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イングリッシュブートキャンプ:由美です。

ice, cake, home…

これらの単語に共通するのは、二重母音です。

二重母音は簡単そうで、実は意外とハードルの高い母音です。

しかも、そのことに大半の日本人英語学習者が、気が付いていないというやっかいな母音です。

これが原因で、簡単な単語なのにネイティブに通じない、聞き返されるといったことは、よくあることです。

そんな二重母音を、うまく発音するコツについて、解説しました。

二重母音は、実は長い母音

二重母音ってなんでしょう?

まずは、以下の単語、声に出して読んでみてください。


make
eight
today
home
bye
right
coke


簡単じゃん、と思ったあなた。

本当に?

これらの単語、ちゃんと発音できていますか?

二重母音とは、上記の単語にもあるように、“エイ”とか“アイ”とか“オウ”といった母音のこと。
日本語は、「あ・い・う・え・お」といった五つの母音がありますが、それぞれの音が切れたように発音します。
たとえば、「あい」という単語。
これは、「あ・い」というように発音しています。

英語のI(私)は、「あい」ではなく、“アァィイ”です。
二つの母音は切れることなく、続いています。
「ア」から緩やかに「イ」に向かって行く、一続きの母音なのです。
ところが、日本人がこれを発音すると、日本語の「愛」みたいな感じになります。
つまり、アとイが完全に独立していて、それが連続で発音されるんですね。

日本人の発音した「あい」と英語のIを聞き比べてみましょう。



どうですか?

英語のI /ai/ は、ちょっと音が長いのです。
実際、この母音は日本人の私たちは“二重母音”と呼んでいますが、ネイティブは”long vowel”、つまり長母音と呼びます。
1つの母音が長く伸ばされている、ということなんですね。

次に、エイの音です。
これも、日本人が苦手とする音です。
ちなみに、この二重母音が苦手なのは、何も日本人だけではありません。
イギリス系(オーストラリア、ニュージーランド含む)アクセントも、この二重母音に特徴があります。


I went to the hospital to die. (I went to the hospital today. のこと)
病院に死にに行きました。


という、クラシックジョークがあるほど、エイの音がアイになる、というのは有名ですね。
これはオーストラリア訛り、という認識をされている人が多いかもしれませんが、実はイギリス訛りです。
いわゆる、RP(received pronunciation)と呼ばれる、知識階級の話すアクセントは違いますが、一般的な(庶民の)イギリス人のアクセントは、オーストラリアアクセントと似ています。
というより、イギリスアクセントがオーストラリア英語の元になっています。

上記のジョークを知らない人のために、解説しますと、to die と聞こえる部分は、today です。
つまり、「今日病院に行って来ました」と言っているわけです(笑)

ちなみに、この「アイ」になってしまうイギリス人のアクセントを、正しく「エイ」に矯正する、
という有名な映画のワンシーンがありますが、ご存知ですか?
知っているあなたは英語通、または映画通です。

これです。



オードリー・ヘップバーン主演の名画、『My Fair Lady』ですね。
オードリー演じるイライザは、ロンドンの下町の娘さん。
なので、二重母音エイがアイになってしまうのです。
それを、ヒギンズ教授が、上流階級のお嬢さんのように話せるよう、特訓します。
その文章が、これ。

The rain in Spain stays mainly in the plain.

全て、エイの音(赤字の部分)が入っています。
このシーンでは、イライザがちゃんと言えた!と言って、大喜びしていますね。
そんな大層な、と思うかもしれませんが、このアクセントを矯正するのは、結構至難の業です。
実際に私も経験したので、それがよくわかります(^_^;)

日本人は、「エイ」の音が「えー」みたいになりやすいです。
たとえば、英語(えいご)も「えーご」というように、発音してしまいますね。
実際に、日本人発音と、英語の発音を聞き比べてみてください。



どうですか?

違いが、わかりましたか?

「エ」からゆっくりと伸ばすように「イ」に向かって行くイメージです。
「エェェイ」という感じですね。
長めに発音するのが、コツですよ。

最後にもう一つ、“オウ”の音ですが、これも私たち日本人は苦手です。

たとえば、Coke(コーラ)という単語。
これを多くの日本人が、コークと発音しています。
するとどうなるか。
ネイティブには、cockと聞こえます。
cockは雄鶏のことですが、他に男性器を指す単語でもあるのですΣ( ̄ロ ̄lll)

I like Coke.

