英語を生かした仕事に就きたい、キャリアアップをしたい、と思ったことはありませんか。
外資系企業に勤められたらいいなぁ、と誰しも一度は、考えたことがあるのではないでしょうか。
外資系に転職したら、一気に給料が2倍になった、なんてことは珍しくありません。
せっかく英語をやっているのだから、それを生かした好条件の仕事に転職できれば、いうことはありませんね?
では、実際に外資系に転職するには、どうすればいいのでしょう?
日系大手企業と、外資系大手出版社に勤めたことのあるYumiが、外資転職を目指すあなたに、本音でアドバイスしたいと思います。
ここに挙げているのは、本気で外資系転職を目指す人に必要な、3つの条件です。
多少、辛口のことも書いていますが、全て現実ですので、ぜひ参考にしてください。
<目次>
1.外資系転職もコネ・人脈の世界-ヘッドハンターを利用せよ
2.外資系を目指すなら東京に出る覚悟を決めること
3.TOEICはなんの役にも立たないと心得よ
4.まとめ
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1.外資系転職もコネ・人脈の世界-ヘッドハンターを利用せよ
外資系と一言でいっても、いろいろあります。
元はアメリカや欧州の企業だけれど、実際は日本支社は日本人のトップが回している、看板だけの外資系。
多くのメーカー、ファッションブランドなどが、そうですね。
ここではそういった、“なんちゃって外資系”は除外します。
完全なる外資系、とでも言いましょうか。
え、完全なる外資系って、どんな会社?と思ったあなた。
次の条件をクリアしている会社が、いわゆる本来の外資(米、欧州)企業です。
・トップを始め、マネジャー職も一般社員も、半分は非日本人で社内共通語は英語、または日英ちゃんぽん。
・年に数回、本社(アメリカなど)に出張に行く、または本社のスタッフが来日する。
・年俸制で、コミッション制、必ずもらえるボーナスというのはない。
・夏とクリスマスに2週間くらい、vacationがある。
・sick leave(病欠)は有休にカウントしない。
・スターティングサラリー(初年度の年俸)は5~6百万。
・基本的に、新卒者は採らない。
こういった企業が、本来の外資系企業と言えます。
コンサル業界やIT、一部金融などに多く見られます。
製造業、アパレル・ファッション系は、中身は日本企業と変わらない、ということが多いです。
少し前置きが長くなりましたが、こういった外資系企業に転職したい場合、新卒では難しいというのが実際のところです。
ただ、コンサル業界などは、新卒採用をしているところもあるので、今学生の人は頑張れば潜り込める可能性があります。
基本的に、外資系企業はいますぐ戦力になる人、特定のポジションに見合った人を探しています。
一番多いパターンが、紹介です。
いわゆる、コネですね。
なので、幅広い人脈を持っている人が、転職にも有利となります。
そんな、英語ネイティブの知り合いなんて、ほとんどいないよ・・・というあなた。
そういう場合は、SNSを利用しましょう。
Linked-Inに自分のプロフィールを登録しておくと、それを見たヘッドハンターが、コンタクトしてくることがあります。
また、外資専門の職業紹介エージェントに出向き、登録するという手もあります。
エージェントによって得意な分野があるので、そのあたりもリサーチしましょう。
インターネットで情報を集め、外国人が集まる異業種交流会に、積極的に参加しネットワーキングしましょう。
そうすることで、思わぬ人脈が広がったりもします。
その場合、名刺交換よりもSNSでやりとりするのが、一般的です。
FaceboookやLinked-Inなど、ビジネスツールとして使っている英米人は、非常に多いのです。
名刺交換したところで、二度とその名刺を見なければそれでおしまいです。
それよりもその場で、友達申請して繋がることを忘れないようにしましょう。
もちろん、繋がったら必ずメッセージを入れ、定期的に自分の存在をアピールすることもお忘れなく。
有名外資企業に勤めるネイティブと、1人でも繋がることができれば、その人を介して同業他社の人とも繋がるチャンスがあります。
食事会や飲み会など、積極的に参加しましょう。
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2.外資系を目指すなら東京に出る覚悟を決めること
欧米系企業の日本支社は、ほとんどが東京にあります。
たまに、ごくまれに大阪に本部を置くところもありますが、欧州・米系企業の場合はかなりのレアケースです。
また、外資に限らず、たとえば日系企業の国際部門なども同様に、やはり東京にオフィスを構えるのが一般的です。
つまり、本気で外資系に転職したいと思うのであれば、東京に出てくる必要があるということです。
その覚悟と意気込みがないと、まず採用されません。
たとえヘッドハンターに、「仕事が見つかったら東京に住みます!」と言ったところで、本気かどうかは百戦錬磨の彼らにはお見通しです。
絶対に外資に転職する。
そのためには東京に住むんだ、と覚悟を決められない人は、条件が良くてもなかなか転職がうまくいきません。
