オンライン英会話は効果的か？

こんにちは♪
イングリッシュブートキャンプ：由美です。
今回はちょっぴり辛口です。
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以前、初中級学習者にとって必要なことについて、こちらに書きました。
その際、オンライン英会話の効果についてはまたいずれ述べます、と言ったまま放置してしまいました（笑）
けして忘れていたわけではありません。
他に色々と書きたいことがあって、ちょっぴり後回しにしてしまっていたのです（←イイワケ）
で、オンライン英会話ですが、メリットはたくさんあります。
メリット１：マンツーマンのレッスンを自宅で受けられる。非常に便利。
メリット２：講師の多くはフィリピン国籍などで、米英人よりコストが遥かに安く、従って受講料も安い。
メリット３：カフェレッスンなどと違い、周りの雑音がない。
フィリピンの英語はオーセンティックではないという人がいますが、私はそんなことないと思います。
特に、アクセントに関してはほぼ北米英語に近いと言っていいでしょう。
インド英語や華僑（シンガポール、香港など）の英語と比べるとかなり聴き取りやすく、
日本人には入っていきやすいと思います。
けれども、私はオンライン英会話は上級者向けだと考えます。
初級者にとって、オンライン英会話のメリットを享受することはあまりないからです。
なぜなら、
初級者に必要なのは実践ではなくインプットだからです。
語彙と文法を身に付け、正しい発音を身につけることが初級学習者には必須です。
基礎のないまま実践だけを繰り返しても、時間とお金の無駄なのです。
多くの初中級学習者が、このことを理解していません。
安物買いの銭失い、とは私の父の口癖ですが、まさにその状態に陥っているんですよ。
確かに、ネイティブと３０分または１時間会話をすると楽しいし、勉強した気になります。
でもね・・・
勉強した気になっていてはダメなんです。
本当に勉強しないと（笑）
きちんと知識をインプットし、アウトプットをするという一連の訓練を学ぶには、
ネイティブや準ネイティブの講師よりも日本人講師のほうが断然効率が良いのです。
ネイティブでも、日本語がほぼ母国語並みに流暢で日本人に英語を教えた経験の長い人であれば、
またお話は別ですが、そういう人は安い時給では働きません。
最低、時給１万円は取るでしょう。
当然です。
安かろう、悪かろうに陥ってはいけません。
多少のコストをかけても、きっちりみっちり勉強したほうが最終的には効率が良いのです。
そして、これも何度も繰り返し言い続けていることですが、語学学習は地味な作業が多いんですね。
自分で語彙を覚えたり、音読を繰り返したり、慣用フレーズを覚えたり、
という非常に地味で地道な作業をしない限り、初級学習者が前進することはありません。
なんとなく場数を踏めば上達する、というのは幻想です。
なので、このオンライン英会話という学習法は、上級者向けなんです。
上級者に必要なのは場数です。実践を繰り返すことでfluency（流暢さ）をつけていくのです。
基本が穴だらけのまま初級者がこれをやっても、それこそ「下手な鉄砲も数打ちゃ当たる」的になってしまい、
意味がないし、かえって遠回りなんですね。
安さ、手軽さ、気軽さ、楽しさ。
こういった謳い文句に流されてはいけません。
何事も基本はしんどいものなんです。
スポーツでも、楽器演奏でも、語学でも、なんでもそう。同じです。
最初の坂道を一歩一歩這い上がっていくことで、徐々に周りの景色を楽しむ余裕が生まれるのです。
急がば回れ。
基本を大切にしてください。
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