イングリッシュブートキャンプ:由美ですo(^-^)o
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今日3月8日は国際女性デーです。
女性の人権を高めよう、という国際的な記念日で、国内でもあちこちでイベントが開催されています。
私の友人や知人も、東京と名古屋のイベントでMCをしています。
さて、女性というと私はこの歌をふと思い出すのです。
No Woman No Cry
言わずと知れたレゲエの神様、ボブ・マーリィの名曲。
で、このタイトルの意味を、私は完全に誤解していました。
ひょっとしたら私のほかにも、同じような人がいるかもしれません。
英語と音楽は切っても切り離せない
英語が堪能な人、また発音の良い人に共通しているのが、みな音楽が好きだということです。
言葉は音でできているので、音をよく聞きそのまま口ずさめるくらいに体で覚えてしまうのが、外国語をマスターする近道でもあるのです。
私の周りでも英語好きな人はみんな、中高生くらいから洋楽を好んで聞いています。
そして、カラオケで歌える十八番が、必ず一曲や二曲はあるものです。
ところで、ロックやポップス以外の音楽、たとえばボサノバやレゲエといったジャンルは、英語ネイティブ以外のミュージシャンが多くいます。
レゲエの神様と呼ばれるボブ・マーリィは、ジャマイカ人ですね。
実を言うと、私はそんなにレゲエ音楽には詳しくないので、ボブ・マーリィに関してもほとんど知識がありません。
で、彼の代表曲でもある、『No Woman, No Cry』なんですが、このタイトルの意味を、長らく誤解していました。
これ、いわゆる英語のレトリックを駆使した表現だと、勝手に思い込んでいました。
つまり、
No pain, no gain. 虎穴に入らずんば虎子を得ず
と同じパターンだと、ずっと思ってたんですよ。
No pain, no gain.とは、If there’s no pain, there’s no gain.ということです。
痛みなくして、得るものはない、蒔かぬ種は生えぬ、苦労なくして儲けはない、という故事成語。
名詞だけで終わる、体言止めという手法を取ることで、印象付けているわけですね。
これと、この『No woman, no cry』が同じだと、勝手に思い込んでいたんです。
女性なくして、涙はない。
女性がいなければ、泣くことはない、ということだと勘違いしてたんです。
でも、違ったんですねえ。
Jamaican English-英語にもいろいろあります
ボブ・マーリィはジャマイカンです。
ジャマイカの英語って、いわゆる一般的な英文法とは、異なるようなんですよ。
ここは単純に、「女よ、泣くんじゃない」という呼びかけなんです。
この“woman”というのは、ボブの恋人(妻)のことだとか、まあその辺は色々解釈があるようですがそれはさておき、ここは単純に、「ねえお前、泣くんじゃないよ」という意味だったのです。
No woman, no cry
No woman, no cry
No woman, no cry
No woman, no cry
Said said said I remember when we used to sit
In the government yard in Trenchtown
Oba, ob-serving the hypocrites
As they would mingle with the good people we meet
Good friends we have had, oh good friends we’ve lost along the way
In this bright future you can’t forget your past
So dry your tears I say
No woman, no cry, no woman, no cry
Oh my Little sister, don’t shed no tears
No woman, no cry
Said, said, said I remember when we used to sit
In the government yard in Trenchtown
And then Georgie would make the fire light
Log wood burnin’ through the night
Then we would cook corn meal porridge
Of which I’ll share with you
My feet is my only carriage
So I’ve got to push on through
But while I’m gone…
Everything’s gonna be alright…
CHORUS
No woman, no woman, no woman, no cry, no woman, no cry
Oh, my little darlyn no shed no tears
No woman, no cry, yeah
any sister no she’d no tears, no women no cry
ねえ お前 泣くなよ
ねえ お前 泣くんじゃない
あのさ、思い出したんだけど、トレンチタウンの炊き出し広場に座ってさ
見・・・見てたよねよく
偽善者どもが、俺たちの仲間、善良な友たちと仲良くやっているところを
あの善良な友たちは もういなくなってしまったけれど
輝かしい未来にも 忘れられない過去があるもんさ
だから ほら 涙をふいて
ねえ 可愛い人 泣くんじゃないよ
涙をふいておくれ
ねえ、覚えているかい
トレンチタウンの炊き出し会場で よく座っていたもんさ
ジョージィが松明に火をつけて 丸太を夜通し燃やしてさ
で、コーンミールのおかゆを作ったね それを一緒に食べたね
自分の足だけが頼りだからね
このまま突き進むしかないんだよ
だけど、俺がいなくなっても・・・
きっと大丈夫だからね なにもかもうまくいくから 大丈夫だから
だからお前 泣くんじゃないよ 泣かないで 涙をふいて
対訳:由美
レゲエ音楽を聴いていると、とてもリラックスできてデトックスな気分になりますが、英語学習のツールとしてはレゲエはあまり有効ではありません。
英語のリズムは、ジャズやロックです。
言葉は音で成り立っています。
文法にルールがあるように、発音にもルールがあり、それを知らないと聞くことも話すこともできません。
ネイティブのような流暢さを身に付けるには、コツがあります。
最低限これだけ押さえておけば、あなたの英語は見違えるほど変わります。
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わたしも、レゲエにめちゃくちゃ詳しいわけではないにせよ、ボブ・マーリーは気になっていて、
そして「no woman no cryってそういう意味だったんだ~?」と思ったこと
もあって、えっ、わたしが記事を書いているのかしら?と目を疑ってしまうほどでした
(と生意気なことを言ってすみません…)。
他人とは思えません!
って失礼しました…m(..)m
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>作家・翻訳家 目黒条(めぐろ・じょう)さん
おお、目黒先生も?
なんだか共通項が見つかったようで、嬉しいですぅ~(≧∇≦)
このタイトルは、紛らわしいですよね。
歌詞の内容をよく見れば、わかるんですが・・・
ボブの英語、聞き取りづらいですね。
最初のMCのところ、ううむ・・・って感じです(^_^;)
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こんな時間にこんばんは、こぶです。
この曲が収録されたライヴアルバム(CD)、
わが家にあります。
いつも聴くたびに泣きそうになるのに、
今回のYumiさんの対訳を読んでて
男のくせにポロっときましたよ。
余談ですが
"No pain,no gain"を捩った言葉で
最近ボクが気に入っているのが
"No rain,no rainbow"です。
では、また。
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>こぶさん
どうも、お久しぶりですね。
新しい環境には、そろそろ慣れた頃でしょうか。
また、落ち着いたら食事でもいきましょう♪
ポロっときただなんて、そんな風に言ってもらえると、
翻訳家冥利に尽きますわ、本当に。
嬉しいです、ありがとう。
No rain, no rainbow・・・素敵なフレーズだわ。
No, women no cryと思っていました。
だから特に違和感なかったけど
ダブルミーニングとして掛かってるかもしれないですね。
女性から泣くことの人間性や情を学んだのでしょうかね。
msyさん
コメントありがとうございます。
そうですね、聞けば聞くほど、深い歌だなぁと思わせてくれる名曲ですね。
とても興味深い記事で、気になる内容でした。
訳自体はわかったのですが、
肝心のジャマイカの英語が一般的な英文法とどう違って、どういうルールでこういう訳になったのかの説明が欲しかったです。
womanをyouと訳せばいいのかなと想像は出来ますが、そこから先がわかりません。
たとえば、no woman no angryなら、ねえお前、怒るなよ、となるのでしょうか?