どうも~♪ イングリッシュブートキャンプ:由美ですo(^-^)o
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昨日の記事の、続きです。
ネイティブの講師と、ノンネイティブの講師、それぞれに利点があるというお話です。
20年ほど前、ある英会話スクールで、英語を教えていました。
そのスクールは、日本語と韓国語のコースもあったんですね。
で、日本語、韓国語は、インハウストレーニング(社員向けの語学講座)があって、
格安で受講できたんです。
日本語は日本人講師が、韓国語は在日コリアンの講師が、担当していました。
で、インハウストレーニングの場合、受講者は全員が英語ネイティブです。
なので、レッスンも英語で説明を加えたり、ローマ字で読み方を書いたりしてたんですね。
ところが、これが思いのほか、大変だったんです。
というのも、オセアニア(オーストラリア、ニュージーランド)人や、イギリス人の一部は、
母音が特殊だからです。
特に、二重母音の“ei”は全滅です。
“アイ”になっちゃうんですね。
だから、たとえば、
えいが
eiga
えいご
eigo
みたいにして、リピート練習させた場合、“あいが”、“あいご”と発音しちゃうんですよ。
おいおい、なんでそうなるねんっ!と、当時北米アクセント以外の英語に不慣れだった私は、
驚きと共に、多少イラッとしたりもしました(笑)
で、下手にアルファベットで補助を入れると、混乱させることになると、思い至ったわけですね。
英語ネイティブは、耳で聞いてそのまま声に出させる、というやり方のほうが、定着度が高い。
そのことにも、徐々に気が付いて行きました。
他にもあります。
別の機会に、ヨーロッパ人とアジア人混合のクラスを、担当することになりました。
イギリス人やスイス人は、私の発音に非常に敏感で、細かいところをついてきます。
たとえば、「おはようございます」というフレーズひとつにしても、
最後の“す”の発音が違うと、すぐさま挙手して、こんな質問を投げかけてきます。
先生は先ほど、“GO-ZA-I-MA-SU”と言ったけれど、今は“GO-ZA-I-MA-S”と言いました。
どちらが正しいのですか。
ヨーロッパ言語がネイティブの人たちは、非常に音に敏感だ、というのをますます実感しました。
逆に、中国人や韓国人は、とにかく板書してくれと言ってきます。
それを漢字で書くと、どんな字なのか、ともしょっちゅう聞かれました。
彼らは、書いたものを見ないと、また、ノートを取らないと、安心できないようです。
これほどまでに、母国語や文化の差が、外国語学習において大きな影響を、及ぼすんですね。
だから、教える対象によって、アプローチも変わってきます。
英語がネイティブで、日本語を外国語として修得した人であれば、日本人の思考や、
日本語の特徴を理解しているので、初級学習者を教えることも、難しくないと思います。
けれども、そうでない場合は、大変なはずです。
実際、英語ネイティブに日本語を教えるのと、非英語ネイティブに教えるのとでは、
全然違ったので、このことは実体験から言えます。
英語はわかるので、英語ネイティブが日本語を学ぶ上で、どこでつまづくかは予想が付きます。
けれども、中国語やロシア語となると、私自身の知識がないため、きめ細かい指導ができないんですよ。
日本語教師として身を立てよう、と思っていたわけではなかったので、
そのスクールを辞めてからは、日本語を教える機会も、なくなってしまいましたが。
では、英語と日本語、教えていてどちらがやりやすかったか、と問われると、
これまたなかなか答えにくいのですが、この話も長くなるので、次回にしたいと思います。
語学の道は、深遠です。
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ノンネイティブの限界-その2
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私は国語や古文、漢文は教えることが出来ますが(いや、チョコッとですが)、日本語は教えられません(^_^;)
この辺りは「日本人の知らない日本語」と言うマンガに詳しく載ってます。
私も日本語教師になろうかなと考えたこともありましたが、いかんせんギャラが…(^_^;)
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1回目、2回目ともとても示唆に富むお話でした。ありがとうございます。
国、地域、言語環境によって受講生の習得方法が違うとは!まさに現場の経験から出た由美さんの言葉は説得力がありますね。
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>カオリンさん
古文や漢文も教えられるんですかっΣ( ̄ロ ̄lll)
カオリンさん、すごいなぁ。
英語だけじゃないんだぁ。
さすがは、カリスマ講師です!!
漢文と言えば、昔、五言絶句とかやりましたね。
で、こことここが韻を踏んでるとか、言われても、
日本語に読み下してる時点で、韻なんかないっちゅうねん!
と、ツッコンでいました(笑)
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>夢水晶@英語コンセルジュさん
アジア人には、やはりアジア人に共通した傾向があります。
特に、韓国、中国、日本は、その辺は似てると思いました。
やはり、漢字という共通の文字がありますからね。
漢字は象形文字なので、音より視覚で言語を理解するよう、
脳がそうなってるんでしょうね。
英語ネイティブは、発音に敏感です。
ちょっとでも違うイントネーションで言うと、すぐツッコミが入ります(笑)
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アイゴ アイガ
日本語の 尊敬語 丁寧語 謙譲語 って言われると(・・?)説明出来ません!
由美さんの経験談
勉強になります。
他の国の英語教育気になります。
なぜ出来るか
日本人はなぜ出来ないか!
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>ぴょん吉さん
アナウンサーですら、敬語を間違っちゃうご時世ですからね。
まあ、言葉って時代とともに変わっていくものですから、
あまりにもガチガチにうるさく言うのも、どうかとは思うんですが。
それでも、おかしな日本語を耳にすると、嫌ですねぇ・・・
英語教育と日本人のメンタリティに関しては、長くなりそうなので、
またいつか書きたいと思います。
アメンバー記事かな、これは(^_^;)