イングリッシュブートキャンプ:由美です。
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上級者向けの効果的な学習方法に、シャドーイングがあります。
シャドーイングとは、ネイティブの話すスピードについて行く訓練です。
聞こえてくる英語を、そのまま追いかけて自分も同じように口に出します。
これは、母国語(日本語)だと、それほど難しくはありません。
耳に入って来た言葉を、そのまま口に出すという、自動的なものだからです。

ところが、外国語となると、そうはいきません。
音を聞き取るだけでなく、それを同じように言えないと、遅れてしまうからです。
遅れずに、まさに“影”のように、追いかけて行く。
これはなかなか大変です。

シャドーイングももちろん効果がありますが、私がおススメするのはオーバーラッピングです。
これは、ネイティブの音を聞いて、スクリプトを見ながら何度も練習し、
セリフを言うように、半ば見なくてもスラスラ言えるまで仕上げます。
そして、音源を聞きながら追いかけるのではなく、音源にそのままかぶせて言うのです。
これをする利点は、

①ネイティブの普通の話し方、リズムやスピードに慣れる
②句動詞やチャンク(決まり文句)が、覚えられる
③自分では気づかない癖(おかしなイントネーション、発音)に、気付くことができる。

特に、③は重要です。
アフレコのようにかぶせて言うことで、自分のイントネーションがおかしかったり、
リズムが狂っていると、音源とずれるからわかるんですね。
シャドーイングは、追いかけて言うので、最初からずれていますから、
イントネーションやリズムの矯正までは、なかなかできません。
なんとなく言えた、おしまい、みたいな自己満足に陥ってしまう危険性も、多少あります。

というわけで、前回の課題、Back to the Futureのワンシーンです。

ここから下は、ディクテーションの解答が書かれています。

まだティ区テーションをしていない人は、こちらの記事のほうをごらんください。
数回再生して、聞き取れなかったところは諦めて、解答をみましょう。

ではいいですか、解答です。

Marty: Mom, is (that) you?
Lorraine: You there, now, just relax. You’ve been (asleep) for almost nine hours now.
Marty: I had a horrible nightmare, dreamed I went back in time, it was terrible.
Lorraine: Well, safe and sound now, back in good (old) 1955.
Marty: 1955? You’re my mo- you’re my mo…
Lorraine: My name’s Lorraine, Lorraine Baines.
Marty: Yeah, but you’re uh, you’re so, uh…you’re so… thin!
Lorraine: Just relax now Calvin, you’ve got a big (bruise) on you’re head.
Marty: Ah, (where’re) my pants?
Lorraine: Over there, on my hope chest. I’ve never seen purple underwear before, Calvin.
Marty: Calvin, why, why do you (keep) calling me Calvin?
Lorraine: Well that’s your name, isn’t it? Calvin Klein. it’s (written) all over your underwear. Oh, I guess they call you Cal, huh?
Marty: No actually, people call me Marty.
Lorraine: Oh, pleased to meet you, Calvin Marty Klein. Do you mind (if) I sit here?
Marty: No, fine, no, good, fine, good.
Lorraine: That’s a big bruise you have there.
Marty: Ah.
Lorraine’s mother: Lorraine, are you up there?
Lorraine: My god, it’s my mother. Put your pants back (on).

どうでしたか?
聞き取れました?

ここでおしまいじゃ、ないですよ。
これからが本番です。
今度は、実際にセリフを言ってみましょう。

よく、スクリプトを見てください。
一つひとつの台詞は、極めて単純で易しい構文です。
ほぼ、中学英語で理解できるはずの、英文ばかりですね。
この中で、知らない単語または知らないフレーズ(チャンク)は、ないですか?
あったとしたら、まずは調べて覚えましょう。

このシーンを、発音クリニックの上級コースでやりましたが、多くの生徒さんが、
bruise(あざ)という単語を、知りませんでした。
この単語は、日常会話レベルでの頻度は、かなり高いものです。
膝小僧を打ってあざができた、といったような会話は、小さい頃にしょっちゅうするからですね。
けれどもこれ、日本人学習者はあまり習うことがありません。
映画やドラマなどを見ていると、ネイティブなら幼稚園児でも知っているような語彙を、
知らない自分に驚かされることが、ままあるのです。
そう言う意味でも、こういった学習方法は語彙増強に非常に役立ちます。

さて、俳優さんと同じように、言えますか?

Where’re my pants?
You’ve got a big bruise on your head.
I’ve never seen purple underwear before, Calvin.
Do you mind if I sit here?
Put your pants back on.

といった、中学レベルのフレーズを、ネイティブと同じスピード、イントネーション、リズムで言う。
これは、上級学習者は、なかなかやろうとしません。
もっと、ずっと難しい題材を使って、音読、ひたすら音読、という人が本当に多いのです。

繰り返しますが、上級者に必要なのは、音読(だけ)ではありません。
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