすらままなりません。
もちろん、元々運動神経の良い人であれば、見よう見まねでそれなりにはできるでしょう。
けれども、基本(ラケットの持ち方や打ち方)を飛ばして先に進んでも、必ず壁にぶち当たります。
ピアノなどの楽器も同じですね。
いきなりショパンのバラードを弾くことは不可能なわけで、そこに至るまで、
退屈で面白くもない運指の練習を繰り返さなくてはなりません。
そして、これをすっ飛ばして無理やり曲を演奏しても、美しく弾くことはできません。
語学も同じです。
ある程度の会話を楽しめるようになるまでは、ひたすら基本の繰り返しなのです。
その基本とは、最低限の語彙と文法、構文を覚え、それを口に出してスラスラ言えるようになるまで
何度も何度も練習する、という極めて単調なものです。
多くの初級学習者が、これをすっ飛ばして「ネイティブとの会話」に進んでしまうために、
いつまで経っても上達しない、ショパンに辿りつかない状態に陥っているのです。
スポーツもそうですが、体が覚えてくれるまで何度も繰り返すことが、上達の近道です。
間をあけてしまうと、それだけでペースが落ちてしまいます。
せっかく出来上がりつつあった筋肉が元に戻ってしまうからです。
初級学習者が英語を学ぶ際に大切なのは、間をあけずに多くの口頭練習を重ねることです。
それには、短期集中型の学習スタイルがもっとも適しています。
週に1度、1時間のレッスンを受けたとすると、半年通って22~23時間にしかなりません。
また、1回でも休むと、次のレッスンまで2週間もあいてしまうことになり、
前回学んだことを思い出すのに時間がかかってしまいます。
やっと思いだしてきた、調子が出てきたというところで時間切れ、はい、おしまい、となります。
これはきわめて非効率としか言いようがありません。
1日8時間のインテンシブで1週間集中して勉強すると、
3日目くらいで口の動きがスムーズになってくるのが実感できます。
週1ペースのレッスンですと、ここまでたどり着くのに軽く半年かかってしまうのです。
中上級以上の学習者は必ずしもこの限りではありませんが、
初中級者には圧倒的に短期集中レッスンが効果的だと言えます。
■ 男性の方へ ■
レッスンは私の個人宅を開放して行っているため、勝手ながら女性限定にさせていただきました。
ただし、出張レッスンであれば、男性女性問わず行っています。
出張レッスンの条件は、
4名以上10名以下のグループであること。
8日間使用できる教室をそちらで確保していること(オフィスの一室やイベントスペース、ご自宅など)。
です。詳細は、こちらをご覧ください。
■ 発音クリニックの効果 ■
英語と日本語には発声の仕方の大きな違いがあります。
日本語は、口で話す言葉です。
それに対し、英語は喉で話す言葉なのです。
これは言われただけではなかなかピンときません。
喉のどの部分をどう使うのか、また、日本人が勘違いして覚えている音や、
これまで難しいとされてきた細かな音について、
日本人がわかりやすく指導することで、発音が飛躍的に向上します。
発音が向上することは、そのままリスニングアップにも繋がります。
もちろん、TOEICのスコアもアップします。
発音クリニックは、体験レッスンを随時受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。
■ 本当の英語力とは ■
自分の英語力がどの程度のものなのか、なかなか判断しにくいと思います。
TOEICや英検などの英語の試験を受けたことのないかたも、いらっしゃるでしょう。
また、言葉には認知レベルとアウトプットレベルがあって、
認知レベル(聞いて理解できる、読んで理解できるレベル)と、
実際に話したり書いたりするレベルには、大きなギャップがあることもしばしばです。
まずは、自分のレベルを正確に知ることが、上達の近道です。
思い込みはよくありません。
客観的に診断してもらうことから始めましょう。
私のほうで、いつでも無料カウンセリングを行っています。
お気軽にお問い合わせください。
以上、FAQ(よくある質問)への解答でした。
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英語マスターへの近道
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「日本語は口で」、「英語は喉で」話すというフレーズは見事に日英の発音の違いを表わしてますね。
確かに多くの日本人には知られてないかもしれないですね。 ネイティブも意識しているわけではない(気付いてない?)でしょうけど…。
だからこそこういう分野は日本人が教える必要があるのかも知れませんね。 日本にはなぜかネイティブ信仰wみたいのがありますけど…。
私も、英語は「喉」で発声するからこそ、口先部分を子音なんかに使う余裕が生まれ、総じて良い発音ができるのだと思います。
これからもbootcamp頑張ってください。
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>巨神兵さん
英語と日本語では、口内の使う部分が違います。
ひとことで言うと、英語(だけではありませんが)を話す人は、喉の奥のほうから声を響かせるので、
声に深みがある(ように聞こえる)んですね。
だから、役者さんや歌手なんかも、日本人より声がよく響く。
ネイティブ信仰、ありますね。
だからこそあんなにもNOVAが当たったんでしょう。
ネイティブでまともにTESOLを持っていて英語を教えられる人は、
英会話の講師などせず大学で教えています。
そのことに、日本人もいい加減気付くべきなんですけどね・・・
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英語と日本語では、発声が違うっていうのは、よく聞くね。
日本語って口先だけで話す言葉だから、声に深みがないってのはわかる。だから、日本人がロックとかオペラとか歌うと物足りないのよ。
オペラはベルカントという特殊な歌唱だから、訓練によってかなり変わるけど、ロックやポップスって、英語を母国語とする人が歌うのと日本人(日本語)が歌うのでは雲泥の差だよね。
これって、音声学の専門家とかにはすでに常識的なことなのかもしれないけど、一般的にはあまり知られてないんじゃないかなぁ。
私は、友人のシンガーが声に深みが出ない、って悩んでてその時に色んなプロの人の話を聞いて、喉の形の違いを知ったんだけど、普通に会話を習っている人はそこまでピンポイントでやらないだろうからね。
これは、意識してるかどうかって部分が大きいように思う。それこそ、日本人の指導者にそのあたりしっかり説明してもらって習得するのが一番だよね。
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>よさん
オペラの歌唱に関しては、喉というより横隔膜を使ったものなんじゃないかと思う。
私も、実際にベルカントで歌えるわけじゃないので定かではないけれど(苦笑)
英語を話す時に喉の奥の筋肉を使う、というアプローチは、いわゆる音声学の正道ではないと思う。
ただ、よが言うように、ロックを歌う人なんかはすでに気付いてるのよね。
私の知人もまったく同じことを言ってたから。
口内~喉の筋肉の発達が、英語ネイティブと日本語ネイティブでは全然違う。
だから、日本語ネイティブであるという時点ですでにハンデがある、ズルイ!って(笑)
英語学習の分野では、上川一秋氏の「英語喉」に同じ趣旨のことが書かれてます。
実際に、この本を読んで発音が向上する人は、すでに上級者じゃないかと思うけど。
初心者にはちょっと難しいかな・・・