日本人論

早期英語教育に賛成?反対?-Yumiの見解

イングリッシュブートキャンプ:由美です。

先日、タレント活動もしているある予備校の先生が、早期英語教育に関してテレビで発言したことで、私の周りでもいろいろと話題となっています。

この先生いわく、「英語ができる人ほど早期英語教育に反対している」とのこと。

え・・・?

私の周りではそんな人、ほとんどいませんが。

この方の言う「英語ができる人」というのは、いったいどういう層をさしているのでしょう。
帰国子女なのか、学校の英語の先生なのか、ビジネスマンなのか、通訳・翻訳者なのか、それとも両親のどちらかが英語ネイティブ(いわゆるハーフ)なのか。
また、そのデータは十分裏付けが取れているものなのでしょうか。

それ以前になぜ英語教育者でもない人が、またご自身英語ができるわけでもない人が(つまり早い話が素人が)、専門外の分野に関して上から目線で語ることができるのでしょう。

これは例えて言うなら、私がピアニストの育成に対して物申すようなものです。
ピアニストや演奏家の知り合いが何人かいますから、彼らの話を聞いていると私にもなんとなく業界の様子がわかります。
日本のクラシック界の裏事情なんかも、小耳に挟んだりすることもありますし、私自身小さい頃からピアノを習っていたので、一般の人と比べるとそれなりに知識はあると思います。

でもそれは、あくまでも私の個人的な体験からくる意見にすぎません。
だって私は演奏家ではありませんから。
そんな私がピアニストの育成や音楽の英才教育について語り出したら、おそらく「何を素人が偉そうに語っとんねん!」とお叱りを受けるか、そもそも相手にされないでしょう。

ところが、これがこと英語となると、そうではなくなるのです。

それほどまでに、日本人の英語コンプレックスは深刻だということで、私はその現実に非常にショックを受けています。

なので、早期英語教育に関して私が感じていることを、ここで少し述べたいと思います。


幼児教育

早期英語教育に反対する人たち

今この日本において、早期英語教育は手放しで歓迎することなのでしょうか。

結論から言うと、手放しでは歓迎できません。

その理由は、評論家が口にしている、「小さい時から外国語をやると母語(日本語)があやしくなる」とか、「子供の脳が混乱する」といったものではありません。

世界を見渡してみてください。
日本のように、単一言語しか話さない国家の方が、むしろ少数派なのです。
ヨーロッパもアジアも、南北アメリカも陸続きで色んな国と隣接しています。
移民も多くいるし、母語以外の言語を日常的に耳にしています。
バイリンガル、マルチリンガルの子供なんて珍しくもなんともありません。

中には親が移民で言葉以前の問題で苦労しており、子供がその影響をかぶってしまう、ということもあります。
特に母親が移住先の言葉ができないと、親子関係がうまくいかなくなったりします。
そうやって苦労して大人になった子供は、母語と第二言語のどちらも中途半端になるだけではなく、アイデンティティーも不安定になってしまいます。
また、一部の帰国子女を見ていると、育った文化と自分の民族的背景(日本人であること)のはざまで、苦労している人もいます。

確かにそういう部分を見ていると、バイリンガル・マルチリンガルであることは同時に、余計な苦労も背負いこむのでは・・・と誤解してしまっても、しかたがないかもしれません。
けれどもこれは、あくまでもそういう人たちも中にはいる、という程度のものであって、マジョリティーがそうだということではありません。

例えて言うなら、転校したら転校先でいじめにあうのではとか、中学に上がると悪い仲間と付き合い出してグレてしまうのでは、と心配するようなものです。
中にはそういう不運にあう子や、道を外れてしまう子もいるでしょう。
だからといって、転校はやめようとか、中学には進学させず家庭教師を付けようとはならないでしょう。

早期英語教育も同じです。

一部の特殊な例を、さも恒常的問題であるかのように取り上げるのは、冷静さを欠いていると思います。

早期英語教育の本当の問題点

私が早期英語教育に対して持つ危惧は、日本社会の閉鎖性と、教育制度の特殊性に関係しています。
おそらく、少しでも教育に関わっている人であれば、本当はわかっているはずです。
でもそれを言っちゃあおしまいだから、言わないようにしているのだと思います。
でも私はテレビタレントや文化人ではないですし、何のしがらみもないので、本当のことをぶっちゃけます(笑)

日本の早期英語教育の一番の問題点は、中学以降の受験英語一直線カリキュラムにあります。

いくら子供の頃に英会話をやっても、せっかくネイティブに英語を習っても、中学に上がったらカタカナ英語の世界に180度一変します。
子供は耳がいいので、教師の英語がネイティブのそれと全然違うことに、すぐに気付きます。
そしてその瞬間、「なんじゃこりゃ・・・」となり、一気にモチベーションが下がります。

