イングリッシュブートキャンプ:由美です。

先日、オモシロすぎる洋楽の邦題を紹介しました。

今回は、映画の邦題を取り上げます。

オモシロすぎる・・・ではなく、なかなかセンスが良いなと思ったものばかり集めてみました。

あなたはどれだけ知ってるかな?

センスがキラリと光る邦題

邦題って、映画配給会社の社員が決めるんでしょうか。
昔だと、淀川長治さんとか水野晴夫さんとかが、付けていた時代もあったようですが。
邦題のセンスって大事ですよね。

これはなかなかいいね!という映画の邦題を、独断と偏見でご紹介しています。
あくまでも、私の個人的な感想なので、そんなことないと思う人もいるかもしれませんが、そこはご了承ください(^ ^;)

まずは、こちら。


1.ロシアより愛をこめて From Russia With Love


007シリーズの邦題は、どれもこれも秀逸です。
他にも、You Only Live Twice(007は二度死ぬ)、Live and Let Die(死ぬのは奴らだ)など、センスのいい邦題が多いな、と思います。

You Only Live Twiceはもちろん、You only live once(人生一度切り)をもじったものです。
これはYOLOと略して書かれることがあり、若い人の間ではよく使われます。
オバサンの私は最初なんのことかわからず、思わず聞いてしまいましたよ(^▽^;)


2.俺たちに明日はない Bonnie and Clide


これは有名ですね。

「ボニーとクライド」だと、何のこと(誰のこと)だか、いまひとつインパクトに欠けます。
なので、あえて全然違うキャッチーな題にして、正解だった良い例かなと。
この映画のヒットのせいで、当時日本のドラマにはやたらと、“俺たちの(に)~”が付くものが、流行ったようです。

明日、というキーワードがつくタイトルと言えば、こちら。


3.明日に向かって撃て Butch Cassidy and the Sundance Kid


言わずと知れた、アメリカンニューシネマの金字塔。
実在の銀行強盗、ブッチ・キャシディとサンダンス・キッドの二人組を、名優ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが演じました。

2人の名前がタイトルになっているわけですが、いかんせん長すぎ(^ ^;)
邦題を付けて正解だったと思います。

ちなみに、サンダンス映画祭のサンダンスは、ロバート・レッドフォードが演じたサンダンス・キッドから名前を取っています。


4.死霊のはらわた Evil Dead


これもなかなか。
死霊ですよ、はらわたですよ!
タイトル見ただけで、怖そうじゃないですか(笑)

ホラーついでにもうひとつ、こちらも。


5.悪魔のいけにえ The Texas Chainsaw Massacre


テキサスのチェーンソー殺戮、とそのままだと長すぎますね。
この邦題にして、よかったと思います。

ちなみに私は、この映画のおかげで、massacre(大虐殺)という単語を覚えました。
当時は、「まさか、大虐殺?!」と、ごろ合わせで覚えてました(爆)


6.ランボー First Blood


シルベスタ・スタローン主演の、大ヒット映画です。
これ、おそらくですが、「ロッキー」でスターになったスタローンということで、それにあやかって、次も名前を持ってきたのかなと。

ランボーが主役ですから、その名前を前面に押し出したんでしょう。
これも、インパクト勝ちな感じがします。


7.いまを生きる Dead Poets Society


今は亡き名優、ロビン・ウィリアムズの名作ですね。
地味ですが、なかなかいいタイトルだな、と思います。

なんとなく古い邦画や黒澤作品を彷彿させ、品の良い上質な映画、というイメージを持たせている感じがします。
実際、そういう内容の映画ですし、ぴったりだと思います。
私は好きですね。


8.ドラゴン危機一発 The Big Boss


危機一髪の漢字が、一発になっているところに、センスを感じます。
ビッグボスよりは、ドラゴンを入れたほうが、いかにもブルース・リー主演映画と言う感じがして、アピール性が高いですよね。
これも、上手いタイトルだと思います。


9.101匹わんちゃん 101 Dalmatians


ダルメシアンって今ではメジャーな洋犬の種類ですよね。
でも1960年代の日本では、洋犬と言えばシェパードとポメラニアンとスピッツくらいしか知らない、という人が多かったと思います。

なので、この邦題は抜群なんじゃないでしょうか(笑)
あの白地に黒の斑点がある犬が、ダルメシアンだと知ったのは、この映画のおかげです。

最後にもう一つ。

こちらは、秀逸な英語のタイトル。


10.Spirited Away 千と千尋の神隠し


ジブリの映画の、英語版タイトルですね。
千も千尋も入っていませんが、これはピッタリな英題だと思いました。

spirit away は、「こつ然と姿を消させる、誘拐する」という意味で、いわゆる神隠しのことを指しますが、これは他動詞なのです。
だから、「神隠しに合う」と言いたければ、受動態にして、“be spirited away”となります。

映画のタイトルって、いろんな意味で、英語(日本語も)の勉強になります。
最近は、そのままカタカナにするパターンが多くて、ちょっと残念ですが。
センスのいい邦題を、つけてほしいなぁと思いますね(^-^)

直訳だけどお洒落な邦題

そのまんま直訳しただけなのに、とてもお洒落な邦題というのがいくつかあります。


Breakfast at Tiffany’s  ティファニーで朝食を

Roman Holiday  ローマの休日

Gone With The Wind  風と共に去りぬ


『風と共に去りぬ』のように、文語体にすると日本語の美しさが引き立ちますね。
昔の映画は、基本的にすべて日本語に訳していましたが、今はどちらかというと英語をそのままカタカナにしたものが主流ですね。

個人的には、『パイレーツ・オブ・カリビアン』なんて、『カリブの海賊』じゃダメだったのかな・・・と思ってしまいます。
ディズニーのアトラクションは、『カリブの海賊』なのに。
なんでわざわざ長ったらしいカタカナに、してしまったのでしょう。

以上、映画の邦題のお話でした。


最後に、『明日に向かって撃て』の劇中歌として有名なこちら、『雨にぬれても』をどうぞ。
この原題は『Raindrops Keep Falling On My Head』で、こちらも秀逸な邦題ですね。




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