イングリッシュブートキャンプ:由美です。
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★英語圏に住めば英語が話せるようになるというのは嘘
由美の英語マスターへの道、いよいよ大詰めです。
前回、メンターと呼べる人の存在について、その重要性について書きました。
記事はこちら⇒由美の英語マスターへの道:メンター、目標となる人の存在
私は、彼女と出会ったことで、留学したいという思いが、ムクムクと膨れ上がりました。
でも、うちの台所事情を考えると、とてもではないけれど、留学なんて無理。
そこでとにかく、必死でアルバイトして、貯金することにしたのです。
バブルという時代が、味方をしてくれました。
当時、家庭教師や塾講師の時給は、結構高かったのです。
夏休みや冬休みなど、夏期講習・冬期講習でフルで働くと、結構な金額がもらえました。
そうやって、留学費用を貯めたのでした。
そうまでして私が留学したのは、大学4年生になった年でした。
お金を貯めるのに、数年かかったというのもありますし、情報を得るのにも時間がかかったのです。
4年生の時大学を1年休学して、アメリカのオクラホマ州の、私立大学に編入しました。
ちょうどみんな、就職活動をしている時期で、私は彼らより一年、遅れて卒業することになります。
日本を発ったのが7月、翌年の5月まで10か月間、アメリカで生活することになりました。
英語圏に住むメリットは、多くの人が述べてきていることですし、ここでは特筆しません。
一日中英語に浸れる、という点で、また常にネイティブと話す環境にいる、という点でも、
日本にいるよりも、遥かにメリットはあると思います。
ただ、これはやはり、年齢的な限界があるんですね。
これがいわゆる、言語の臨界期と言われるものです。
また、言語には相性というものも、あります。
フランス語やドイツ語は、ある程度のレベルまで習得するのに、そんなに苦労しなかったけれど、
こと英語になると、なぜか今までのようにはいかない、という人もいます。
英語圏に住めば、自然と英語が身に付く、というのはやはり、子供に限られてきます。
それでも個人差はあって、かなり苦労する子もいます。
私自身、実際に留学して、周りの日本人留学生を見て、年齢的な影響は大きいと、痛感しました。
これは何も、言語に限ったことではありません。
楽器なんかもそうで、プロと呼ばれる人たちはみな、幼いころに始めています。
スポーツも同様に、オリンピックに出るような人は皆、幼少期に始めている。
音楽家になるためには、8歳までに(楽器を)始めないといけない、と脳科学的にも言われています。
人間の脳や筋肉は、成長期(幼少期)にやるからこそ、大きく飛躍するのは、否定できない事実でしょう
言語に関して言うと、12、3歳くらいですでに、音を聞いてそのまま真似るのが難しい、という子もいます。
なので、私のように、二十歳を超えてから留学しても、ただ英語圏に住むというだけでは、
英語を話せるようには、ならないわけです。
二十代の頃、企業の英語研修を、たくさん担当しましたが、そのたびに言われたのが、
「アメリカに1年も住めば、そりゃあ話せるようになるよね」というような、嫌味でした(笑)
当時私は若かったこともあり、ちょっと年配(と言っても30代くらいですが)の人から、
そんな風に言われては、傷ついていました。
★不屈の精神が壁を越えるパワーになる
「住めば話せるようになる」神話は、「聞き流すだけで話せるようになる」神話と同じくらい、
日本人の中に、根強くあるように思います。
それって、大きな誤解です。
住めば話せるようになるなら、10年以上住んでいても、片言しか話せない人がいるのは、なぜでしょう?
何十年と日本に住んでいるのに、簡単なフレーズしか言えない大学教授(英米人)を、何人も知っています。
しつこいようですが、二十歳過ぎてから1年やそこら英語圏に住んでも、話せるようになんてなりません。
下手すると、5年くらい住んだところで、サバイバル英語がやっと、という人だっています。
これはもう顕著で、たとえば高校1年生で、1年間交換留学すると、帰国するころには、
大抵の子がみな、流暢に英語を話すようになります。
そのまま大学も現地進学し、現地で仕事を得て働き、十年くらい経つともう、ほぼネイティブと同じです。
それに対して、MBA留学など、大人になってから留学した人は、私の周りを見ても、
英語が流暢だと言えるレベルの人は、かなりの少数派です。
大人になってからの留学組は、よほど頑張らないと、なかなか上達しません。
後から来た高校生の子が、ほんの3か月ほどの間に、ネイティブと間違うくらいに、
あっという間に上手くなっていくのを、横目で見るという体験を、多くの大人留学組がしています(苦笑)
二十歳を超えてからの留学は、甘くはないのです。
では、大人になってから、留学した人(移住した人)は、どうすれば上達するのか。
それはもう、ひたすら喋りつづけるしかありません。
とにかくネイティブに混じって、一緒に行動し、必死で話に喰らい付いていく。
わからないことはその場で聞く、メモして覚える、覚えたフレーズを、次の機会に使ってみる。
通じなかったら、何が原因なのか追究する。
この繰り返しです。
これって、結構しんどいんですよ。
しんどいので、多くの人が「もういいや~」ってなって、諦めてしまう。
アメリカのテレビを見ても、英語がわからないからつまらない。
だから日本から、日本のドラマやバラエティーを、録画したものを送ってもらい、それを見る。
映画も、映画館だと字幕がないので、DVDになるまで待つ。
そういう人を、何人も見てきました。
必死にならなくても、日常生活を送るのに、困らない程度には、英語が理解できます。
なのでついつい、楽な方に流れてしまうのです。
困らない程度ではなく、ネイティブと同じように、話せるようになりたい、
ネイティブレベルに近づきたい、と思うのであれば、もう一山超えるだけの、努力が必要です。
それは、日本にいて英語を学習するのと、それほど変わりません。
なぜなら今は、日本にいてもネットを通じて、スカイプで話すことも可能だし、YOU TUBEもあるからです。
それらのツールを利用して、ひたすらスピーキングの練習をし、フレーズを暗記する作業は、
英語圏で生活していても、同じなんですよ。
それをしない限り、二十歳を超えてからの留学で、成果を出すことはまず、無理だと覚悟しましょう。
★言葉は筋肉運動です
音を理解して、正しく言えるようになるには、口や舌や顎を動かさないといけません。
つまり、言葉を話すのは、一種の筋肉運動なのです。
当たり前のことですが、筋肉は訓練しないと、思うようには動きません。
私たち日本人は、生まれてこの方、ずっと日本語を話してきて、日本語の筋肉しか作られていません。
英語を話すためには、英語の筋肉を作り、動かす訓練が必要です。
また、英語は日本語と違って、喉を開いた発声(喉発声)です。
臨界期以前に英語圏に住めば、発声や筋肉は自然と身に付きますが、大人はそうはいきません。
訓練によって、身に付けるしかないのです。
『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』は、英語の基本発声である喉の開き方から、
リエゾンやリダクションまで、段階を踏みながら習得できるように、まとめられています。
特に重要な喉発声と、筋肉の動かし方、基本母音に関しては、Yumiが動画で解説しています。
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