イングリッシュブートキャンプ:由美です。

「英単語・フレーズを簡単に覚える方法」でも紹介しましたが、和訳英訳、直訳方式はとても危険。

なにがまずいかと言うと、ニュアンスを誤ってしまうことがあるからです。

今回のテーマは、日本人がやってしまいがちな、大失敗について取り上げます。

最後まで読んでね(* ‘-^) ⌒☆

liarは絶対に使ってはいけない

よく「えー、うそ?!」「うそでしょう?」と、日常的に言いますよね?

まさか、それホント?
信じられな~い!
うそ~~~!

これらはみな、軽口であって深刻なニュアンスは、いっさいありません。
日本語だと、そうですよね?

ところがこれを英語に直訳すると、大変なことになってしまうのです。

You are a liar.
You lie.

なんて、もし言ったらもう、「俺は嘘つきなんかじゃねぇ!」と、相手を怒らせてしまうかもしれません。

liar(嘘つき)という単語は、かなり強い意味合いがあります。
また、You lie(あなたは嘘を言っている)というのも、日本語の「うそ~」とは全く重みが違います。

もしも外国人から「あなた、嘘つきですね」と言われたら、どう感じますか?
ちょっと、カチンときますよね?
英語も同じで、lieとかliarという単語は、こういう時には使わないのです。

では、「え~、うそ~~~」「マジで~?!」と言いたいとき、なんと言えばいいのでしょう。

答えは、

No kidding!

です。

発音は、“ノーキディン”
これは非常によく使う、いわば慣用フレーズなんですね。
ドラマや映画を見ていても、しょっちゅう出てきます。

You’re kidding!

とも言います。
こちらは、“ャキディン”
ユーアーキディングにならないように、気を付けましょうね。


「うそだよ~ん」とか「なんちゃって~」と言いたいときは、

Just kidding!

と言いましょう。

発音は“ジャスキディン”です。
こちらもよく使います。

こういう会話表現は、学校英語ではなかなか覚えられません。
映画やドラマに出てくるセリフを参考にしたり、実際にネイティブと会話することで蓄積していきましょう。

知らなかった~、という人はぜひ、これを機に覚えて使ってみてください。

英語は音とリズムが命

You are kidding.というフレーズ、これは「ユーアーキディング」ではありません。

You are は音が短縮されて、yourとなります。
さらに、人称代名詞とBe動詞にはストレスが乗りませんから、音は極めて弱く短く、“ヤ”となります。

また、ingは、語尾のgをほとんど発音しません。
なので、kiddin’(キディン)となります。

You are kidding. ャディン(キのところにストレス)。

ユーアーキディングだと思っていると、ネイティブに「ャキディン」と言われた時、聞き取れません。
正しい発音とリズム、これを身に付けることが、リスニングを鍛える一番の近道です。
まずは、発音の基本ルールを理解するところから、はじめましょう。


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