大学入試の英語はTOEFLのスコアで代用すればいいと、私は常々思っていますが、すでに受験産業・予備校産業は大きな利権となっているため、現実的には無理でしょう。
そうなると、子供は「本当の英語力を身につけること」ではなく、受験に受かるための英語をやらざるを得なくなります。
これは、日本で一般的な教育を受け、日本の大学を受験するためには、避けては通れない道です。

となると、これを避けるには海外の大学に進学するしかありません。
インターナショナルスクールなどに通わせ、海外の大学を受験する準備をする親も、私の周りにはいますが、年間300万ほどかかるインターに小中高12年間子供を通わせることができるのは、残念ながら一部の富裕層だけです。
おまけに海外に進学するとなると、さらに莫大なお金がかかるため、庶民には関係のない話になってしまいます。

もう一つ、これが最大の問題とも言えるのですが、学校内での同調圧力です。

せっかく子供の頃は楽しく英語をやっていても、中学に入ると(早い子だと小学校4年生くらいで)周りの目を気にするようになります。
自分だけネイティブっぽい発音だと、クラスメートからからかわれる。
また、先生からも目を付けられる。

そうなると、多くの子供は周りに合わせて自分もカタカナ発音を通そうとします。
知人の子供は、小学校に上がった瞬間、英語を話さなくなりました。
それまでは英語で話しかけたら英語で返す、ということをしていたのに、小学生になると英語を避けるようになったそうです。

そうなるともうお手上げで、小さい時から英語を習わせてたのに意味がなかった・・・と親御さんはガッカリしてしまいます。

大人が子供たちにできること

では、どうすればいいのでしょうか。

早期英語教育は徒労に終わるだけなのでしょうか。

そんなことはありません。

小さい時にやったことは、一時離れてしまったとしても、後で必ず役に立つ時が来ます。
特に、音に関しては、幼少期に本物に触れておくことは、とても意味のあることです。
大人になってからでは(正確に言うと、臨界期を超えた年齢になってからでは)身に付かない、音感というものがあるからです。
雀百まで踊り忘れず、と古いことわざにもあるように、幼児教育は大切だと私は思います。
語学はスポーツや楽器と同じなので、小さいうちに始めたほうが絶対に有利です。

ただ、親が過度に子供に期待するのは、少しばかり危なっかしいなと思うのです。
子供には反抗期がありますし、親から透けて見える計算のようなものに敏感に反応する子は、そこで英語から離れてしまうからです。
将来あなたのためになるのよ、と言っても幼児には関係ありません。

むしろ、子供が純粋に「英語を話したい」「話せるようになりたい」「英語が話せたらカッコイイ」と思えるよう、うまく誘導してあげることが大事だと思います。
子供のバイリンガル教育に成功している人たちに、共通しているのがこの点です。
小さいうちに国際的なコミュニティーに入れて、外国人の子供たちと遊んだりしているうちに、自然と英語に溶け込んでいく環境を作ってあげる。

もちろん、これをするには親本人にそれなりの英語力が必要です。
私の周りで子供のバイリンガル教育に熱心な人はみな、やはり親御さんも英語が話せる場合がほとんどです。
子供のために一念発起して、自分たちも英語を勉強している人たちもいます。
そうやって、家族みんなで自然な流れで海外文化への興味や憧れを持たせるよう、子供を色んな芸術・娯楽に触れさせる。

そこまでしても、最終的には子供が興味を持つかどうかにかかっています。
なぜならその後に最大の難関である、大学受験が待ち構えているからです。
これを乗り切るには、忍耐強く勉強するという子供の意思や性格が、どうしても必要となってきます。
無理強いすると反発してしまうので、その辺は運を天に任せるくらいの気持ちで、のびやかにやるのがいちばんいいのではないでしょうか。

日本は恵まれた国です。

英語ができないからといって、それで人生終わってしまうというわけではありません。

ただ、英語ができれば得することの方が圧倒的に多いし、将来的な展望も広がります。

気楽に、前向きに、できる範囲のことをやればいいと思います。

英語は音とリズムが命

英語は日本語と、そもそも発声が違います。
声を響かせる位置が、日本語とは違うのです。
また、多くのアジア人が胸式呼吸であるのに対し、欧米人は腹式で話します。

英語が聞き取れない、リスニングが苦手という日本人が多いのは、音そのものが正しく認識できていないせいです。
学校では英語の発音について、まともに習うことはほとんどありません。
習っていないのだから、聞けなくて当然なのです。

『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』は、英語の基本発声である喉の開き方から、個々の母音、子音はもちろんのこと、リエゾンやリダクションまで、段階を踏みながら習得できるように、まとめられています。


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