上記のタイトルは、実際に私が一番よく聞かれる質問です。
仕事で英語が必要だ、MBA留学したいけれどTOEFLのスコアが足りない、とにかく日本を出たい・・・
人それぞれ英語を学ぶ理由は異なると思いますが、
みなさん共通して思うのが、なんとか最短距離で目的地にたどり着けないか、ということなんですね。
というわけで、以下、その回答です。
2パターンに分けましたので、自分がどちらか冷静に判断してみてください。
まずは、中高と勉強が得意だった人、偏差値の高かった人。
または、社会人になってから何か難易度の高い資格を取った人には、
下記の方法をおススメします。
① とにかく語彙と文法(構文)を詰め込みでやる。
② NHKのラジオ講座を利用する。
③ ひととおり詰め込みが完了したら次は実践、都会に住む人は外国人がよく来るバーに行くなり、
  国際パーティなどに参加するなりして、知り合いを作る。
  または、language exchangeのパートナーを探し話す訓練をする。

①と②はインプット段階です。
並行してやることがポイント。
大学受験用の語彙・イディオム集1冊、構文の本1冊を徹底的にやります。
三ヶ月くらい続けたら、次に③に移りましょう。
③は、アウトプット訓練です。
詰め込んだ英語を使うためには、実際にEnglish speakerと話すのが一番です。
スクールに通うのもいいですが、その場合は上級クラスに入るようにしましょう。
上級レベルに達していないようであれば、さらに①と②を続けます。
スクールに行かなくても、③のように英語パートナーを見つけて積極的に使うという手もあります。
ただし、その場合、自分で発音などをcorrectできる自信がある人という条件になりますが。
自分はシャイなのでパーティやバーは無理、またlanguage exchange partnerもなかなか見つけられない、
地方に住んでいて物理的に難しい、というような人には、オンライン英会話という手もあります。
これを半年くらい根気よく続けてみましょう。
では、中高時代、勉強をサボっていた人、
もしくは人生の中で一度も死ぬほど勉強するという経験をしたことがない人の場合。
とにかく何から手をつけていいのかわからないという人には、上記の方法では無理でしょう。
まず、①と②を同時進行で続けることが難しいと思われるからです。
ひとりで黙々と、ひたすら語彙や文法を詰め込むというのがおそらくできない。
こういう集中型詰め込み作業は、若い時に経験していないと年を取ってからは難しいからです。
若いころ運動をしていなかった人が、いきなり自己流で体を作るのは無理なのと同じです。
こういった人は、やはりスクールに通うなり先生につくなりするほうがいいと思います。
スクールを選ぶとき、間違っても安い大手スクールには行かないようにしましょう。
これはどの世界でも共通して言えることですが、
優秀な講師は安いギャラでは働きません。
旨いシェフのお店はそれなりの値段がするように、
教えるのが上手い、優秀な講師のみをスクリーニングしている学校は、
授業料もそれなりにするのが普通です。
ここで名指しで書くとちょっとまずいので書きませんが、
1レッスン(60分)が2,000円以下の安い英会話スクールは避けること。
また、往々にしてそういうスクールは週1回レッスンx半年といった長いスパンでコースを組んでいます。
これはあまりおススメしません。
なぜなら、個人差はあれ、3か月くらいでレベルに差が出てくるからです。
コースの長さは長くとも3か月、そして授業料は1時間2,500円前後が適切です。
たとえば、老舗の英会話学校、日米学院などは月謝制です。
入学金や維持費、教材費を覗いて、月謝は9,000円ほど。
また、ブリティッシュカウンシルなどは短期集中コースもあります。
こちらはちょっとお高めで、1時間大体3,000円弱です。
他にも、こういった優良スクールはさがせばありますし、
個人でやっているところなら、さらにもっと押えた授業料で優良なレッスンが受けられる可能性も高い。
安かろう、悪かろうという最低なパターンに陥らないように気をつけましょう。
最後に、語学を習得するにはどうしても時間またはお金がかかります。
独学である程度のところまで持っていくには、かなりの学習時間が必要です。
また、独学でそれができない人は、指導者に付かなくてはいけません。
そして、良き指導者に付くにはやはりお金がかかります。
どちらもかけずに語学をマスターすることは、残念ながら不可能です。
そのことを忘れないでください。
語学はスポーツや楽器演奏に似ていると何度も書いてきましたが、
厳密に言うと、違います。
語学にはスポーツや楽器演奏のような“才能”は必要とされません。
プロスポーツ選手になるには、持って生まれた身体能力が大きく影響しますし、
ピアニストになるには、やはり練習だけではどうしても無理でしょう。
けれども語学は違います。
誰でも、努力すれば英語はマスターできます。
ただ、それには時間またはお金(人によっては両方)がかかるのだという、
根本的な現実を、あまりに多くの人が認識してなさすぎるのです。
この夏、真剣に英語をやろうと思っている人へ。
語学はやれば必ず結果が出ます。
成人してしまったあなたが、これからサッカー選手になったりピアニストになるのは
まず99%不可能でしょうが、英語をマスターすることは99%可能なのです。
諦めず、現実から目をそらさず、がんばってください。
健闘を祈ります!
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