イングリッシュブートキャンプ:由美です。
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★母音で苦労する日本人
昨日、日本人が苦手なのは、子音ではなくむしろ、母音のほうだというお話をしました。
昨日の記事は、こちら♪
その代表的な例として、表題の“want”と“won’t”の聞き分け、といったものがあげられます。
似たような組み合わせに、“walk”と“work”なんかも、ありますね。
“coat”と“caught”とか、微妙な母音の違いを、認識できていない場合、困ることがあります。
で、やっぱりこれは、カタカナの弊害もあるな、と思ったのがこちらの記事です。
Perfumeも出演 OK Goの新作MVがすごい! 半日余りで200万再生突破
これは、Yahooの記事です。
再生回数が200万回を超えた、OK Goのミュージックビデオの、タイトルがカタカナで書かれています。
これを最初読んだ時、一瞬意味が、取れませんでした。
『アイ・ウォント・レット・ユー・ダウン』
はいこれ、脳内で瞬時に、英語に変換できますか?
私はできませんでした。
★カタカナの功罪
このブログでは、何度も取り上げていますが、カタカナにすることで、私たちの脳が英語を、
カタカナとして捉えてしまう、という弊害が生じるのです。
この曲のタイトルの、ウォントは、want なのか won’t なのか。
「アイ ウォント・・・」とあると、I want かな、それともI won’tかな、と一瞬迷います。
次に、「レット」とあるので、「I won’t let…」か、とようやく落ち着く。
それだけではありません。
let youは、「レット・ユー」ではなく、「レッチュー」になります。
letの“T”と、続くyou の“Y”が、リエゾンする(音が繋がる)からです。
実際、このPVの始まりの部分、ちょうど15秒あたりで、カタカナで書いたタイトルが、表示されます。
これ↓
ここにはちゃんと、「アイウォント・レッチューダウン」と、書かれていますね。
なのに、なぜわざわざ、「レット・ユー」にしてしまうのか。
アナと雪の女王のヒット曲、「Let It Go」も、「レット・イット・ゴー」になっていましたが、
こうやって、本来の音とは程遠いカタカナをふることが、リスニングの大きな足かせとなっているのです。
★want と won’t の違い
で、本題に戻りますが。
まずはこの曲を、聞いてみましょう。
want と won’tですが、実際のところ、それほど音に違いはありません。
というのもこれ、単体で発音されることなど、まずないからです。
I want/won’t とか、必ず主語とセットで言うために、いわゆるリダクションが起こります。
リダクションとは、音が省略されたり、変化する現象のことを言います。
代表的なものだと、want to が wanna になる、というのは、多くの学習者が旧知のところでしょう。
正確には、won’t の母音は、二重母音で、openの“オウ”と同じです。
want のほうは、but とか cut の母音と同じ。
ただ、この歌のタイトルのように、I won’t let you down.といった文章は、文法を理解していれば、
let という動詞が来る時点で、直前のwon’t が want にはなり得ない、ということがわかるはずです。
それと、I won’t let you down.(あなたを失望させたりしない)は、頻出フレーズなので、
英語学習者なら、絶対にはずしてはならない構文の、一つです。
ちなみにこの曲、歌詞がシンプルで、リズムに乗せやすいです。
一緒に歌って練習するのに、ピッタリな一曲ですね。
歌詞付きバージョンが、こちらにアップされているので、これを見ながら練習してみましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=VIDmX65mtPA
★英語は音とリズムが命
歌を一緒に歌うことで、英語の発音やリズム、リエゾン・リダクションといったものを、
自然に身に付けることができます。
言葉は音で、成り立っています。
正しく発音できることは、リスニングアップにもつながります。
『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』は、英語の基本発声である喉の開き方から、
リエゾンやリダクションまで、段階を踏みながら習得できるように、まとめられています。
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