イングリッシュブートキャンプ:由美です。

LとR、これほど私たち日本人を悩ませる英語の子音って、ありませんよね?

ところで、Lには2種類の発音があります。

その2種類の発音方法を、ぜひマスターしてくださいね。

★学校では習わない、発音のルール

今回は、日本人が意外と苦手な音、Lの発音のポイントを、解説しています。
LとRは、私たち日本人泣かせの音で、リスニングで苦戦する、大きな原因でもあります。
日本の新生児が、LとRを聞き分けられなくなるのは、生後8か月目だという、研究結果があります。
もはや、生後8か月を、とっくに過ぎてしまっている私たち(笑)
日本語よりも、遥かに音の種類が多い、英語をマスターするためには、かなり徹底した訓練が必要です。

このブログでも、何度も繰り返し述べていることですが、正しく発音できる音は、聞き取れます。
大事なことなので、もう一度言いますよ?

自分が発音できる音は、必ず聞き取れるのです。

逆に、発音できない音は、聞けない可能性が高い。
ネイティブの英語が聞ける、ネイティブと普通に会話ができる、ということを目指すのであれば、まずは正しい発音ルールを、学ぶ必要があります。

残念ながら、日本の学校教育では、この発音のルールを、まともに教えることは、ほとんどありません。
多くの学習者が、英語が聞けない、話せないと苦労するのは、当然のことなのです。
では、Lの音を正しく発音するには、どうすればいいのか。

こちらの動画で、そのコツを解説しています。
 
 

 
 
どうですか?
Lの音の出し方、舌の動きがポイントですが、ちゃんとできていましたか?
自分の口元を鏡で見ながら、何度も練習しましょう。

★Light LとDark L

さて、ポイントは、動画でも述べているように、舌の動きです。
日本人の舌は短いと、言われていますが、確かに英語ネイティブの舌って、日本人より長く、ダイナミックかつ、アクロバティックに動きますね。

ちなみに、英語ネイティブの舌の状態と、私たち日本人の舌の状態は、まったく違います。
日本人の舌は、平坦な状態でベタッとしています。
これに対して英語ネイティブの舌は、中央部分がへこんだ状態です。
ちょうど、あくびが出そうになった時の、あの舌の付け根がグイッと下がった状態。
あれです。
そもそも舌のデフォルト状態が、私たち日本人と英語ネイティブでは、まったく違うのです。

これが、ネイティブの先生の指導の通りに、舌を動かそうとしても、全然うまくいかない理由です。
彼等は、私たち日本人の、舌のデフォルト位置が、どうなっているのか知りません。
なので、「もっと舌先を上げて」とか、自分(英語ネイティブ)の舌のデフォルトを前提に、説明するわけですが、これがまったくうまくいかない、ということが往々にしてあります。
ネイティブの先生に、発音を指導してもらうのは、実際のところ大変難しいのです。

Lの発音には、2種類ある。

このルールを、知らない人は多いのではないでしょうか。
lemon のLと、apple のLは、発音(舌の動かし方)が、違います。
発音記号は同じなので、学校でもスルーしてしまっていますが、とても重要なポイントです。

いわゆる、明るいL(Light L)のコツは、以下の通り。

舌を根元から持ち上げて、舌先だけで上の歯を裏側からグイッと押す。

上の歯に舌先を付けるのではなく、ギュッと押してください。
この“押し”が足りないと、ネイティブに聞き返される憂き目にあいます。

I like lemons.
I like melons.
I like watermelons.

というのを、何度も言ってみましょう。
練習あるのみ、です。

ビジネスマンから絶大なる支持を受ける英語発音教材
Yumiの脱カタカナ英語マニュアル

 
◆述べ3,500人に指導してきた発音矯正のプロによる、日本人のための英語発音矯正本

もう何年も英語を勉強してきているのに、話せるようにならない・・・
リスニングすらままならない・・・
そこそこ読めるのに話せない・・・
TOEICならまあまあのスコアが出るのに、ちっとも話せない・・・
どうやってもネイティブに聞き返される、英語が通じない・・・

といった悩みを、あなたも抱えていませんか?

