イングリッシュブートキャンプ:由美です。
久しぶりの、和製英語シリーズ。
今回も、SNS経由で拾ってきた、この1枚です。
まずは、ご覧ください。
トラックの後ろに書かれている、英文。
よ~く見てみると、こうあります。
The distribution company which I put together in the time.
ううむ・・・
これは、かなり難解です。
おそらく、元の日本語を辞書を引きつつ、なんとか英訳したんだろうな、ということが推測できます。
できますが、じゃあ元の日本語はなに?
と言われると、さすがにこれはもう、想像の域を超えています。
distribution companyなので、何かを販売、流通させている、会社なのででょう。
ただそれに続く、which以下の文章が、何を意味しているのか。
I put together って、何をput together するんでしょう?
このまま直訳すると、私が組み立てた会社、ということなんですが。
in the time は、おそらくin time のことでしょうか。
時間内にまとめた会社、ってやっぱり、何のことかわからないですね。
とにかく、何かを売っている会社、ということしかわかりません。
日本語がネイティブの私でさえ、元の日本語を想像しながら、必死で頭を捻っても、
イマイチわからないのだから、これは英語ネイティブにはまず、100%理解不能でしょう。
いつも思うのですが、この手のキャッチコピーって、誰に向けたものなんでしょうか。
もしも、海外マーケットを念頭に入れて、外国人にアピールするために、英語にしているのなら、
全く意味をなさない英語を、大きく書いたところで、何の意味もないですよね。
で、もし日本人に向けてなのだとしたら、日本語で書かないと、これも意味がありません(^ ^;)
ホント、不思議です・・・
こういうのって、ひょっとして、社長とか会社のトップが、英語が好きで自分で考えていて、
それが間違っていても、社員には「その英語、でたらめですよ」とは、口が裂けても言えない状況とか?
なんて、会社の内情を、あれこれ妄想してしまいました(笑)
英語のネーミングや、キャッチコピーを作る際は、必ずネイティブチェックをしてもらいましょう。
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2020/02/22に国道163号線、三重県伊賀上野付近から京都府木津川市付近までこの会社のトラックの後ろをずっと走行しておりました。妻とどういう意味なのかと二人であーでもないこーでもない、何か慣用句的な意味があるのだろうかと話し合っておりました。検索するとこちらのブログにたどり着きました。ありがとうございます。
私自身は英語力は皆無ですが、時間内にまとめた会社という意味からすると、おそらく運送会社として決められた時間内に商品を運ぶことができる会社であるということを言っているのでしょう。JIT生産が当たり前の今、運送会社にとっては時間厳守が命ですから。
あと、社長とか会社のトップが…のくだりですが、運送会社というのは粋がることがかなり強いものです。昔からいろんなデコレーションがあるトラックを見かけてことはありませんでしょうか。今は英文を使ったものが多いようです。これは英語圏内の人へのアピール性を持つものではなく、日本人向けに粋がって見せているデザインと思っております。
長文乱文失礼いたしました。
Ohtani Co. Ltdの後ろに書いてある英単語を列した文章について、その会社に問い合わせてみました。本社担当者曰く、”常に時代に即した物流会社”という意味でつけたそうです。まずは日本語でかいて、それを辞書を片手にだれかが英訳したのでしょう。まさにJapanglishの典型ですね。個人的には、訂正してあげたいと切望しております。