うららかな日曜ですね。イングリッシュブートキャンプ:由美ですo(^-^)o
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今朝の、茂木健一郎さんのツイートを見て、「ええっ」と思ってしまいました。
なんでも、ハーバード白熱教室の収録に当たって、サンデル教授と話す時、
日本語で話すようにと、番組プロデューサーから釘を刺された、というんですよ。
そうしないと、茂木さんのところは吹き替えになるからだとか。
この番組、二か国語放送をしているから、日本語と英語でパキッと分けたいのかもしれないけど、
それってあまりにも、融通が効かなすぎじゃないですかね?
私は、英語が流暢に話せる日本人は、大きく分けて2種類に分類されると、常々思っています。
ひとつは、海外(欧米)文化に対して、強い憧れと興味を持っている人。
いわゆる、海外志向の強い人ですね。
もうひとつは、純粋に英語という言語そのものや音に、興味のある人。
前者は圧倒的に女性に多く、後者は男性に多いように思います。
日本は、まだまだ年齢や性別で、あらぬ差別を受ける国です。
女性のCEOや役員、政治家の数は、先進国にあるまじき少なさです。
だから、年齢や性別で可能性が制限されにくい、アメリカなどに気持ちが向くのは、
女性なら誰しも持つ、一般的な感情と言えると思います。
男性の場合は、言葉そのものに強い興味のある、いわゆる“英語オタク”な人も多い。
もちろん、両方かぶっている人もいますが。
では、海外文化に興味がなく、また言語や音にも興味のない人には、
英語をマスターすることはできないのか。
私は、そんなことはないと思います。
人間には、「知的好奇心」というものがあります。
もっと学びたい、向上したいという欲求は、他の動物にはないものです。
これがあるからこそ、人間は進化を遂げ、文明を築いてきたわけです。
英語に対する興味も、ひとつの知的好奇心ですよね。
たとえば、サンデル教授の講義などは、アメリカ(ハーバード)に興味がなくても、
英語に興味がなくても、単純に知的好奇心だけで、見てみようと思う人は多いはずです。
そこで、茂木さんがサンデルさんと、普通に英語で会話しているところを見たとします。
ああ、英語が話せれば、あんな風に直接コミュニケーションが取れるんだ、
聞きたいことをそのまま聞けるんだ、いいな・・・と思う人も、出てくるはずです。
そして、その気持ちが英語に対するモチベーションに、繋がると思うのです。
テレビ局側としては、一々吹替えを入れるのは面倒くさいから、
茂木さんに英語で話すなと言ったのでしょうが、それはとても残念なことだと思いました。
日本人の知的好奇心を、少しでも奪うような真似を、天下のN○Kさんがするとは・・・
別にそこだけ字幕にしても、いいんじゃないですかね。
ゲストの日本人の中には、英語が話せる人もいるはずです。
そういった方々は、直接英語でサンデルさんと話せばいいじゃないですか。
で、その部分だけ、字幕を入れたらおしまいでしょ?
視覚障害者のために、二か国語放送をしているのは、もちろん理解しています。
ですが、もうひと手間取って、字幕放送も入れればいいのではないでしょうかね。
なんてことを、朝からつらつら思った私でした。
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