私は英語を教え始めて25年以上になりますが、こういった悩みは昔から変わることなく頻繁に耳にするものです。
日本人は中高で6年間、英語を勉強してきています。
その後大学や、個人的に英会話を習うなどすると、10年以上英語に取り組んできている人も少なくありません。
なのになぜ、いつまでも同じ悩みを抱え続けるのでしょうか。

それは、日本人が間違った学習のしかたをしているからです。

英語は、日本語よりはるかに音の種類の多い言葉です。
たとえば母音ひとつとってみても、日本語には「あいうえお」の5つしかありませんが、英語は20以上あります。
母音だけで英語は日本語の4倍以上あるのです。
わたしたちには似たように聞こえる音でも、ネイティブにとっては「い」と「お」ほどの差があるのです。

色に例えて言うなら、単純に「青」に見える色も、ネイティブにとっては微妙に少しずつ違う。
スカイブルーもあればネイビーブルーもある、ターコイズもある、というようにそれぞれ違う色として認識されるのです。
日本人はまず、正しく音を認識する必要があります。

系統だてて音を理解し、慣れていくことで英語はスッと耳に入ってくるようになります。
そして、正しい発声と口を動かす訓練を続けることで、ネイティブのような発音・流暢さを身に付けることができます。
まずは、正しい音のルールを、理解するところから始めましょう。
わたしたちは学校で、まともに英語の発音を習うことがありません。
習ったとしても、「THは舌をかむ」だとか「Rは巻き舌にする」だとか、間違ったことを教わっている可能性が高いのです。

自分が言えるフレーズは必ず聞き取れます。

音を聞き取れたからと言って、必ずしもそれと同じように言えるとは限りません。
けれども真似して言える音は、必ず聞き取れます。
言ってることは大体わかるけど話せない、という人はいても、英語はぺらぺらだけどリスニングは全然できないという人は、いないのです。
自分が正しく言える、ネイティブのように言えるフレーズは、必ず聞き取れます。
発音矯正をすることは、そのままリスニングの向上に繋がる、一石二鳥のトレーニング方法なのです。

普通のネイティブの雑談に混ざりたい
映画やドラマを字幕なしで理解できるようになりたい
ネイティブみたいにカッコよく流暢に英語を話したい


でもそんなのはもう無理だと、諦めていませんか?

毎日10分、発音矯正トレーニングをするだけで、あなたの耳も口も劇的に変わります。

『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』-全102ページ(PDF)、音声教材90分、動画教材40分は、日本語を母語とする日本人が英語をマスターするのに、最も簡単で効果的な方法をまとめたものです。

発音矯正歴25年以上、歌手、俳優など多くの著名人を指導してきたノウハウを生かし、Yumiが書き下ろしたダウンロード教材です。
Yumi自身、帰国子女でもなんでもありません。
日本人として普通に国内で教育を受け、試行錯誤の上ネイティブに近い流暢さを身に付けました。
なので、日本人が苦手な音や苦労する点を、熟知しています。

英語は難しい言語ではありません。

もしも英語がそれほどまでに難しいのであれば、世界共通語にはなっていないはずです。
英語はシンプルで、習得しやすい言語です。
ただ、わたしたち日本人の言語感覚と違う部分があるため、そこでつまずいている人が多いというだけなのです。

『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』は、英語を話す上で特に重要な喉発声のしかたについて、Yumiが動画でわかりやすく解説しています。
これだけであなたの声は、日本人声から英語声に変身します。

さあ、あなたもこのマニュアルでネイティブの流暢さを身に付けましょう。

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著者プロフィール:明場由美子(Yumi)
大阪大学文学部卒、オクラホマシティー大学社会学専攻
フリーランス通訳、大手英会話講師、企業トレーナー、外資系出版社セールスマーケティングを経て2010年に独立、English Boot Campを立ち上げる。

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監修本:『ネイティブ発音が3D映像でわかる!英語の発音トレーニングBOOK DVD1枚CD3枚付き』(西東社)-Amazonランキング発音部門で第1位!

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