珍しくエンタメ関係の話題です。
80年代に一世風靡した小説、『ノルウェイの森』が映画化されることになりました。
ベトナム系フランス人が脚本、メガホンを取り、主演は今をときめく(古っ)松山ケンイチ君。
その劇中曲として、ビートルズの『Norwegian wood(ノルウェイの森)』の原盤使用許可が
下りたのだそうです。
ニュースソースはこちら⇒ Yahoo!ニュース
メディアは、
“よくあの村上春樹が映画化を許したものだと驚いたが、
それ以上に驚きなのは、『Norweigian wood』の原曲使用許可が実現したことだ。
ビートルズは権利関係にとてもうるさく、原盤使用を許すことはめったにないからだ”
と言っていますが、私は、それほど驚くことでもないと思いました。
この交渉がスムーズに行ったのは、言うまでもなく村上春樹の知名度が大きい。
欧米での彼の知名度、人気は日本人が想像するよりずっと高いのです。
特に北米における人気は相当なものです。
ある意味、カリスマ的な人気があるといってもいいと思います。
三島由紀夫と並んで、村上春樹は白人知識階級・文化人に絶大な人気を誇ります。
村上春樹は今、ノーベル文学賞に最も近い作家と言われているのです。
その村上作品の映像化です。
それもビートルズの曲が重要なモチーフであり、そのままタイトルにもなっている作品の映像化。
特別に原盤使用許可が下りたのは、不思議ではないと思います。
ところで、ビートルズの曲が映画に使用された例と言うと、真っ先に思いつくのが、
角川映画の横溝正史シリーズ、『悪霊島』です。
石坂浩二のはまり役でもあった、探偵金田一耕助を、この映画に限って
ミュージカルスターの鹿賀丈史が演じています。
今は亡き名優、古尾谷雅人が主演を務めたこの映画のBGMは、
ビートズルの『Let It Be』でした。
まだ小学生だった私はビートルズに対する知識はほとんどなく、
テレビでヘビーローテーションされるこの映画のCMで初めて知った、
と言っても過言ではありませんでした。
他に、ビートルズの曲が使われた日本の作品を私は知りません。
ご存知の方、教えてください。
ノルウェイの森に話を戻しますと、この作品を読んだのは私が大学生の時でした。
当時家庭教師に行っていた先のお母さんから、「先生読んでみます?」と貸してもらったもので、
基本的に小説を読まない私は、本当は借りたくなかったけれど、
ベストセラー小説をわざわざ貸してくれた厚意を無駄にすることはできず、
しぶしぶ最後まで読んだことを覚えています。
当時の私には、この作品の何がそんなにいいのか、
人を引きつけるのか全く理解できませんでした。
今はまたちょっと違った感想を持っていますが。
そんなわけで、この映画化にはちょっぴり興味があったりします。
どんな仕上がりになっているのか、楽しみです。
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