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こんにちは!イングリッシュブートキャンプの由美です。

多くの方から、どうすれば英語がナチュラルに話せるようになるのか、また、ネイティブの普通の会話が聞き取れるようになるのか、という質問を受けます。

日本人英語学習者の特徴や陥りやすい落とし穴は、同じ日本人にしかわからない部分がたくさんあると私は思っています。
過去25年以上にわたり、述べ5千人の日本人学習者に発音矯正を行ってきた由美が、日本人英語にありがちなパターンについて、お話したいと思います。

まず、日本人英語にありがちな3つのタイプについてお話します。

大抵の方が、以下の3タイプのどれかに当てはまります。

1.カタカナ英語タイプ
2.巻き舌タイプ
3.子音強調タイプ


まずは自分がどのタイプか見極め、改善策を見て行きましょう。

Do you speak english?

1.つい母音を入れてしまうカタカナ英語タイプ

まずはこちらの音声を聞いてください。

I’d like to go to Australia.



これは日本人の英語に一番よく見られるタイプです。
英語は子音で始まり子音で終わるのが基本ですが、日本語は違います。

Wa ta shi wa o na ka ga su ki ma shi ta (わたしはお腹が空きました)

というように、常に母音で切れ、母音で終わります。

子音で終わるという英語の感覚にどうしても違和感を覚えるため、無意識のうちに小さな“ウ”や“オ”を入れてしまうのです。

また、Australia は「オーストラリア」と日本語にもなっているため、つい英語でも日本語のカタカナ読みが出てしまいます。
日本語は外来語(カタカナ語)が多いので、これも私たち日本人英語学習者の足を引っ張る原因となっています。

もう一つ、重要なポイントがあります。

それは、イントネーション(抑揚)です。

日本語(特に共通語)は、イントネーションが英語と比べて平坦です。
そのため、個々の発音に気を付けていても抑揚が乏しいと、全体的に英語らしくない話し方になってしまうのです。
また、カタカナ発音とイントネーションはリンクしていることが多く、ついつい母音を入れて話しがちな人は、イントネーション(抑揚)も不自然な場合が多いです。

なんとなく自分の英語がカタカナっぽい、と感じる人は、同時にイントネーションにも気を付けてみてください。
英語のイントネーションは、思っている以上に豊かです。
3倍くらい大げさにやってみて、ちょうどいいくらいだと心得ましょう。

2.むやみにRを入れてしまう巻き舌タイプ

次に多いパターンがこのタイプです。

「英語=巻き舌」

という先入観が頭の中にあるため、すべての単語をRっぽく発音してしまうのです。



この例文にはRは一か所しかありません。
Australia のRです。
にもかかわらず、likeもRっぽく発音してしまったり、全体的に籠った感じの話し方をしてしまっています。
男性の場合、まるでダースベイダーのような話し方になってしまう人もいます。

英語は巻き舌ではありません。
また、全ての音が籠って発音されるわけでもありません。

自分の英語を録音して聞いてみてください。
もしもどことなく巻き舌っぽい発音だったり、籠って聞こえるという人は、一度お腹から「あー」と声を出してみましょう。
3メートル先くらいにいる人に、声が届くように意識して話すようにすると、籠った発声が改善されますよ。

3.英語は子音が重要!-子音強調タイプ

最後は、とにかく英語は子音が命だから子音を強く!という、子音強調型です。

こちらを聞いてみてください。



全体的に子音が強すぎて、スタッカートが効いたような話し方になっています。
これは、徹底して子音を平等に強く発音しているせいです。

英語にはリダクション(音の弱化、脱落)というものがあります。

ストレスの乗っている箇所は子音を100%で発音しますが、乗っていない箇所や語尾の子音は弱くなります。

ここでは、

I’d like to go to Australia.

赤字の子音は、かなり弱く発音されます。
全ての子音を同じように強く発音すると、不自然な感じになってしまうのです。

英語は音が繋がっていく言語です。
この、音が繋がる現象をリエゾンまたはリンキングと言いますが、これを意識して話さないとナチュラルな英語になりません。

では、こういったことを踏まえて、ナチュラルな英語を聞いてみましょう。



どうでしょう?

赤字の部分はほとんど聞こないのが、わかるかと思います。
また、like、go、Australia といったいわゆる“内容語”に、ストレスが置かれているのがわかるでしょう。

内容語とは、文章の重要な内容を表す品詞です。
動詞や名詞、形容詞、副詞などが代表的です。
それに対して、文の機能を表す“機能語”として前置詞、冠詞、代名詞・人称代名詞などがありますが、これらにはストレスが乗りません。

こういった英語を話す時のルールは、学校では習わないため、多くの日本人学習者が間違った発音、読み方・話し方をしているのです。

英語は音とリズムが命

自分の英語がどのタイプに一番近いか、わかりましたか?
どれか一つというわけではなく、少しずつ全部が混じったような話し方をしているということも、もちろんあるでしょう。
また、長く英語をやってきている人ほど、我流の発音や話し方が身についてしまっている可能性もあります。

英語はスポーツや楽器と同じで、筋肉の反復訓練が必要です。
正しい動き(音)を覚え、それを何度も繰り返して定着させる。
定着したら今度は、それを一連の流れとしてスムーズにできるよう、訓練します。
えいやっ!!と頑張って4回転ジャンプしても、その後の着地が乱れて優雅に滑ることができなくなったら、意味がありませんね?
英語も同じなのです。

まずは、地道に個々の音を訓練すること。
そして音の繋がり(リエゾン)やリダクションに慣れること。
正しいリズム、イントネーションで言えるように、機能語や内容語を意識してフレーズを言うようにすること。

これを徹底させましょう。

英語は難しい言語ではありません。

もしも英語がそれほどまでに難しいのであれば、世界共通語にはなっていないはずです。
英語はシンプルで、習得しやすい言語です。
ただ、わたしたち日本人の言語感覚と違う部分があるため、そこでつまずいている人が多いというだけなのです。

日本の中学や高校は、受験対策を中心にカリキュラムを組まれているため、語学の基本である発音に時間を割くことができません。
なので、平均的な日本の教育を受けてきた人は、もっとも重要なこの発音に関して、ほとんどまともに学習していないのです。
習っていないのだから、できなくて当然なのです。

言葉は音から成り立っています。
それを知らずして、話せるようにも聞けるようにもなりません。
まずは発音の基本ルールを、きちんと理解するところから始めましょう。

『Yumiの脱カタカナ英語マニュアル』は、英語を話す上で特に発声のしかたについて、Yumiが動画でわかりやすく解説しています。
また、個々の子音や母音だけでなく、リエゾンやリダクション、英語のリズムといった日本人がつまずきやすいポイントを、わかりやすく解説しています。

これであなたの声は、日本人声から英語声に変身します。

さあ、あなたもこのマニュアルでネイティブの流暢さを身に付けましょう。

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著者プロフィール:明場由美子(Yumi)
大阪大学文学部卒、オクラホマシティー大学社会学専攻
フリーランス通訳、大手英会話講師、企業トレーナー、外資系出版社セールスマーケティングを経て2010年に独立、English Boot Campを立ち上げる。

著書・監修書

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