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5月も半ばに入ろうとしていますね。
この春から心機一転、英語学習に取り組もうとされているかた、学習の進歩具合はいかがですか?
今日の記事は、少し辛口です。
辛口ですが、真剣に英語をマスターしたいと考えている人にはぜひ読んでいただきたいです。
英語ブログを書いていると、頻繁に相談メッセージをもらうのですが、
その中で一番多いのが「英語をマスターするにはどうすればいいですか」といった内容です。
これはもう、老若男女問わず、色んなかたからプチメをいただきます。
で、以前もお話したと思うのですが、学習に関する相談は、こちらでは受けておりません。
この手の相談をしてこられる方の特徴として、ほとんどご本人の情報を書いてこない、というのがあります。
たとえば、
「英語を話せるようになりたいです。アドバイスをください」
「ネイティブの友達を作るにはどうすればいいですか」
「なるだけお金を使わずに英語をマスターしたいです。どうすればいいでしょうか」
といったような、非常に短い文章であいさつ文もなければ名乗りもしない、というパターンです。
で、中にはアメブロを書いておられる方もいるので、そのページに飛んでみると、
なんとまともな社会人、しかも人を指導する立場にいるような方だったりするから驚きです。
この手のメッセージには、申し訳ありませんがお応えしていません。
一度、中学生の男の子から相談メッセージが来たことがありますが、
その男の子は丁寧なあいさつから始まり、具体的な状況をきちんとした文章で書いていたので、
まだ中学生ということも考慮して、一応返信をしました。
英語学習と一言で言っても、その人のバックグラウンドや能力によって、変わってきます。
その人がこれまでどういう教育を受けてきたのか、現在の英語のレベルがどれくらいなのか、
年齢はいくつなのか、また生活環境(英語を使う、ネイティブと話す機会がある)はどうか、
といった様々な条件が影響してきます。
これはたとえば、体力づくりやダイエットなども同じですよね。
人それぞれ、基礎体力も生活リズムも食生活も違います。
ある人には効果的なプログラムが、別の人にも効果的かと言うとそうではないはずです。
元々体力のある人には普通にこなせるプログラムでも、基礎体力のない人には無理、
ということだって当然あり得るわけで、一人ひとりの状況や能力によって、内容は変わってきます。
そのためにトレーナーがつくわけですよね?
英語も同じです。
私が、カウンセリングの際に、年齢や渡航歴、最終学歴などを詳しく聞くのはそのためです。
それによって、その人の潜在的な英語の知識(インプットレベル)が大体わかるからです。
ぶっちゃけた話をしますと、そこそこ有名な大学の文系を卒業していても、
中学校からエスカレーター式の教育を受けてきた人は、個人差が激しいんですね。
当然のことながら、人は試験や競争というものがないとなかなか身を入れて勉強しません。
人生で一番脳みその柔らかい時期に、受験という一大事から逃れて来られた人は、
下手するとまったく勉強していない可能性だってあるわけです。
また、逆に、塾などに通って猛烈に勉強していた、という人もいます。
これは本人に聞かない限りわからないわけです。
私は、長年、英語教育出版社に勤めていたので、全国の大学・高校の英語レベルを大体把握しています。
全国津々浦々、大学や高校を訪れては、英語担当の先生と話をしてきました。
どこの学校が英語教育に力を入れているか、というのを知っているので、
そういった様々な条件を考慮に入れつつ、現在のその人の英語学習パターンを聞いて、
適切なアドバイスを行うようにしています。
日本人の(というより、日本の中学高校における英語教育の)特徴として、
インプットレベルとアウトプットレベルの激しいギャップ、というのがあげられます。
インプットはある程度あってもアウトプットができていない、という人が多いんですね。
もちろん、インプットそのものが少ないためにアウトプットまで至らないという人もいます。
そして、これら二つのタイプは表面上は同じように見えていても、学習スタイルは違ってきます。
私、痩せたいんだけどどうしたらいいと思う?
と漠然と言われても、その人の体質や日頃の生活習慣などを知らない限りは、
「う~ん、そうね、毎日ウォーキングでもすれば?」くらいしか、アドバイスをすることはできません。
いきなりプチメで「どうすれば英語を話せるようになりますか?」と聞かれても、
「毎日死ぬほど勉強すれば話せるようになりますよ」くらいの返答しかできないんですよ。
本気でアドバイス、コンサルティングを要望されるかたは、こちらからどうぞ☆
バックグラウンドによって英語学習方法は変わってきます。
その人が必要とする部分が違ってくるからです。
では、どういう風に違ってくるのか。
また、多くの方が気にされていることですが、
留学経験がなくても、英語がネイティブみたいに話せるようになるのか。
それについてのお話は、後ほどアメンバー記事で具体的にお話したいと思います。
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