実際、友人のエージェントやヘッドハンターからよく聞くのが、家族も実家も地方だと、東京でポジションが見つかっても、いざとなった時尻込みする人がいる。
だから、最初から東京在住の人を優先的に紹介する、というものです。
なんだ・・・地方在住だと外資系への転職は無理なのか・・・と諦めるのはまだ早いです。
あなたがもし、本気で外資に転職する気があるのであれば、エージェントにはこう伝えましょう。
・自分は東京に友人や親せきがいるから、東京に住むことに抵抗はない。
・今すぐにでも転職を希望している
・仮にすぐ転職が決まって、住む家がまだ決まっていなくても、友人宅に泊まるので問題がない。
好条件のポジションは、はっきり言って早い者勝ちです。
どうしよう・・・これから家探ししないといけないしな・・・職場にも辞めることまだ言ってないし・・・
というように、まごまごしているとあっという間になくなってしまいます。
タイミングがすべて。
これは、何ごとにも言えることですが、特に外資への転職には重要です。
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3.TOEICはなんの役にも立たないと心得よ
英文履歴書を書いたことのある人であればご存知かと思いますが、語学欄にTOEICのスコアを書いても、意味はありません。
外資系企業の採用担当者や管理職の人は、TOEICのスコアが実際の英語力とほとんど関係ないことを、よく知っているからです。
また、エージェントやヘッドハンターが英米人の場合、TOEICの話をしてもまず相手にされません。
それよりもむしろ、これまでに海外経験はあるか、外国人と仕事をしたことはあるか、ということが重要となります。
逆に、面接でTOEICのスコアを聞いてくるような企業は、外資とは名ばかりのドメ企業である、と思った方がいいです。
本当の外資企業であれば、英語面接が必ずあります。
そこでの受け答えで、candidate(転職希望者)の英語力は、一発でわかります。
英米人管理職による面接がない時点で、ああこれは違うな・・・と判断する基準にもなります。
では実際に、英文履歴書に英語力に関して、どう書けばいいのでしょう。
模範例を挙げておきますね。
上級者(会話も読み書きも問題ない)-Fluent in written and spoken English
上級とまではいかないが、それなりのレベル -Good command of English
仕事でまあなんとかつかえるレベル -Working level
たとえば、日本人で英語は流暢、スペイン語も会話ならできる、という場合はこうなります。
Japanese (native); English (fluent), Spanish (conversational)
日本人で英語は中級、中国語がちょっとできる場合
Japanese (native); English (intermediate); Chinese (basic)
これだけでいいのです。
資格とか、書く必要はありません。
むしろ、PCのソフトが何を使えるか(ワード、エクセル、フォトショップなど)を、書くべきです。
語学に関しては上記のように書いておけば、あとはエージェントやヘッドハンターがあなたの職歴を見つつ判断します。
あなたがもし、本格的な外資系に転職しようと考えているなら。
また、海外での就職を見据えて動いているのであれば、TOEIC対策に時間をさくのはやめましょう。
時間は有限です。
実践的な英語力を磨くことのほうが、遥かに重要です。
また、履歴書は多少盛ってもかまいませんが、あまり得意でないのに「できます!」と書いてしまうと、あとで困ったことになります。
あくまでも、常識の範囲内で盛りましょう(笑)
まとめ
いろいろと書きましたが、参考になったでしょうか。
かなりぶっちゃけましたが、外資への転職はそれなりに難関です。
受け身だとまず、雇ってもらえません。
その代り、日系企業と比べると能力主義、高給、無駄な残業や意味のない会議はない、男女年齢関係ない、という待遇が手に入ります。
たとえ管理職の経験がなくても、縁の下の力持ち、裏方的な仕事をしていた人は、それはmanage能力ということになります。
特に女性は、英語のできない国際感覚のないオジサン上司や、男性営業スタッフの尻拭いをしてきた人が多い。
そういうアシスタント的ポジションだった女性が、外資にマネージャーとして採用された例を、いくつも知っています。
英語力がそれなりにある人は、ぜひ外資に挑戦してみては、いかがでしょうか(^O^)
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Yumiの脱カタカナ英語マニュアル
◆述べ3,500人に指導してきた発音矯正のプロによる、日本人のための英語発音矯正本
もう何年も英語を勉強してきているのに、話せるようにならない・・・
リスニングすらままならない・・・
そこそこ読めるのに話せない・・・
TOEICならまあまあのスコアが出るのに、ちっとも話せない・・・
どうやってもネイティブに聞き返される、英語が通じない・・・
といった悩みを、あなたも抱えていませんか?