なんて、カタカナ発音で言ってしまった日には、えらいこっちゃになってしまいます。
それほど、二重母音(長母音)は、重要なのです。

日本人は「オウ」の音を、「オー」と口を丸めずに発音してしまいます。
この音は、最後に口を丸めることが大事なのですが、ついついそれを忘れてしまいがち。
すると、こんな感じになってしまいます。



この音もやはり、「オ」からゆっくりと長めに発音し、徐々に唇をすぼめて「ウ」に向かって行きます。
「オォォウ」という感じですね。

二重母音は、決して難しい音ではありません。

ほんのちょっと気をつけさえすれば、誰でも正確に発音できるのです。
けれども、この「ちょっと気をつける」というのが、案外忘れてしまったり、そもそも正しい音を理解していなかったりするために、多くの日本人が苦労する羽目に陥っているんですね。

日本語は英語と比べて、口周りの筋肉(口輪筋)や表情筋をあまり使わない、省エネ言語です。
そのため、こういった母音が苦手なのです。


二重母音を正しく発音するためには、唇、舌、あごを動かすトレーニングをしましょう。


こちらの動画で、Yumiがトレーニング方法を解説しています。


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今まであまり二重母音に注意を払っていなかった方は、ぜひこれからは気をつけるようにしてみてください。

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もう何年も英語を勉強してきているのに、話せるようにならない・・・
リスニングすらままならない・・・
そこそこ読めるのに話せない・・・
TOEICならまあまあのスコアが出るのに、ちっとも話せない・・・
どうやってもネイティブに聞き返される、英語が通じない・・・


といった悩みを、あなたも抱えていませんか?

私は英語を教え始めて25年以上になりますが、こういった悩みは昔から変わることなく頻繁に耳にするものです。
日本人は中高で6年間、英語を勉強してきています。
その後大学や、個人的に英会話を習うなどすると、10年以上英語に取り組んできている人も少なくありません。
なのになぜ、いつまでも同じ悩みを抱え続けるのでしょうか。


それは、日本人が間違った学習のしかたをしているからです。


英語は、日本語よりはるかに音の種類の多い言葉です。
たとえば母音ひとつとってみても、日本語には「あいうえお」の5つしかありませんが、英語は20以上あります。
母音だけで英語は日本語の4倍以上あるのです。
わたしたちには似たように聞こえる音でも、ネイティブにとっては「い」と「お」ほどの差があるのです。

色に例えて言うなら、単純に「青」に見える色も、ネイティブにとっては微妙に少しずつ違う。
スカイブルーもあればネイビーブルーもある、ターコイズもある、というようにそれぞれ違う色として認識されるのです。
日本人はまず、正しく音を認識する必要があります。

系統だてて音を理解し、慣れていくことで英語はスッと耳に入ってくるようになります。
そして、正しい発声と口を動かす訓練を続けることで、ネイティブのような発音・流暢さを身に付けることができます。
まずは、正しい音のルールを、理解するところから始めましょう。
わたしたちは学校で、まともに英語の発音を習うことがありません。
習ったとしても、「THは舌をかむ」だとか「Rは巻き舌にする」だとか、間違ったことを教わっている可能性が高いのです。


自分が言えるフレーズは必ず聞き取れます。


音を聞き取れたからと言って、必ずしもそれと同じように言えるとは限りません。
けれども真似して言える音は、必ず聞き取れます。
言ってることは大体わかるけど話せない、という人はいても、英語はぺらぺらだけどリスニングは全然できないという人は、いないのです。
自分が正しく言える、ネイティブのように言えるフレーズは、必ず聞き取れます。
発音矯正をすることは、そのままリスニングの向上に繋がる、一石二鳥のトレーニング方法なのです。


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発音矯正歴25年以上、歌手、俳優など多くの著名人を指導してきたノウハウを生かし、Yumiが書き下ろしたダウンロード教材です。
Yumi自身、帰国子女でもなんでもありません。
日本人として普通に国内で教育を受け、試行錯誤の上ネイティブに近い流暢さを身に付けました。
なので、日本人が苦手な音や苦労する点を、熟知しています。


英語は難しい言語ではありません。


もしも英語がそれほどまでに難しいのであれば、世界共通語にはなっていないはずです。
英語はシンプルで、習得しやすい言語です。
ただ、わたしたち日本人の言語感覚と違う部分があるため、そこでつまずいている人が多いというだけなのです。

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著者プロフィール:明場由美子(Yumi)
大阪大学文学部卒、オクラホマシティー大学社会学専攻
フリーランス通訳、大手英会話講師、企業トレーナー、外資系出版社セールスマーケティングを経て2010年に独立、English Boot Campを立ち上げる。

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監修本:『ネイティブ発音が3D映像でわかる!英語の発音トレーニングBOOK DVD1枚CD3枚付き』(西東社)-Amazonランキング発音部門で第1位!

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