海外で有名な日本人といえば誰でしょう。
若い世代(30歳以下)はさておき、それ以上の年代の人にとっては、
いまだにヨーコ・オノ(言わずと知れたジョン・レノンの妻)だったり、
アキラ・クロサワ(黒澤明)だったりして、時代が止まっている感があります。
アメリカで一時PUFFYがメジャーになったことがありますが、
あれも一瞬だったようで、記憶に残っている人は少ないようです。
それでも、私の名前(Yumi)を聞いて、「Oh, Ami, Yumi!」という人もたまにいますが。
ところで、日本でヒットした曲が、海外でも話題になることはほとんど皆無といっていいと思います。
海外で比較的人気のある日本人アーティストに、Shonen Knife(少年ナイフ)がいますが、
これもかなりアンダーグラウンドな人気で、よほどの日本通しか知りません。
では、日本の曲で海外でも知られているものはないのでしょうか。
いえいえ、あります。
それは、Sukiyaki song(上を向いて歩こう)です。
もう何十年も前の話ですが、ビルボード(全米ヒットチャート)の1位を獲得した、
唯一の日本人アーティスト(坂本九)による日本の曲です。
今でも、色んなアーティストがカバーしていて、その知名度はかなり高いのです。
今から十年以上前になりますが、アメリカに行った時のことです。
現地の知人宅でパーティがあり、私も呼ばれて行きました。
そこで、ゲストの一人だったアメリカ人が、私にこう言いました。
自分がまだ子供の頃、日本から留学生がやってきて、日本の歌を教えてもらった。
当時はそらで歌えたのだが、今はすっかり忘れてしまったので、教えてほしい。
その日本の歌というのは2つあって、一つは予想通りスキヤキソングだったのですが、
もう一曲が予想もしないもので非常に驚いたのです。
それは、アン・ルイスのグッバイ・マイ・ラブでした。
ビックリしましたねー。
だって、アン・ルイスですよ?
私も、辛うじて記憶の端っこにはありましたが、歌詞までは思い出せません。
Good bye my love, もう一度抱いて~
Good bye my love, 私の涙を~
あとはもううろ覚えです(笑)
当時はPCを持っていなかったので、ネット検索することもできません。
スキヤキソングは何とか思いだして教えてあげることができましたが、
アン・ルイスのほうはダメでした。
それにしても、日本を代表する歌としてこの選曲はいかがなものか。
と思ってからふと気付いたのが、おそらくその日本人が留学してきた年に、
このグッバイ・マイ・ラブが流行っていたのではないかしらと。
なので、世界中の人が知っているスキヤキソングともう一つ、
今日本でヒットしている歌謡曲を教えたのではないかと。
今でもアメリカの地方都市で、グッバイ・マイ・ラブが口ずさまれている。
そう思っただけで、なんだかほのぼのした気持ちになる私です。
というわけで、Sukiyaki(上を向いて歩こう)の英語バージョンです。

歌詞はこちらで見られます。
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