私は英語を教え始めて25年以上になりますが、こういった悩みは昔から変わることなく頻繁に耳にするものです。
日本人は中高で6年間、英語を勉強してきています。
その後大学や、個人的に英会話を習うなどすると、10年以上英語に取り組んできている人も少なくありません。
なのになぜ、いつまでも同じ悩みを抱え続けるのでしょうか。
それは、日本人が間違った学習のしかたをしているからです。
英語は、日本語よりはるかに音の種類の多い言葉です。
たとえば母音ひとつとってみても、日本語には「あいうえお」の5つしかありませんが、英語は20以上あります。
母音だけで英語は日本語の4倍以上あるのです。
わたしたちには似たように聞こえる音でも、ネイティブにとっては「い」と「お」ほどの差があるのです。
色に例えて言うなら、単純に「青」に見える色も、ネイティブにとっては微妙に少しずつ違う。
スカイブルーもあればネイビーブルーもある、ターコイズもある、というようにそれぞれ違う色として認識されるのです。
日本人はまず、正しく音を認識する必要があります。
系統だてて音を理解し、慣れていくことで英語はスッと耳に入ってくるようになります。
そして、正しい発声と口を動かす訓練を続けることで、ネイティブのような発音・流暢さを身に付けることができます。
まずは、正しい音のルールを、理解するところから始めましょう。
わたしたちは学校で、まともに英語の発音を習うことがありません。
習ったとしても、「THは舌をかむ」だとか「Rは巻き舌にする」だとか、間違ったことを教わっている可能性が高いのです。
自分が言えるフレーズは必ず聞き取れます。
音を聞き取れたからと言って、必ずしもそれと同じように言えるとは限りません。
けれども真似して言える音は、必ず聞き取れます。
言ってることは大体わかるけど話せない、という人はいても、英語はぺらぺらだけどリスニングは全然できないという人は、いないのです。
自分が正しく言える、ネイティブのように言えるフレーズは、必ず聞き取れます。
発音矯正をすることは、そのままリスニングの向上に繋がる、一石二鳥のトレーニング方法なのです。
普通のネイティブの雑談に混ざりたい
映画やドラマを字幕なしで理解できるようになりたい
ネイティブみたいにカッコよく流暢に英語を話したい
でもそんなのはもう無理だと、諦めていませんか?
毎日10分、発音矯正トレーニングをするだけで、あなたの耳も口も劇的に変わります。
『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』-全102ページ(PDF)、音声教材90分、動画教材40分は、日本語を母語とする日本人が英語をマスターするのに、最も簡単で効果的な方法をまとめたものです。
発音矯正歴25年以上、歌手、俳優など多くの著名人を指導してきたノウハウを生かし、Yumiが書き下ろしたダウンロード教材です。
Yumi自身、帰国子女でもなんでもありません。
日本人として普通に国内で教育を受け、試行錯誤の上ネイティブに近い流暢さを身に付けました。
なので、日本人が苦手な音や苦労する点を、熟知しています。
英語は難しい言語ではありません。
もしも英語がそれほどまでに難しいのであれば、世界共通語にはなっていないはずです。
英語はシンプルで、習得しやすい言語です。
ただ、わたしたち日本人の言語感覚と違う部分があるため、そこでつまずいている人が多いというだけなのです。
『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』は、英語を話す上で特に重要な喉発声のしかたについて、Yumiが動画でわかりやすく解説しています。
これだけであなたの声は、日本人声から英語声に変身します。
さあ、あなたもこのマニュアルでネイティブの流暢さを身に付けましょう。
著者プロフィール:明場由美子(Yumi)
大阪大学文学部卒、オクラホマシティー大学社会学専攻
フリーランス通訳、大手英会話講師、企業トレーナー、外資系出版社セールスマーケティングを経て2010年に独立、English Boot Campを立ち上げる。
著書・監修書
ああもうそのとおりです〜!なんちゃって外資系のなんと多いことか〜!本社の国と、日本の悪いとこどりみたいな会社は、とくにアジア系に多いですね…
Toeicは本当に外資系の場合、信用されないですね。逆にスコアをやたら気にする会社は、名ばかり外資です。
なんだか読んでてスカッとしました。
chicaさん
ありがとうございます~
ここまでぶっちゃけて本当のことを書いている人は、まあいないかなと(笑)
そしてこういうことを言うと、ツイッターのフォロワー数が減ります(^ ^;)
でも、現実を見る必要があるんですよ、日本人英語学習者は。
もしも本気で外資に転職したい、安月給&ブラックな環境から抜け出したい、
と思っているのであれば。
せっかく英語力を磨いてもそれを利用しないのはもったいなさすぎです。
というわけで、辛口な記事にコメント、ありがとうございます(^O^)
東京にある外資系企業の支社ってほとんどが日本を担当する支社であって、
アジアを統括している支社ではないですよね。
予想ですが、英語を使う仕事をするのは少なそうな気がします。
かがわのひと さん
コメントありがとうございます。
確かにアジア統括は少ないですが、ネイティブが多い職場は結構あります。
私がこれまで単発で入ってきた企業も、ほぼオフィスの会話が英語、
というところは結構ありました。
あとIT系は全体的にドメ度が低いです。
逆に、製造系やりテイル系は外資でもザ・日本というところが多いですね。