イングリッシュブートキャンプ:由美です。
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いま、巷で話題になっているのが、Lux Super Rich というフレーズです。
ラックスって、あのシャンプーの?
ということで、ナタリー・ポートマン出演の、シャンプーのCM。
まずは、ごらんください。
この、キャッチフレーズ、“Lux Super Rich”というのが、今ネットで話題になっています。
あれほど日本人を悩ませてきた、LとRの発音の違いが、このフレーズを使えば、
あ~ら不思議、あっという間に聞き分け(言い分け)ることができる、というもの。
ホンマかいな~ということですが、ネット上では、実際に色んな人から、
ホントだ凄い!といった反応があり、単なる噂レベルではないように思うので、
ここはやはり、発音を謳っているブログとしては、取り上げないわけにはいかないでしょう(笑)
ということで、ちょっとこのフレーズについて、解説してみたいと思います。
そもそも、なぜLとRに、ここまで私たちは苦戦するのでしょう?
それは、日本語の「ラリルレロ」のせいです。
英語の名前を、日本語(カタカナ)にする時、LもRもどちらもラ行になります。
たとえばこの、Lux Super Rich も、日本語だと、ラックス・スーパー・リッチです。
ラックスのラはLで、リッチのリはRです。
だけど、日本語になった途端、どちらも同じラ行になってしまうのです。
それは、固有名詞全てに言えることです。
リオデジャネイロ、ローンレンジャー、どれがLで、どれがRでしょう?
アンジェリーナ・ジョリーの“リ”は、LなのかRなのか、すぐにピンと来ますか?
このCMの、ナタリー・ポートマンの“リ”はどうですか?
レオナルド・ディカプリオ、、クリスティーナ・アギレラなどなど、
挙げるときりがありません。
これが、私たち日本人が、LとRに苦労する、一番の理由だと思います。
どうしても、最初から、この二つの音を「ラ行」に変換してしまう癖が、ついてるんですね。
勝手に脳内変換するんですよ。
で、このLux Super Rich のCMですが、これがスッと耳に入ってくる理由として、
テレビでしょっちゅう聞いているフレーズである、というのがあります。
あまりテレビを見ない私ですら、このフレーズは何度か聞いたことがあります。
それほど、頻繁に流れているのでしょう。
何度も耳にすることで、音やイントネーションが、脳内に残っています。
それと、もう一つ。
super の発音が、ポイントです。
これは日本語だと、“スーパー”ですが、最後の音はRなんですね。
[ər]という発音記号ですが、この音を出す時の特徴として、まずアヒル口を作ります。
アヒル口、わかりますか?
よく若い女の子がグラビアなどで、上下の唇をアヒルみたいに尖らせてますね、あれです。
あの口が、英語を話す上で非常に大事なんです。
このCMの最後のほう、ナタリーが“Lux Super Rich”と言うところを、よく見てください。
アヒル口になってるでしょう?
アヒル口を維持したまま、舌の付け根をグイッと引きます。
舌先(舌の中腹から先端にかけて)が、口内のどこにも触れないように気をつけながら、
喉の奥を鳴らします。
これで、super の 最後の“er”の音が、うまく出るはずです。
このsuperという音を、うまくコピーできたら、そのまま次のrichのRに繋がります。
喉を鳴らした状態から、そのまま音を切らずに、richまで一気に言ってみましょう。
英語は、「子音-母音-子音」という、音の繋がりで構成されています。
日本語は、母音で音がブツッと切れるのですが、英語は子音で繋がっていきます。
Lux Super Rich を例に取ってみると、こうなります。
ləks–süp–pər–rich
日本語だと、“ラックス スーパー リッチ”ですが、
英語は、“ラックスーパーりッチ”という感じで、音が切れません。
「子音-母音-子音」という、英語の基本的な音のつながりを、
奇しくもこのフレーズは、完璧にうまく表しているのです。
また、super という単語を発音するために、アヒル口を作るおかげで、
続くrich のRが上手く出せる、というこれまたナイスな組み合わせ。
これを何度も声に出して、ネイティブ(ナタリー・ポートマン)と同じように言えれば、
確かにLとRの根本的な違いを、理解したと言えるでしょう。
ああそうか、そうだったのか~と、勘のいい人なら、この二つの音を出す時に、
舌の動きや唇の形が全然違う、ということに気が付き、他にも応用できるようになります。
まずは、お手本をよく見て、聞いて、真似してみる。
で、真似した自分の声を録音し、お手本と聞き比べてみる。
これを何度も繰り返して、どんどんネイティブに近付いて行きましょう♪(゚▽^*)ノ⌒☆
『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』は、英語の基本発声である喉の開き方から、
リエゾンやリダクションまで、段階を踏みながら習得できるように、まとめられています。
あなたも、ネイティブ発音を目指しませんか?
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うわ!目から鱗!
何も考えずにナタリーの真似をしたら 自然と
スーパーのところでアヒル口になってました(笑)
聞くだけじゃなくて、口の形も意識するといいんですね!
アヒル口は、英語を話す時にとても重要です。
super って単語は、自然とアヒル口に持って行けるので、
Rの音を出しやすいんだと思います。
ああ、ラックスさん、こんだけ宣伝してるんだから、
何かください(笑)