イングリッシュブートキャンプ:由美です。
★映画やドラマはフレーズの宝庫
外国語習得を目指すうえで、「その言語で映画やドラマを見て、理解できるか?」というのが、
一つの指標になると、思います。
なぜ、映画やドラマなのか。
CNNのニュースや、スピーチではないのか。
ニュースやスピーチは、知識でカバーできる部分が、大きいからです。
たとえば、経済に明るい人であれば、純粋に聞ける力が、60%くらいだったとしても、
経済に関する知識で、90%まで上乗せすることが、できるんです。
政治問題に明るい人が、アメリカの大統領選のニュースを見たら、なんとなく理解できてしまう。
医療畑の人なら、エボラのニュースを聞いて、大体理解することはできるでしょう。
でもそれと、本来のリスニング力とは、また別物です。
スピーチも、内容はあらかじめ、決まっています。
この人がこれから何を話すか、聞き手はある程度分かった上で、聞いているわけですから、予測がつきます。
ドラマや映画は、そうはいきません。
日常会話と同じで、次に何を言うのか、予測ができないんですね。
突然話が変わったりすることもあれば、どもったり、言い間違えたり、そんなことの繰り返しです。
それが、普通の会話というものだからです。
普通の会話こそが、一番難易度が高いのです。
★恋愛映画の金字塔『Ghost(邦題:ゴースト-ニューヨークの幻)』で、聞き取りに挑戦
では、こちらの映画の、ワンシーンをご覧ください。
これは実際に、発音クリニックの上級コースで、使っている題材です。
このシーンは、主役のカップルの、いわゆる普通の会話です。
語彙、文法ともに、中学英語レベル。
ディクテーションしてみましょう。
I want to ( ) you, Sam.
What? What?
Yeah, I’ve been thinking about it. I’ve been thinking about it a ( ). And I think we should just do it.
Are you ( )?
Yeah. What’s that look for?
You never ( )( )talk about it.
Do you love me, Sam?
What do you think?
Why don’t you ever say it?
What do you mean? Why ( )I ever say it? I say it all the time. I feel like…
No, you don’t. You say “ditto.” That’s not the ( ).
( )say “I love you” all the time, and it doesn’t mean anything.
Sometimes you need to ( )it. I need to ( )it.
答え合わせは、次回やります。
ディクテーションに、ぜひ挑戦してみてくださいね。
★普通の英語が聞けないあなたへ
ネイティブの英語は、音の脱落(リダクション)や、連結(リエゾン)が、頻繁に起こります。
それには、基本的なルールがあります。
リダクションやリエゾンのルールを、日本の学校教育では、ほとんど習いません。
知らないと、聞けないのは当たり前なのです。
『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』は、英語の基本発声である喉の開き方から、
リエゾンやリダクションまで、段階を踏みながら習得できるように、まとめられています。
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